ハイサーイ!うちなーんちゅ(@utina-nntyu)です!
今回の記事は
- 今から高配当株投資を始めようと思っているんだけど…
- ネット上にある情報が多すぎて何を参考にしていいか分からない
- 銘柄分析する時間がないから、優良な個別銘柄の情報を教えて!
という”あなた”へ向けて、日本高配当株の個別銘柄について紹介・解説して行きます。
今回は、大手総合リースの【リコーリース】について解説して行きます。
まず結論から言います。私の投資判断基準と照らし合わせると、、、
”リコーリース”は
「愛せる銘柄」です!
私は高配当株投資を始めて、3年で年間20万円を超える配当金を得ることができました。しかし3年前は、なにも分からない状態から始めて何度も失敗を繰り返し、勉強しながら現在の配当金を得られるようになっています。
そこでこの記事では、高配当株投資初心者でも迷わずに優良銘柄を選定することができます。「高配当株投資の基本」となる企業情報や株式指標を用いながら解説していきます。
この記事を読むことで、なぜ”リコーリース”が愛せる銘柄なのか?。リコーリースがどんな会社なのか。リコーリースの企業業績や、私の投資基準を基にした投資を判断する時期などを知ることができます。
それでは早速解説していきます。
- ”リコーリース”に投資をしようと考えている人
- これから高配当株投資を始めたい・始める人
- 高配当株で何に投資していいか分からない人
- 時間に余裕がなく、銘柄分析ができない人
- ”うちなーんちゅ”の投資基準を知りたい人
リコーリースについて(2023年時点)

リコーリースってどんな会社?
- 大手リース・金融会社
- 設立:1976年(昭和51年)12月
- 資本金:78億9,686万円
- 社員数:1,253名(連結)
- 時価総額:1221億円(23年5月時点)
- 売上高:3000億円を超える
- 事業内容:リースやビジネスローン、集金代行サービスなど各種金融サービス事業を提供
- セグメント売上:リース及びファイナンス96.5%、サービス2.2%、インベストメント1.3%
業種(セクター)・株式市場・サイズ
- 業種(セクター):その他金融業
- 株式市場:プライム市場
- サイズ:中型株
リース業とは?

うちなーんちゅの投資判断基準
- EPS:維持もしくは右肩上がり
- PER:15倍以下
- 配当金推移:右肩あがり
- 配当利回り:3.75%以上
- 配当性向:理想は30〜50%
- 営業利益率:理想は10%以上
- 自己資本比率:最低でも40%以上・80%以上は最高!
- その他:過去の配当利回りを見て、投資妙味が出てきたとき
上記の基準をもとに投資するかを決めています!!
リコーリースの企業分析(2023年時点)

ここからは、各指標を
【優:◎→3点】・【良:◯→2点】・【不可:×→1点】の3段階評価で評価して行きます。
- 愛せる銘柄:16点以上
- 保有を検討する銘柄:12〜15点
- 愛せない銘柄:12点以下
※私の個人的・独断的な見解なので参考になれば嬉しいです。
株価

過去10年をみると、株価は、2700円から3900円の中で推移しています。ここ1年間は株価が上昇傾向にあり、一定の株価の中で推移しているので配当利回りと見比べながら投資するタイミングが重要ですね。
時価総額は、2023年5月9日時点で約1211億円となっています。
ここからは企業分析をしっかり行っていきたいと思います!
EPS(1株あたりの純利益)
まずEPSとは、「Earnings Per Share」の略で、1株あたり純利益(当期利益や当期純利益など)ともいわれます。1株あたりの利益がどれだけあるのかを示すものです。
EPSは、当期純利益÷発行株式数の計算式で求めることができます。
引用元:バフェットコード
- 右肩上がり:◎
- 横ばい:◯
- 右肩下がり:×
EPSは、ほぼ横ばいで推移しています。2023年も2022年と比べても横ばいが予想されています。
業績が安定しているため、今後も伸び続けてくれるのではないでしょうか。
上記の点を踏まえるとEPSに関しては、「◎」と判断しました。
PER
PERとは「Price Earnings Ratio」の略で、株価が1株あたりの純利益(EPS)の何倍まで買われているか。
現在の株価が、その企業の利益と比べて、割高か割安かを判断するのに使われる指標です。
PERは、株価÷EPSの計算式で求めることができます。
引用元:バフェットコード
- RER15倍以下:◎
- PER15〜20倍:◯
- PER20倍以上:×
PER20倍を超えると割高と判断します。私の場合上記の数値が判断材料となっています。
PERに関しては、過去3年間を見ても10倍以下を推移しています。このグラフを見ても、リコーリースは”格安”という形で放置されていることが分かります。
株価が3000〜4000円台で推移しているため、1株ずつなら投資を行ってもいいのではないかと考えます。
PERは10倍を下回っているため「◎」と判断しました。
配当金推移
引用元:バフェットコード
- 右肩上がり:◎
- 横ばい:◯
- 右肩下がり、減配がある:×
配当金のグラフをみると、綺麗な右肩上がりで推移しています。またリコーリースは27年連続増配を行っています。また10年前に比べると配当金は約3倍となっています。EPSの成長は横ばいでしたが、配当金はものすごい勢いで成長していますね。
上記の点を踏まえると、配当金推移は「◎」と判断しました。
配当利回り
配当利回りとは、株価に対する「配当金額の割合」を示す指標です。
配当利回りは、1株あたりの年間配当金÷株価×100(%)の計算式で求めることができます。
引用元:IRバンク
- 配当利回り3.75%以上:◎
- 配当利回り3.0〜3.75%:◯
- 配当利回り3.0%以下:×
2023年5月現在は、配当利回り3.5%付近を推移しています。正直なところ、現在の利回りであれば購入を検討してもいい利回りであると考えています。
27年連続で増配していますし、現在の利回りで購入すれば将来的には購入金額に対して、利回りも上がっていくのではないかと予想しています。
2023年5月時点では、配当利回り3.75%を下回っているため、「◯」と判断しました。
配当性向
配当性向とは、会社が税引後の利益である当期純利益のうち、どれだけを配当金の支払いに向けたかを示す指標です。
配当性向は、1株あたりの配当額÷1株あたり当期純利益×100%の計算式で求めることができます。
引用元:IRバンク
- 配当性向30〜60%:◎
- 配当性向0〜20%:◯
- 配当性向70%以上:×
配当性向は過去10年間、10%から30%の間で推移しています。リコーリースの中期経営計画では、配当性向30%とすることを目指すと記載されているように、配当30%に着実に迫ってきていることが分かります。
このグラフを見る限りでは、今後も増配が期待できる状況ではないかと推測できます。また個人的にも、かなり優秀な水準ではないかと考えています。
そのためチェックポイントと照らし合わせても、配当性向は「◎」と判断しました。
営業利益率
営業利益率とは、効率良く稼げているか、すなわち「企業の稼ぐ力」みる指標となっています。
営業利益率は、営業利益÷売上高×100(%)の計算式で求めることができます。
引用元:バフェットコード
- 営業利益率10%以上:◎
- 営業利益率6〜9%:◯
- 営業利益率5%以下:×
一般的に営業利益率が10%を超えると、稼ぐ力がすごいと言われます。
グラフを見てみると、近年は営業利益率は6~7%で推移しています。本音をいうと10%以上ほしいところです。しかし売上高を見ても、年々右肩上がりで推移しており安定的に稼いでる企業だと判断できます。
チェックポイントと照らし合わせると、営業利益率は「◯」と判断しました。
自己資本比率
自己資本比率とは、総資本における自己資本の比率を指します。自己資本比率は、企業の財務の安全性を分析するために用いられる指標です。
一般的には、自己資本比率が高い方が財務健全性が高い企業と判断されます。
自己資本比率は、自己資本÷総資本×100(%)の計算式で求めることができます。
引用元:IRバンク
- 自己資本比率80%以上:◎
- 自己資本比率40〜70%:◯
- 自己資本比率40%以下:×
リコーリースの場合、直近の自己資本率は10%台です。
リース業全体を通して、自己資本比率が低い傾向にあります。それはなぜかというと、冒頭で説明したリース業の事業モデルが関係してきます。
リース事業は、高額な設備や物件を買い上げるために”借入資金”が必要になります。
これが会計上で「負債」という形で記載されるため、自己資本比率が低くなる傾向になります。
今回はチェツクポイントと照らし合わせるため、自己資本比率は「×」と判断しました。
その他確認項目

キャッシュフロー計算書

次にキャッシュフロー計算書を見ていきます。キャッシュフロー計算書とは、簡単にいうと企業の現金の出入りのことをいいます。
キャッシュフロー表の見方が分からない方のために、右上に3つの活動の数字と意味を掲載しています。その図と合わせて見てみてください。
リコーリースのキャッシュフローは、しっかり本業で稼ぎ、投資を行い、借金返済・株主還元を行っているキャッシュフローになります。この形は、健全型のキャッシュフローとなります。
投資キャッシュフローでは、社用資産の取得による支出が最大となっており、財務キャッシュフローでは、長期借入金の返済による支出が最大となっています。投資や借入金の支払いに充てている状態ですね。
事業リスク

次にリコーリースの懸念点・事業リスクを確認していきます。有価証券報告書では、上記画像で記した懸念点・事業リスクが記載されています。
リコーリースにもいくつかの事業リスクがありますが、ここではリスクの 1 つである貸倒リスクに注目したいと思います。
リコーリースの貸倒リスクとは、顧客がリース料を支払わない場合や、自然災害や経済の変化によってビジネスが困難になった場合に発生します。
このリスクを軽減するために、リース料等の不払いが生じた場合には、販売会社・販売店と協力しリース物件等の売却や他の取引先への二次リース等の手段を講じて貸倒損失の低減を図るなどの対策をとっているとのことです。
株主還元政策

配当政策・自己株式取得
当社は、中長期的に安定した株主還元を基本方針とし、持続的な成長と適正な資本構成及び財務体質の強化を図りながら、着実に株主還元を進めてまいります。株主還元については、中期経営計画の最終年度(2023年3月期)に配当性向30%とすることを目指しております。
内部留保資金につきましては、当社の財産であります営業資産には、常にある一定のリスクが存在しておりますので、そのリスクに備えることは重要であると認識しております。自己資本の充実=財務体質の強化によって安全性を向上させることは、当社の経営基盤を一層強固なものにし、事業戦略展開に大きく貢献すると同時に、株主の皆様に安定的に株主還元を行うことにも繋がるものと認識しております。
引用元:EDINET
株主優待

引用元:リコーリースHP
うちなーんちゅが購入を検討するポイント

わたくし、うちなーんちゅが”リコーリース”を購入するポイントは、、、
個人的には、”配当利回り3.5%”・”株価3857円”を一つの目安としています!
現在は3.4%付近を推移しています。上記基準を満たすのであれば、積極的に購入していきたいと思います。
まとめ

- EPS(1株あたりの利益):◎
- PER:◎
- 配当金推移:◎
- 配当金利回り:◯
- 配当性向:◯
- 営業利益率:◯
- 自己資本率:×

結果: ◎→3 ◯→3 ×→1
合計:16/21点
- 愛せる銘柄:16点以上
- 保有を検討する銘柄:12〜15点
- 愛せない銘柄:12点以下
以上の結果より、リコーリースは私の投資基準に照らし合わせると「愛せる銘柄」となります。
リコーリースは、自動車や機械などのリースと融資を行う会社として日本で設立。主に企業に融資やその他の金融サービスを提供することで収益を上げており、売上の大部分が金融からの収益となっています。また売上は安定しているため、業績に大きな変動が起きにくいです。
株主還元政策では、配当は27年連続増配、株主優待も実施していることから、高配当株投資家にとってはぜひ保有しておきたい銘柄の一つとなります。
株価も3000円〜4000円で推移しているため、1株ずつ株数を増やしていきたい銘柄だと考えています。
- 業績は安定した売上高により極端な業績変動が起きにくい
- 中期経営計画書(2023〜2025年)では、配当性向35%を目指すことを記載
- 株主優待制度を導入している
- 1996年〜2023年まで27年連続増配
最後に、これから高配当株投資をはじめる”あなた”へ。投資は決して安全なものではなく、リスクを伴うものです。
しかしそのリスクを許容して高配当株投資をはじめることができれば、月1万円の”不労所得”も夢ではありません。
この記事を読んで、高配当株投資をはじめるきっかけになったらと思います。
これから高配当株投資をはじめる方向けに、おすすめ口座の紹介を別記事にまとめています。ぜひご覧ください。
最後まで読んでいただきありがとうございます!それでは次回の記事も”ユタクシウニゲーサビラ
※この記事では日本個別銘柄をご紹介しましたが、あらゆる意思決定、最終判断はご自身の責任において行われますようお願い致します。ご自身の資産運用等において、損害が発生した場合、筆者は一切責任を負いません。