卸売業

【2022年:日本高配当銘柄紹介】8117:中央自動車工業(景気敏感株)

ハイサーイ!うちなーんちゅ(@utina-nntyu)です!

今回の記事は

  • 今から高配当株投資を始めようと思っているんだけど…
  • ネット上にある情報が多すぎて何を参考にしていいか分からない
  • 銘柄分析する時間がないから、優良な個別銘柄の情報を教えて!

という”あなた”へ向けて、日本高配当株の個別銘柄について紹介・解説して行きます。

今回は、自動車部品の輸出入を行っている【中央自動車工業】について解説して行きます。

まず結論から言います。私の投資判断基準と照らし合わせると、、、

”中央自動車工業”は

愛せる銘柄」です!

私は高配当株投資を始めて、3年で年間20万円を超える配当金を得ることができました。しかし3年前は、なにも分からない状態から始めて何度も失敗を繰り返し、勉強しながら現在の配当金を得られるようになっています。

そこでこの記事では、高配当株投資初心者でも迷わずに優良銘柄を選定することができます。「高配当株投資の基本」となる企業情報や株式指標を用いながら解説していきます。

この記事を読むことで、なぜ”中央自動車工業”が愛せる銘柄なのか?。中央自動車工業がどんな会社なのか。中央自動車工業の企業業績や、私の投資基準を基にした投資を判断する時期などを知ることができます。

それでは早速解説していきます。

この記事がおすすめの人
  • これから高配当株投資を始めたい・始める人
  • 高配当株で何に投資していいか分からない人
  • 時間に余裕がなく、銘柄分析ができない人
  • 罠銘柄を掴みたくない人
  • ”うちなーんちゅ”の投資基準を知りたい人

中央自動車工業ってどんな会社?(2022年時点)

中央自動車工業は、ボディコーティングやアルコール検知器などの開発・製造・販売、自動車部品の輸出入を行っている。

業種(セクター)・株式市場

  • 業種(セクター):卸売業
  • 株式市場:スタンダード市場

会社概要

  • 設立:1946年5月
  • 資本金:10億100万円
  • 社員数:258名(2022年3月現在)

事業内容

  • 自動車部品、用品および新商品ならびに関連サービスの開発・販売、輸出入

うちなーんちゅの投資判断基準

うちなーんちゅ投資判断基準
  1. EPS:維持もしくは右肩上がり
  2. PER:15倍以下
  3. 配当金推移:右肩あがり
  4. 配当利回り:3.75%以上
  5. 配当性向:理想は30〜50%
  6. 営業利益率:理想は10%以上
  7. 自己資本比率:最低でも40%以上・80%以上は最高!
  8. その他:過去の配当利回りを見て、投資妙味が出てきたとき
うちなーんちゅ

上記の基準をもとに投資するかを決めています!!

中央自動車工業の企業分析(2022年時点)

ここからは、各指標を

【優:◎→3点】・【良:◯→2点】・【不可:×→1点】の3段階評価で評価して行きます。

  • 愛せる銘柄:16点以上
  • 保有を検討する銘柄:12〜15点
  • 愛せない銘柄:12点以下

※私の個人的・独断的な見解なので参考になれば嬉しいです。

株価

上記画像は、中央自動車工業の過去10年間の株価です。2013年は1000円以下で推移していた株価は、2022年に2300円を付近を推移しています。

2021年には3000円を超えていましたが、長期チャートでみると現在は下落トレンドのようです。しかし、11月の第2四半期決算で好決算を叩き出し株価は急騰しました。

高配当株投資家にとって、中央自動車工業は長期で投資してもよい銘柄なのか。ここからは各指標を見ながら、詳しく解説していきます。

うちなーんちゅ

中央自動車工業は果たして長期投資に適しているのか、企業指標を見ていきましょう!

四半期業績(経営成績に関する説明)

2023年3月期第2四半期決算短信(2022年11月11日更新)

  • 4~9月の国内新車総販売台数 (軽を含む) は、 半導体不足の長期化や中国でのロックダウンに伴う生産停止の影響で、 前年同期比6.2%減の約192万台となりました。 内訳は、 登録車で同9.6%減の約117万台、 軽自動車においては同0.2%減の約75万台となりました。
  • このような環境下、当社グループでは、 新商品の開発と異業種を含めた新規開拓を一層強化するとともに、 お客様への訪問頻度をさらに高めながら、地域密着型営業を通じて付加価値の高いオリジナル商材の拡販および新規ビジネスの拡大に注力いたしました。
  • これにより、当社グループの売上高は161億56百万円(前年同期比112%)、営業利益は33億94百万円 (同111 %)、経常利益は37億18百万円 (同110%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は25億64百万円 (同112%) となりました。
引用元:中央自動車工業HP

EPS(1株あたりの純利益)

まずEPSとは、「Earnings Per Share」の略で、1株あたり純利益(当期利益や当期純利益など)ともいわれます。1株あたりの利益がどれだけあるのかを示すものです。

EPSは、当期純利益÷発行株式数の計算式で求めることができます。

引用元:バフェットコード

EPSは、2013年から綺麗な右肩上がりを形成しています。2023年も成長予定であり、とても素晴らしい水準です。

11月発表の第2四半期決算では、「売上高は前年同期比112%増、営業利益は111%増、経常利益は110%増、親会社株主に帰属する四半期純利益は112%増」と記載されています。

第2四半期決算の内容は非常に素晴らしい内容でした。また「新商品の開発と異業種を含めた新規開拓を一層強化する」との記載もあり、今後の業績にも期待が持てます。

チェックポイントと照らし合わせると、EPSは右肩上がりであるため「」と判断しました。

PER

PERとは「Price Earnings Ratio」の略で、株価が1株あたりの純利益(EPS)の何倍まで買われているか。

現在の株価が、その企業の利益と比べて、割高か割安かを判断するのに使われる指標です。

PERは、株価÷EPSの計算式で求めることができます。

引用元:バフェットコード

中央自動車工業のPERを見ていくと、ここ3年間はPER6〜15倍のレンジで推移しています。

2021年5月以降からPERは下落傾向です。3年間を通してみても、一時PER15倍をつけることもあったため、現在の水準が”格安”ではないかと判断できます。業績も悪くないため、購入を検討する時期ではないかと考えています。

現在はPER15倍を切っているため「」と判断しました。

配当金推移

引用元:バフェットコード

配当金のグラフをみると、2013年から増配を繰り返し、綺麗な右肩上がりをしています。配当金に関して言えば10年前と比べると、約3倍程度(26円→76円)に成長してます。

中央自動車工業の第2四半期決算短信を確認すると、「2023年3月期の中間配当金を、前回予想の1株当たり37円から2円増配し、39円とさせていただくことを決定」とサプライズ発表がありました。

現在、業績が好調であり、今後も安定的な配当の維持・増配が期待できるのではないでしょうか。

現在の状況をチェックポイントと照らし合わせると、配当金推移は「」と判断しました。

配当利回り

配当利回りとは、株価に対する「配当金額の割合」を示す指標です。

配当利回りは、1株あたりの年間配当金÷株価×100(%)の計算式で求めることができます。

引用元:IRバンク

2022年3月時点では、配当利回り2.79%付近を推移していました。2022年11月は、株価の下落・増配により配当利回り3.3%まで上昇しています。

個人的には、もう少し配当利回りが高くなれば購入を検討する水準と考えていましたが、増配発表により株価が上昇。購入タイミングを逃してしまいました。高配当株投資においてあるあるですが、すごくショックで2〜3日立ち直れなかったです。

しかしコロナショックでも増配を行っているため、優良銘柄であることには間違いありません。ご自身の投資基準を満たすのであれば、購入してもいいのではないでしょうか。

直近は、配当利回り3.75%を付近を下回っているため、「」と判断しました。

配当性向

配当性向とは、会社が税引後の利益である当期純利益のうち、どれだけを配当金の支払いに向けたかを示す指標です。

配当性向は、1株あたりの配当額÷1株あたり当期純利益×100%の計算式で求めることができます。

引用元:IRバンク

配当性向は過去10年間を平均すると、20%台を推移しています。

中央自動車工業の配当性向に関して言えば、20%台を維持しており、今後も増配する余力を残していると考えます。

チェックポイントと照らし合わせても、配当性向は「」と判断しました。

営業利益率

営業利益率とは、効率良く稼げているか、すなわち「企業の稼ぐ力」みる指標となっています。

営業利益率は、営業利益÷売上高×100(%)の計算式で求めることができます。

引用元:バフェットコード

一般的に営業利益率が10%を超えると、稼ぐ力がすごいと言われます。

中央自動車工業では、営業利益率が20%超えて推移しています。あまりの営業利益率の高さに、二度見してしまいました。

一般的に卸売業では、営業利益率が低くなります。(平均:1.77%)。このデータからも、いかに中央自動車工業が卸売業の中で営業利益率が高い銘柄だということが分かります。

チェックポイントと照らし合わせると、営業利益率は「」と判断しました。

自己資本比率

自己資本比率とは、総資本における自己資本の比率を指します。自己資本比率は、企業の財務の安全性を分析するために用いられる指標です。

一般的には、自己資本比率が高い方が財務健全性が企業と判断されます。

自己資本比率は、自己資本÷総資本×100(%)の計算式で求めることができます。

引用元:IRバンク

中央自動車工業の場合、2022年3月時点で自己資本率は84%の高水準を保っています。

一般的に卸売業では、自己資本比率が低め(自己資本比率の平均は20%)となります。中央自動車工業は、特に自己資本比率は高い方ではないでしょうか。

バランスシートを確認すると、現金及び預金の比率が高く、多くの在庫を抱えているという状況でもありません。現金を多く持っているため、今すぐ倒産するような会社ではなく財務面も安定している銘柄だと考えています。

チェツクポイントと照らし合わせると、自己資本比率は「」と判断しました。

株主還元政策

配当政策・自己株式取得

  • 配当政策:当社では、株主様への配当政策を経営上の重要課題と位置付けており、環境の変化激しい中でも開発型企業として経営の維持・発展に努め、「安定かつ高配当」を目指しております。
引用元:中央自動車工業HP

株主優待制度

  • 株主優待:当社は、2022年2月8日開催の取締役会において、株主優待制度導入を決議しました。
  • 対象:毎年3月末日現在の株主名簿に記載または記録された1単元(100株)以上の当社株式を保有されている株主様を対象とします。
  • 株主優待の内容:保有株式数・保有期間に応じた優待額を贈呈いたします。優待額に応じ、優待品の中からおひとつ好きなものをお選び頂けます。

引用元:中央自動車工業HP
うちなーんちゅ

配当政策では連続増配・株主優待も充実しているので、ぜひPFに組み入れたい銘柄ですね!

うちなーんちゅが購入を検討するポイント

わたくし、うちなーんちゅが”中央自動車工業”を購入するポイントは、、、

うちなーんちゅ

ズバリ「利回り3.5%以上」です!!

現在は3.3%付近を推移しています。2015年から7期連続の増配となり、長期的な利益還元を継続しています。また株主優待も実施しているため、長期で保有しても良い銘柄ではないしょうか。

まとめ

  1. EPS(1株あたりの利益):◎
  2. PER:◎
  3. 配当金推移:◎
  4. 配当金利回り:◯
  5. 配当性向:◯
  6. 営業利益率:◎
  7. 自己資本率:◎

結果: ◎→5 ◯→2 ×→0 

合計:19/21点

  • 愛せる銘柄:16点以上 
  • 保有を検討する銘柄:12〜15点 
  • 愛せない銘柄:12点以下

以上の結果より、中央自動車工業は私の投資基準に照らし合わせると「愛せる銘柄」となります。

中央自動車工業は、最近調査した中で素敵すぎる業績で2度見した銘柄です。あまりにも素晴らしすぎる業績だったので、正直疑ってしまうレベルでした。

ただ懸念点もあります。スタンダード市場であり、出来高が少なく大口の売り買いが入れば株価の上下動が激しくなります。

また私のフォロワーさんでも、出来高が少なく注文が約定しなかったなど報告があったため注意が必要です。

うちなーんちゅ

現在1番PFに組み入れたい銘柄になります!もう少し詳しく調べて投資するタイミングを伺いたいと思います!

最後に、これから高配当株投資をはじめる”あなた”へ。投資は決して安全なものではなく、リスクを伴うものです。

しかしそのリスクを許容して高配当株投資をはじめることができれば、月1万円の”不労所得”も夢ではありません。

この記事を読んで、高配当株投資をはじめるきっかけになったらと思います。

これから高配当株投資をはじめる方向けに、おすすめ口座の紹介を別記事にまとめています。ぜひご覧ください。

うちなーんちゅ

最後まで読んでいただきありがとうございます!それでは次回の記事も”ユタクシウニゲーサビラ