ハイサーイ!うちなーんちゅです!(@utina-nntyu)
今回の記事は
- 今から高配当株投資を始めようと思っているんだけど…
- ネット上にある情報が多すぎて何を参考にしていいか分からない
- 銘柄分析する時間がないから、優良な個別銘柄の情報を教えて!
という”あなた”へ向けて、日本高配当株の個別銘柄について紹介・解説して行きます。
今回は、地方銀行の債権管理システムなどを提供する【アイティフォー】について解説します。
まず結論から言います。私の投資判断基準と照らし合わせると、、、
”アイティフォー”は
「愛せる銘柄」です!
私は高配当株投資を始めて、3年で年間20万円を超える配当金を得ることができました。しかし3年前は、なにも分からない状態から始めて何度も失敗を繰り返し、勉強しながら現在の配当金を得られるようになっています。
そこでこの記事では、高配当株投資初心者でも迷わずに優良銘柄を選定することができます。「高配当株投資の基本」となる企業情報や株式指標を用いながら解説していきます。
この記事を読むことで、なぜ”アイティフォー”が愛せる銘柄なのか?。アイティフォーがどんな会社なのか。アイティフォーの企業業績や、私の投資基準を基にした投資を判断する時期などを知ることができます。
それでは早速解説していきます。
- ”アイティフォー”に投資をしようと考えている人
- これから高配当株投資を始めたい・始める人
- 高配当株で何に投資していいか分からない人
- 時間に余裕がなく、銘柄分析ができない人
- ”うちなーんちゅ”の投資基準を知りたい人
アイティフォーってどんな会社?(2023年時点)

株式会社アイティフォーは、システムインテグレーション、ITコンサルティング、ソフトウェア開発、ネットワークサービスなどを提供する独立系の総合ITベンダーである。
債権の督促を行なう「延滞債権管理システム(オートコールシステム)」は、国内の70%超の地方銀行様から採用いただくなど、金融機関における債権回収業務システムの分野で圧倒的なシェアを獲得している。
業種(セクター)・株式市場
- 業種(セクター):情報・通信業
- 株式市場:プライム市場
会社概要
- 創業:1972年12月2日
- 資本金:11億24百万円
- 社員数:488名(2022年3月31日現在 役員、パート社員除く)
事業内容
- 金融機関向けソリューション
- 公共機関向けソリューション
- 小売業/EC事業者向けソリューション
- キャッシュレス決済ソリューション
- コンタクトセンターソリューション
- セキュリティソリューション
- 基盤ソリューション
- カスタマーサービス
うちなーんちゅの投資判断基準
- EPS:維持もしくは右肩上がり
- PER:15倍以下
- 配当金推移:右肩あがり
- 配当利回り:3.75%以上
- 配当性向:理想は30〜50%
- 営業利益率:理想は10%以上
- 自己資本比率:最低でも40%以上・80%以上は最高!
- その他:過去の配当利回りを見て、投資妙味が出てきたとき
上記の基準をもとに投資するかを決めています!!
アイティフォーの企業分析(2023年時点)

各企業の投資判断する指標を
【優:◎→3点】・【良:◯→2点】・【不可:×→1点】の3段階評価で評価しています
- 愛せる銘柄:16点以上
- 保有を検討する銘柄:12〜15点
- 愛せない銘柄:12点以下
※私の個人的・独断的な見解なので参考になれば嬉しいです。
株価

株価は、2018年に急騰しています。この要因としては、ホワイトカラー業務をロボットにより自動化するRPA分野の新商品が業績に寄与したこと。また業績が好調であったこともあり、株価が急騰して連日ストップ高を連発していました。
その後、目先の材料出尽くしで、下落が継続し現在は800円付近で推移しています。
アイティーフォーは投資を行なっても良い銘柄なのか。また投資をするなら、いつ投資を検討する時期なのか。企業業績を踏まえて見ていきたいと思います。
企業の業績などを早速確認していきます!
四半期業績(経営成績に関する説明)
2023年3月期 第3四半期決算短信(2023年2月9日更新)
損益面では、前連結会計年度の期首から適用された収益認識会計基準等により前年同期に計上した売上・利益増の影響が当四半期連結累計期間ではなくなったことや為替の円安傾向の影響を受けております。
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高は12,502百万円(前年同期比97.9%)、営業利益は2,150百万円(前年同期比92.1%)、経常利益は2,227百万円(前年同期比92.3%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,514百万円(前年同期比93.9%)と減収減益となりました。
引用元:アイティフォーHP
EPS(1株あたりの純利益)
まずEPSとは、「Earnings Per Share」の略で、1株あたり純利益(当期利益や当期純利益など)ともいわれます。1株あたりの利益がどれだけあるのかを示すものです。
EPSは、当期純利益÷発行株式数の計算式で求めることができます。
引用元:バフェットコード
- 右肩上がり:◎
- 横ばい:◯
- 右肩下がり:×
EPSに関しては、長期的にみると右肩上がりです。また2023年のEPSは低下が予想されています
EPS減少に関しては、売上高がシステム開発・販売は外部環境により計上予定の案件が期ずれし減収。営業利益では、コロナ規制緩和で営業活動活発化、人財投資・社内基盤強化による経費増により利益が減少したことが要因として挙げられます。
通期の業績見通しは、「期初の計画から変更なし」との記載あるため、特に問題ないと考えています。
今回EPSは右肩上がりであるため「◎」と判断しました。
PER
PERとは「Price Earnings Ratio」の略で、株価が1株あたりの純利益(EPS)の何倍まで買われているか。
現在の株価が、その企業の利益と比べて、割高か割安かを判断するのに使われる指標です。
PERは、株価÷EPSの計算式で求めることができます。

- RER15倍以下:◎
- PER15〜20倍:◯
- PER20倍以上:×
PER20倍を超えると割高と判断します。私の場合上記の数値が判断材料となっています。
PERに関しては、現在PER12倍となっています。ここ1年はほとんど変化はなく、PER10〜12倍付近を推移しています。購入を検討するのであれば、PER10倍で購入したいと考えています。
現在のところPERは15倍を下回っているため「◎」と判断しました。
配当金推移
引用元:バフェットコード
- 右肩上がり:◎
- 横ばい:◯
- 右肩下がり、減配がある:×
配当推移に関しては、2005年から2023年まで18年連続非減配の銘柄となります。高配当株投資家にとっては、株主還元の姿勢に好感が持てます。
アイティフォーの配当政策では、「株主還元の基本方針として、現在の1株当たり配当額を維持しつつ、業績や財務状況を勘案しながら、中期的には連結配当性向30%程度を目指し配当を実施」と記載があります。
アイティフォーは、通信業界で業績は安定的であること・為替の影響を受けないこと。配当政策での基本方針で、「1株当たり配当額を維持する」と記載があるので、今後も安定的に配当を出し続けてくれると考えています。
今回、配当金推移は右肩あがりであるため「◎」と判断しました。
配当利回り
配当利回りとは、株価に対する「配当金額の割合」を示す指標です。
配当利回りは、1株あたりの年間配当金÷株価×100(%)の計算式で求めることができます。
引用元:IRバンク
- 配当利回り3.75%以上:◎
- 配当利回り3.0〜3.75%:◯
- 配当利回り3.0%以下:×
グラフでは2022年3月の配当利回りが3.81%となっています。2023年3月時点では、配当利回り3.5%であるため、1年前の水準であれば買い増しを検討していました。
現在、日経平均株価が不安定であるため監視していきたいと思っています。
チェックポイントと照らし合わせると、今回配当利回り3.75%を下回っているため、「◯」と判断しました。
配当性向
配当性向とは、会社が税引後の利益である当期純利益のうち、どれだけを配当金の支払いに向けたかを示す指標です。
配当性向は、1株当たり配当額÷1株当たり当期純利益×100(%)の計算式で求めることができます。
引用元:IRバンク
- 配当性向30〜60%:◎
- 配当性向0〜20%:◯
- 配当性向70%以上:×
配当性向は、過去10年間30%〜50%台を推移しています。
配当政策では、「業績や財務状況を勘案しながら、中期的には連結配当性向30%程度を目指し配当を実施」と記載されており、配当性向30%が今後見ていく上で一つの基準になります。
現在の水準であれば、問題なく配当の維持〜増配を実施できると考えています。
チェックポイントと照らし合わせると、配当性向は「◎」と判断しました。
営業利益率
営業利益率とは、効率良く稼げているか、すなわち「企業の稼ぐ力」みる指標となっています。
営業利益率は、営業利益÷売上高×100(%)の計算式で求めることができます。
引用元:バフェットコード
- 営業利益率10%以上:◎
- 営業利益率6〜9%:◯
- 営業利益率5%以下:×
一般的に営業利益率が10%を超えると、稼ぐ力がすごいと言われます。
このグラフを見てみると、2023年の予想では、営業利益率は10%を超えています。素晴らしい営業利益率ではないでしょうか。
過去の営業利益率の水準を見ても、概ね10%を超えて推移しているため、今後も安定的に稼ぎ続けてくれると個人的に見込んでいます。
また国内の金融機関における債権回収業務システムの分野で、地方銀行から70%超と圧倒的なシェアを獲得していることも、安定的に稼いでくれる要因の一つではないでしょうか。
チェックポイントと照らし合わせると、営業利益率は「◎」と判断しました。
自己資本比率
自己資本比率とは、総資本における自己資本の比率を指します。自己資本比率は、企業の財務の安全性を分析するために用いられる指標です。
一般的には、自己資本比率が高い方が財務健全性が高い企業と判断されます。
自己資本比率は、自己資本÷総資本×100(%)の計算式で求めることができます。
引用元:IRバンク
- 自己資本比率80%以上:◎
- 自己資本比率40〜70%:◯
- 自己資本比率40%以下:×
アイティフォーの場合、2023年3月時点では自己資本率は80%を超えて推移しています。B/Sを確認しても、流動比率も100%を超えており、なおかつ純資産も利益過剰金が乗っかり順調に増えているため、財務的にも問題ないと考えています。
チェックポイントと照らし合わせると、自己資本比率は「◎」と判断しました。
株主還元政策

配当政策・自己株式取得
配当方針:当社は、株主への利益還元を重要な経営課題の1つと認識しており、業績や財務状況を勘案しながら、安定的かつ継続的に配当を行うことを基本方針とし、現在の1株当たり配当額を維持しつつ、連結配当性向30%程度を目指し配当を実施しております。
引用元:EDINET
うちなーんちゅが購入を検討するポイント

わたくし、うちなーんちゅが”アイティフォー”を購入するポイントは、、、
ズバリ「利回り3.75%以上」です!!
個人的には、この水準が購入を検討する位置付けとしています。投資判断基準も多くの項目で良い成績を残しており、配当政策も好感を持てます。
監視銘柄としてチェックしていきながら、上記配当利回りを超えるのであれば購入を検討したいと思います。
まとめ

- EPS(1株あたりの利益):◎
- PER:◎
- 配当金推移:◎
- 配当金利回り:◯
- 配当性向:◎
- 営業利益率:◎
- 自己資本率:◎

結果: ◎→6 ◯→1 ×→0
合計:20/21点
- 愛せる銘柄:16点以上
- 保有を検討する銘柄:12〜15点
- 愛せない銘柄:12点以下
以上の結果より、”アイティフォー”は私の投資基準に照らし合わせると「愛せる銘柄」となります。
アイティフォーは、債権の督促を行なうシステムで国内の70%超の地方銀行から採用されており、金融機関における債権回収業務システムの分野で圧倒的なシェアを獲得しています。
配当に関していうと、2005年〜2023年まで18年連続非減配であり、株主還元も安定的に行われています。
債権回収業務システムの圧倒的シェア率が魅力的であり、配当も安定的に出している企業のため、長期投資を行う上でおすすめできる銘柄ではないでしょうか。
今すぐ買い増しをするという銘柄ではなく、株価の下落次第で買い増したい銘柄ですね!
最後に、これから高配当株投資をはじめる”あなた”へ。投資は決して安全なものではなく、リスクを伴うものです。
しかしそのリスクを許容して高配当株投資をはじめることができれば、月1万円の”不労所得”も夢ではありません。
この記事を読んで、高配当株投資をはじめるきっかけになったらと思います。
これから高配当株投資をはじめる方向けに、おすすめ口座の紹介を別記事にまとめています。ぜひご覧ください。
最後まで読んでいただきありがとうございます!それでは次回の記事も”ユタクシウニゲーサビラ
※この記事では日本個別銘柄をご紹介しましたが、あらゆる意思決定、最終判断はご自身の責任において行われますようお願い致します。ご自身の資産運用等において、損害が発生した場合、筆者は一切責任を負いません。ご了承ください。