その他金融業

【2023年:おすすめ日本高配当銘柄紹介】8591:オリックス〜景気敏感株〜

ハイサーイ!うちなーんちゅ(@utina-nntyu)です!

今回の記事は

  • 今から高配当株投資を始めようと思っているんだけど…
  • ネット上にある情報が多すぎて何を参考にしていいか分からない
  • 銘柄分析する時間がないから、優良な個別銘柄の情報を教えて!

という”あなた”へ向けて、日本高配当株の個別銘柄について紹介・解説して行きます。

今回は、大手総合金融サービス企業の【オリックス】について解説して行きます。

まず結論から言います。私の投資判断基準と照らし合わせると、、、

”オリックス”は

愛せる銘柄」です!

私は高配当株投資を始めて、3年で年間20万円を超える配当金を得ることができました。しかし3年前は、なにも分からない状態から始めて何度も失敗を繰り返し、勉強しながら現在の配当金を得られるようになっています。

そこでこの記事では、高配当株投資初心者でも迷わずに優良銘柄を選定することができます。「高配当株投資の基本」となる企業情報や株式指標を用いながら解説していきます。

この記事を読むことで、なぜ”オリックス”が愛せる銘柄なのか?。オリックスがどんな会社なのか。オリックスの企業業績や、私の投資基準を基にした投資を判断する時期などを知ることができます。

それでは早速解説していきます。

この記事がおすすめの人
  • ”オリックス”に投資をしようと考えている人
  • これから高配当株投資を始めたい・始める人
  • 高配当株で何に投資していいか分からない人
  • 時間に余裕がなく、銘柄分析ができない人
  • ”うちなーんちゅ”の投資基準を知りたい人

オリックスについて(2023年時点)

オリックスってどんな会社?

オリックスってどんな会社?
  • 大手総合金融サービス企業
  • 設立:1964年4月
  • 資本金:3,344,812百万円
  • 社員数:33,253名
  • 時価総額:2.5兆円
  • 売上高:2.5兆円を超える
  • 事業内容:リース、不動産、銀行、クレジット、事業投資など10の事業で構成

業種(セクター)・株式市場・サイズ

  • 業種(セクター):その他金融業
  • 株式市場:プライム市場
  • サイズ:大型株

うちなーんちゅの投資判断基準

うちなーんちゅ投資判断基準
  1. EPS:維持もしくは右肩上がり
  2. PER:15倍以下
  3. 配当金推移:右肩あがり
  4. 配当利回り:3.75%以上
  5. 配当性向:理想は30〜50%
  6. 営業利益率:理想は10%以上
  7. 自己資本比率:最低でも40%以上・80%以上は最高!
  8. その他:過去の配当利回りを見て、投資妙味が出てきたとき
うちなーんちゅ

上記の基準をもとに投資するかを決めています!!

オリックスの企業分析(2023年時点)

ここからは、各指標を

【優:◎→3点】・【良:◯→2点】・【不可:×→1点】の3段階評価で評価して行きます。

  • 愛せる銘柄:16点以上
  • 保有を検討する銘柄:12〜15点
  • 愛せない銘柄:12点以下

※私の個人的・独断的な見解なので参考になれば嬉しいです。

株価

過去10年をみると株価は、1200円から2400円の間を推移しています。2020年には、コロナショックで株価は大幅な下落を見せましたが、現在は株価も右肩上がりで回復しています。

最近では増配を発表したことによって株価が上昇しました。キャピタルゲイン・インカムゲイン両方を享受できそうな銘柄ですね。

時価総額は、2023年6月時点で約2.84兆円となっています。

うちなーんちゅ

ここからは企業分析をしっかり行っていきたいと思います!

EPS(1株あたりの純利益)

まずEPSとは、「Earnings Per Share」の略で、1株あたり純利益(当期利益や当期純利益など)ともいわれます。1株あたりの利益がどれだけあるのかを示すものです。

EPSは、当期純利益÷発行株式数の計算式で求めることができます。

引用元:バフェットコード

EPSは2021年に大幅に下落をしましたが、2022年・2023年と改善傾向となっています。株価もコロナショック以降回復傾向であり、このまま業績に応じてEPSも右肩上がりとなってくれたらいいですね。

上記の点を踏まえるとEPSに関しては、「」と判断しました。

PER

PERとは「Price Earnings Ratio」の略で、株価が1株あたりの純利益(EPS)の何倍まで買われているか。

現在の株価が、その企業の利益と比べて、割高か割安かを判断するのに使われる指標です。

PERは、株価÷EPSの計算式で求めることができます。

引用元:バフェットコード

PERに関しては、過去3年間を見ても概ね10倍以下を推移しています。このグラフを見ても、オリックスは”格安”という形で放置されていることが分かります。

株価とPERと相談しながら、投資の時期を検討したいところですね。

PERは10倍を下回っているため「」と判断しました。

配当金推移

引用元:バフェットコード

オリックスは、14年連続で減配はありません。また10年間で配当金は約3.5倍に成長しています。理想的な配当金の推移ですね。

上記の点を踏まえると、配当金推移は「」と判断しました。

配当利回り

配当利回りとは、株価に対する「配当金額の割合」を示す指標です。

配当利回りは、1株あたりの年間配当金÷株価×100(%)の計算式で求めることができます。

引用元:IRバンク

2023年6月現在は、配当利回り4%付近を推移しています。正直なところ、現在の利回りであれば購入を検討してもいい利回りであると考えています。

2020年のコロナショック頃は、配当利回りがなんと5%を超えていました。高配当株投資では、優良銘柄のこういったチャンスを見逃さないことが重要ですね。

2023年6月時点では、配当利回り3.75%を上回っているため、「」と判断しました。

配当性向

配当性向とは、会社が税引後の利益である当期純利益のうち、どれだけを配当金の支払いに向けたかを示す指標です。

配当性向は、1株あたりの配当額÷1株あたり当期純利益×100%の計算式で求めることができます。

引用元:IRバンク

配当性向は過去10年間、現在は30%台で推移しています。増配しても配当性向30%を保てるのは、素晴らしいの一言につきます。

このグラフを見る限りでは、今後も増配が期待できる状況ではないかと推測できます。

そのためチェックポイントと照らし合わせても、配当性向は「」と判断しました。

営業利益率

営業利益率とは、効率良く稼げているか、すなわち「企業の稼ぐ力」みる指標となっています。

営業利益率は、営業利益÷売上高×100(%)の計算式で求めることができます。

引用元:バフェットコード

一般的に営業利益率が10%を超えると、稼ぐ力がすごいと言われます。

グラフを見てみると、近年は営業利益率は10%付近で推移しています。営業利益率も素晴らしいの一言ですね。

チェックポイントと照らし合わせると、営業利益率は「」と判断しました。

自己資本比率

自己資本比率とは、総資本における自己資本の比率を指します。自己資本比率は、企業の財務の安全性を分析するために用いられる指標です。

一般的には、自己資本比率が高い方が財務健全性が企業と判断されます。

自己資本比率は、自己資本÷総資本×100(%)の計算式で求めることができます。

引用元:IRバンク

オリックスの場合、直近の自己資本率は20%となります。

オリックスの事業は、主にリース業などが含まれています。

リース事業は、業界全体を通して自己資本比率が低い傾向にあります。リース事業は、高額な設備や物件を買い上げるために”借入資金”が必要になります。

これが会計上で「負債」という形で記載されるため、自己資本比率が低くなる傾向になります。

今回はチェツクポイントと照らし合わせるため、自己資本比率は「×」と判断しました。

その他確認項目

キャッシュフロー計算書

オリックスのキャッシュフローは、しっかり本業で稼ぎ、投資を行い、借金返済・株主還元を行っているキャッシュフローになります。

このキャッシュフローの形は、健全型のキャッシュフローとなります。

投資キャッシュフローでは、顧客への営業貸付金の実行が最大となっています。この営業貸付金とは、消費者金融など金銭の貸し付けを主な業務とする企業が、営業目的で顧客に貸し付ける資金のことをいいます。

財務キャッシュフローでは、満期日が3ヶ月超の借入債務の返済が最大となっています。投資や借入金の支払いに充てている状態ですね。

事業リスク

次にオリックスの懸念点・事業リスクを確認していきます。有価証券報告書では、上記画像で記した懸念点・事業リスクが記載されています。

いくつか挙げられたリスクの中でも、流動性のリスクはチェックしておきたいところです。

この流動性リスクとは、市場の混乱や財務状況の悪化により、オリックスグループが必要な資金を確保できなくなるリスク、または非常に高い金利でしか資金を調達できなくなるリスクのことを指します。

オリックスの主な資金調達方法には、銀行などの金融機関からの借入、資本市場からの資金調達、預金などがあり、 必要な資金を適正なコストで調達できない場合、オリックスの事業活動、財政状態および経営成績に重大な影響を与える可能性があります。

さらに、会社の信用格付けが引き下げられた場合、より高い金利負担と資金調達の困難に直面する可能性があるとのことです。この点に関しては、四半期決算などで影響が出ていないかの確認が必要となりますね。

株主還元政策

配当政策・自己株式取得

当社は、株主の皆様への安定的な利益還元を経営の重要課題と考えております。同時に、業績に応じた利益還元を行う必要があることを認識しております。財務体質の強化、内部留保を図りつつ、当期純利益や財務状況、配当性向などを総合的に判断して配当を行うことを利益配分に関する基本方針としております。

内部留保資金につきましては、経営基盤の充実に活用してまいります。

引用元:EDINET

うちなーんちゅが購入を検討するポイント

わたくし、うちなーんちゅが”オリックス”を購入するポイントは、、、

うちなーんちゅ

個人的には、”配当利回り4%”・”株価2140円”を一つの目安としています!

現在は4%付近を推移しており、個人的には今の水準でも購入してもいいと思っています。欲を言えば、上記基準を満たしてほしいところですね。

まとめ

  1. EPS(1株あたりの利益):◎
  2. PER:◎
  3. 配当金推移:◎
  4. 配当金利回り:◎
  5. 配当性向:◎
  6. 営業利益率:◎
  7. 自己資本率:×

結果: ◎→6 ◯→0 ×→1 

合計:19/21点

  • 愛せる銘柄:16点以上 
  • 保有を検討する銘柄:12〜15点 
  • 愛せない銘柄:12点以下

以上の結果より、オリックスは私の投資基準に照らし合わせると「愛せる銘柄」となります。

オリックスは、大手金融総合サービス企業であり、時価総額2.5兆円を超える大型株です。業績も安定しており、株主還元にも積極的な企業でもあります。

米国・ヨーロッパ・アジアを含む30カ国以上で事業を展開しており、単一の市場への依存を軽減させるなどビジネスへのリスク管理も盤石です。

配当金は、2009年〜2023年までの14期連続非減配となっています。株主優待は今年度で廃止されますが、長期で保有するには良い銘柄ではないでしょうか。

最後に、これから高配当株投資をはじめる”あなた”へ。投資は決して安全なものではなく、リスクを伴うものです。

しかしそのリスクを許容して高配当株投資をはじめることができれば、月1万円の”不労所得”も夢ではありません。

この記事を読んで、高配当株投資をはじめるきっかけになったらと思います。

これから高配当株投資をはじめる方向けに、おすすめ口座の紹介を別記事にまとめています。ぜひご覧ください。

うちなーんちゅ

最後まで読んでいただきありがとうございます!それでは次回の記事も”ユタクシウニゲーサビラ

※この記事では日本個別銘柄をご紹介しましたが、あらゆる意思決定、最終判断はご自身の責任において行われますようお願い致します。ご自身の資産運用等において、損害が発生した場合、筆者は一切責任を負いません。