ハイサーイ!うちなーんちゅです!(@utina-nntyu)
今回の記事は
- 今から高配当株投資を始めようと思っているんだけど…
- ネット上にある情報が多すぎて何を参考にしていいか分からない
- 銘柄分析する時間がないから、優良な個別銘柄の情報を教えて!
という”あなた”へ向けて、日本高配当株の個別銘柄について紹介・解説して行きます。
今回は、車線分離標〜道路反射鏡などの道路資材で日本No1。防音壁、人工芝、防護柵、梱包材などを製造、販売する【積水樹脂】について解説します。
まず結論から言います。私の投資判断基準と照らし合わせると、、、
”積水樹脂”は
「愛せる銘柄」です!
私は高配当株投資を始めて、3年で年間20万円を超える配当金を得ることができました。しかし3年前は、なにも分からない状態から始めて何度も失敗を繰り返し、勉強しながら現在の配当金を得られるようになっています。
そこでこの記事では、高配当株投資初心者でも迷わずに優良銘柄を選定することができます。「高配当株投資の基本」となる企業情報や株式指標を用いながら解説していきます。
この記事を読むことで、なぜ”積水樹脂”が愛せる銘柄なのか?。積水樹脂がどんな会社なのか。積水樹脂の企業業績や、私の投資基準を基にした投資を判断する時期などを知ることができます。
それでは早速解説していきます。
- ”積水樹脂”に投資をしようと考えている人
- これから高配当株投資を始めたい・始める人
- 高配当株で何に投資していいか分からない人
- 時間に余裕がなく、銘柄分析ができない人
- ”うちなーんちゅ”の投資基準を知りたい人
積水樹脂ってどんな会社?(2023年時点)

積水樹脂株式会社は、防音壁、人工芝、防護柵、梱包材などを製造、販売する化学メーカー。積水化学工業の関連会社で積水化学工業同様三和グループに属しています。
業種(セクター)・株式市場
- 業種(セクター):化学
- 株式市場:プライム市場
会社概要
- 設立:昭和29年11月26日
- 発行株式数:43,313,598株
- 社員数:1,295名(連結)
事業内容
- 交通・景観関連事業
- スポーツ施設関連事業
- 住建関連事業
- 総物・アグリ関連事業
- 関連グループ会社事業
うちなーんちゅの投資判断基準
- EPS:維持もしくは右肩上がり
- PER:15倍以下
- 配当金推移:右肩あがり
- 配当利回り:3.75%以上
- 配当性向:理想は30〜50%
- 営業利益率:理想は10%以上
- 自己資本比率:最低でも40%以上・80%以上は最高!
- その他:過去の配当利回りを見て、投資妙味が出てきたとき
上記の基準をもとに投資するかを決めています!!
積水樹脂の企業分析(2023年時点)

各企業の投資判断する指標を
【優:◎→3点】・【良:◯→2点】・【不可:×→1点】の3段階評価で評価しています
- 愛せる銘柄:16点以上
- 保有を検討する銘柄:12〜15点
- 愛せない銘柄:12点以下
※私の個人的・独断的な見解なので参考になれば嬉しいです。
株価

株価は、2018年に2800円付近まで上昇し、過去10年で最高値をつけています。2022年に入ってから株価は下落していましたが、2023年からは上昇トレンドになっています。
積水樹脂は投資を行なっても良い銘柄なのか。また投資をするなら、いつ投資を検討する時期なのか。企業業績を踏まえて見ていきたいと思います。
企業の業績などを早速確認していきます!
四半期業績(経営成績に関する説明)
2023年3月期 第2四半期決算短信(2022年10月27日更新)
当第2四半期連結累計期間の業績は、昨年に集中した防音壁材の高規格道路や新幹線向けの物件が一巡したことに加えて、原材料価格やエネルギーコスト高騰などの影響を受け、売上高は292億1千9百万円(前年同期比0.6%減)、営業利益は36億1千7百万円(前年同期比15.7%減)、経常利益は38億9千2百万円(前年同期比15.0%減)となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は24億9千万円(前年同期比17.1%減)と
引用元:積水樹脂HP
なりました。
EPS(1株あたりの純利益)
まずEPSとは、「Earnings Per Share」の略で、1株あたり純利益(当期利益や当期純利益など)ともいわれます。1株あたりの利益がどれだけあるのかを示すものです。
EPSは、当期純利益÷発行株式数の計算式で求めることができます。
引用元:バフェットコード
- 右肩上がり:◎
- 横ばい:◯
- 右肩下がり:×
EPSに関しては、2013年から2021年までEPSは右肩上がりでとなっています。2022年から2023年にかけては、当期純利益の減少により低下が予想されています。
第2四半期決算では、「昨年に集中した防音壁材の高規格道路や新幹線向けの物件が一巡したことに加えて、原材料価格やエネルギーコスト高騰などの影響を受けています。そのため、売上高・営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する四半期純利益は減少。」と記載されています。
今後の動向にもよりますが、EPSは長期的にみると右肩上がりであるため「◎」と判断しました。
PER
PERとは「Price Earnings Ratio」の略で、株価が1株あたりの純利益(EPS)の何倍まで買われているか。
現在の株価が、その企業の利益と比べて、割高か割安かを判断するのに使われる指標です。
PERは、株価÷EPSの計算式で求めることができます。

- RER15倍以下:◎
- PER15〜20倍:◯
- PER20倍以上:×
PER20倍を超えると割高と判断します。私の場合上記の数値が判断材料となっています。
PERに関しては、2022年からPER10倍を推移してました。2023年に入ってからは株価の上昇により、PERが上昇傾向となっています。
過去の水準と照らし合わせると、PERは10倍以内が購入を検討する時期と考えています。
現在、PERは15倍を下回っているため「◎」と判断しました。
配当金推移
引用元:バフェットコード
- 右肩上がり:◎
- 横ばい:◯
- 右肩下がり、減配がある:×
配当金推移のグラフを見ると、綺麗な右肩上がりとなっています。積水樹脂は2009年から2023年まで、約14年の連続非減配銘柄となります。
積水樹脂の配当政策では、「株主の皆様への還元を充実させていくことを経営の最重点課題と考えており、連結業績に応じた安定的な配当を基本方針としています。」と記載されており、直近の決算短信でも増配を発表。株主還元政策に好感を持っています。
今回、配当金推移は「◎」と判断しました。
配当利回り
配当利回りとは、株価に対する「配当金額の割合」を示す指標です。
配当利回りは、1株あたりの年間配当金÷株価×100(%)の計算式で求めることができます。
引用元:IRバンク
- 配当利回り3.75%以上:◎
- 配当利回り3.0〜3.75%:◯
- 配当利回り3.0%以下:×
グラフは2022年3月の配当利回りは3.5%となっています。その他のサイトを確認すると、2023年1月現在では配当利回り3.3%付近を推移しています。
直近3年は、配当利回り3%を上回っているため、「◯」と判断しました。
配当性向
配当性向とは、会社が税引後の利益である当期純利益のうち、どれだけを配当金の支払いに向けたかを示す指標です。
配当性向は、1株当たり配当額÷1株当たり当期純利益×100(%)の計算式で求めることができます。
引用元:IRバンク
- 配当性向30〜60%:◎
- 配当性向0〜20%:◯
- 配当性向70%以上:×
配当性向は、過去10年間20〜30%を推移しています。現在の水準では、問題なく増配やその他の株主還元政策を実施できる水準だと考えています。
チェックポイントと照らし合わせると、配当性向は「◎」と判断しました。
営業利益率
営業利益率とは、効率良く稼げているか、すなわち「企業の稼ぐ力」みる指標となっています。
営業利益率は、営業利益÷売上高×100(%)の計算式で求めることができます。
引用元:バフェットコード
- 営業利益率10%以上:◎
- 営業利益率6〜9%:◯
- 営業利益率5%以下:×
一般的に営業利益率が10%を超えると、稼ぐ力がすごいと言われます。
このグラフを見てみると、2013年から2022年にかけて営業利益率は15%付近を推移しています。2023年の営業利益率は14%となっており、申し分ない営業利益率ではないでしょうか。
チェックポイントと照らし合わせると、営業利益率は「◎」と判断しました。
自己資本比率
自己資本比率とは、総資本における自己資本の比率を指します。自己資本比率は、企業の財務の安全性を分析するために用いられる指標です。
一般的には、自己資本比率が高い方が財務健全性が高い企業と判断されます。
自己資本比率は、自己資本÷総資本×100(%)の計算式で求めることができます。
引用元:IRバンク
- 自己資本比率80%以上:◎
- 自己資本比率40〜70%:◯
- 自己資本比率40%以下:×
積水樹脂の場合、2022年では自己資本率は70%台となっています。第2四半期決算では、自己資本比率80%を超えていると記載がありました。今後も倒産のリスクは低く、配当金の増配なども安定的に行なってくれると思われます。
チェックポイントと照らし合わせると、自己資本比率は「◎」と判断しました。
株主還元政策

配当政策・自己株式取得
引用元:積水樹脂HP
- 配当政策:剰余金の配当につきましては、当社は企業体質強化を図りながら、株主の皆様への還元を充実させていくことを経営の最重点課題と考えており、連結業績に応じた安定的な配当を基本方針としております。
- 中間配当につきましては、10月27日開催の取締役会におきまして連結業績並びに連結配当性向を勘案いたしました結果、直近に公表いたしました配当予想の通り、昨年に比べて3円増配の1株当たり普通配当31円とさせていただきました。
うちなーんちゅが購入を検討するポイント

わたくし、うちなーんちゅが”積水樹脂”を購入するポイントは、、、
ズバリ「利回り3.5%以上」です!!
過去の配当利回りの水準を確認すると、最も利回りが高かった時は3.5%でした。個人的には、この水準が購入を検討する位置付けとしています。現在の配当利回りが3.3%なので、もう少し株価が下落してほしいところです。
まとめ

- EPS(1株あたりの利益):◎
- PER:◎
- 配当金推移:◎
- 配当金利回り:◯
- 配当性向:◎
- 営業利益率:◎
- 自己資本率:◎

結果: ◎→6 ◯→1 ×→0
合計:20/21点
- 愛せる銘柄:16点以上
- 保有を検討する銘柄:12〜15点
- 愛せない銘柄:12点以下
以上の結果より、”積水樹脂”は私の投資基準に照らし合わせると「愛せる銘柄」となります。
積水樹脂は、車線分離標〜道路反射鏡などの道路資材で日本No1を誇る企業です。また人工芝・農業用資材・物流包装資機材まで事業内容は様々です。
今回、調査する中で購入したい銘柄No.1が”積水樹脂”です。投資基準としている指標項目の6/7が満点評価であり、配当利回りも3.3%と投資妙味が出てきている銘柄になります。
個人的に最も重要視している配当推移も、2009年から2023年までの14年連続非減配であり惚れ惚れしています。
早く希望する配当利回りまで、株価が落ちてきてほしい!
最後に、これから高配当株投資をはじめる”あなた”へ。投資は決して安全なものではなく、リスクを伴うものです。
しかしそのリスクを許容して高配当株投資をはじめることができれば、月1万円の”不労所得”も夢ではありません。
この記事を読んで、高配当株投資をはじめるきっかけになったらと思います。
これから高配当株投資をはじめる方向けに、おすすめ口座の紹介を別記事にまとめています。ぜひご覧ください。
最後まで読んでいただきありがとうございます!それでは次回の記事も”ユタクシウニゲーサビラ
※この記事では日本個別銘柄をご紹介しましたが、あらゆる意思決定、最終判断はご自身の責任において行われますようお願い致します。ご自身の資産運用等において、損害が発生した場合、筆者は一切責任を負いません。ご了承ください。