化学

【2023年:日本高配当銘柄紹介】4063:信越化学工業(景気敏感株)

ハイサーイ!うちなーんちゅです!(@utina-nntyu

今回の記事は

  • 今から高配当株投資を始めようと思っているんだけど…
  • ネット上にある情報が多すぎて何を参考にしていいか分からない
  • 銘柄分析する時間がないから、優良な個別銘柄の情報を教えて!

という”あなた”へ向けて、日本高配当株の個別銘柄について紹介・解説して行きます。

今回は、塩ビ・半導体シリコンを始め、世界でトップシェアを誇る【信越化学工業】について解説します。

まず結論から言います。私の投資判断基準と照らし合わせると、、、

”信越化学工業”は

愛せる銘柄」です!

私は高配当株投資を始めて、3年で年間20万円を超える配当金を得ることができました。しかし3年前は、なにも分からない状態から始めて何度も失敗を繰り返し、勉強しながら現在の配当金を得られるようになっています。

そこでこの記事では、高配当株投資初心者でも迷わずに優良銘柄を選定することができます。「高配当株投資の基本」となる企業情報や株式指標を用いながら解説していきます。

この記事を読むことで、なぜ”信越化学工業”が愛せる銘柄なのか?。信越化学工業がどんな会社なのか。信越化学工業の企業業績や、私の投資基準を基にした投資を判断する時期などを知ることができます。

それでは早速解説していきます。

この記事がおすすめの人
  • ”信越化学工業”に投資をしようと考えている人
  • これから高配当株投資を始めたい・始める人
  • 高配当株で何に投資していいか分からない人
  • 時間に余裕がなく、銘柄分析ができない人
  • ”うちなーんちゅ”の投資基準を知りたい人

信越化学工業ってどんな会社?(2023年時点)

信越化学工業株式会社は、日本の大手化学メーカー。国内化学メーカーとして最大の時価総額および営業利益を誇る。日経平均株価およびTOPIX Core30、JPX日経インデックス400の構成銘柄の一つ。東証プライムの化学セクタ企業において唯一Core30に組み込まれている。

業種(セクター)・株式市場

  • 業種(セクター):化学
  • 株式市場:プライム市場

会社概要

  • 設立日:1926年9月16日
  • 資本金:119,419百万円
  • 社員数:24,954人

事業内容

  • 生活環境基盤材料事業
  • 電子材料事業
  • 機能材料事業
  • 加工・商事・技術サービス事業

うちなーんちゅの投資判断基準

うちなーんちゅ投資判断基準
  1. EPS:維持もしくは右肩上がり
  2. PER:15倍以下
  3. 配当金推移:右肩あがり
  4. 配当利回り:3.75%以上
  5. 配当性向:理想は30〜50%
  6. 営業利益率:理想は10%以上
  7. 自己資本比率:最低でも40%以上・80%以上は最高!
  8. その他:過去の配当利回りを見て、投資妙味が出てきたとき
うちなーんちゅ

上記の基準をもとに投資するかを決めています!!

信越化学工業の企業分析(2023年時点)

各企業の投資判断する指標を

【優:◎→3点】・【良:◯→2点】・【不可:×→1点】の3段階評価で評価しています

  • 愛せる銘柄:16点以上 
  • 保有を検討する銘柄:12〜15点 
  • 愛せない銘柄:12点以下

※私の個人的・独断的な見解なので参考になれば嬉しいです。

株価

株価は、2013年から右肩上がりであり、2016年から2023年で株価は約3倍となっています。現在は、15,000円〜18,000円台の中で推移しています。

うちなーんちゅ

2016年から投資していれば、キャピタル・インカム両方取りができる銘柄になっています!

四半期業績(経営成績に関する説明)

2023年3月期第2四半期決算短信(2022年10月27日更新)

当第2四半期連結累計期間 ( 2022 年4月1日~9月30日)は、国際通貨基金が 今年の経済成長率見通しを複数回下方修正し、また「何十年ぶりの現象」という言わ れ方がしばしばなされる情勢となりました。景気循環的な減速に加えて、 様々な変化 が世界経済を揺り動かしています。 インフレーションの沈静化を目指す金融政策が取 られる一方で、カーボンニュートラルの施策や経済安保ほかの産業政策が進みつつあ ります。顧客との意思疎通を密に保ち、 顧客にとって価値ある製品の開発を急ぐとと もに、揺るぎない品質の製品を安定供給し続けます。 短期的な変動・振幅を巧みに乗 り切り、顧客と市場からの要望・需要に適時に応えられるよう、 投資と開発を継続します。

引用元:信越化学工業HP

EPS(1株あたりの純利益)

まずEPSとは、「Earnings Per Share」の略で、1株あたり純利益(当期利益や当期純利益など)ともいわれます。1株あたりの利益がどれだけあるのかを示すものです。

EPSは、当期純利益÷発行株式数の計算式で求めることができます。

引用元:バフェットコード

2013年から綺麗な右肩上がりを描いています。2023年もEPSは成長予定であり、素晴らしいの一言です。

信越化学工業は、半導体などの電子材料事業から加工・商事・技術サービス事業の多彩な分野で活躍しているため、経済情勢に左右されにくい会社です。

絶対はないですが、今後も安定的に稼ぎ続けてくれる企業と判断しています。

EPSに関しては、「」と判断しました。

PER

PERとは「Price Earnings Ratio」の略で、株価が1株あたりの純利益(EPS)の何倍まで買われているか。

現在の株価が、その企業の利益と比べて、割高か割安かを判断するのに使われる指標です。

PERは、株価÷EPSの計算式で求めることができます。

出典:バフェットコード

PERに関しては、2021年から2022年にかけてPER20倍以上を推移していました。2022年からは緩やかに下落して、2023年現在ではPER10倍を下回っています。

現在のPERだけを見ると”格安”水準であり、過去の水準を見ても購入を検討する時期ではないかと考えています、

従ってPERは「」と判断しました。

配当金推移

引用元:バフェットコード

配当金グラフをみると、2015年から綺麗な右肩上がりで増配しています。2023年も増配を予定しており、優秀としかいいようがないです。

信越化学工業は、33年連続非減配・8年連続増配銘柄となります。高配当株投資家にとって、安心して投資できる銘柄ではないでしょうか。

今回、配当金推移は「」と判断しました。

配当利回り

配当利回りとは、株価に対する「配当金額の割合」を示す指標です。

配当利回りは、1株あたりの年間配当金÷株価×100(%)の計算式で求めることができます。

引用元:IRバンク

2022年3月では、配当利回り2%前半付近を推移していました。現在の利回りは、株価の下落の影響も2.7%で推移しています。

去年1年間を見ると、配当利回り3%を超える場面もありました。その他の指標を確認してからにはなりますが、自分自身が納得できる利回りとなれば積極的に買い向かってもいいのではないかと考えています。

直近3年は、配当利回り3%を下回っているため、「×」と判断しました。

配当性向

配当性向とは、会社が税引後の利益である当期純利益のうち、どれだけを配当金の支払いに向けたかを示す指標です。

配当性向は、1株当たり配当額÷1株当たり当期純利益×100(%)の計算式で求めることができます。

引用元:IRバンク

配当性向は、過去10年間20〜40%を推移しています。かなり安定している水準です。EPSを右肩上がりであり、この水準であれば今とのころ減配の可能性も低いと判断できます。

チェックポイントと照らし合わせると、配当性向は「」と判断しました。

営業利益率

営業利益率とは、効率良く稼げているか、すなわち「企業の稼ぐ力」みる指標となっています。

営業利益率は、営業利益÷売上高×100(%)の計算式で求めることができます。

引用元:バフェットコード

一般的に営業利益率が10%を超えると、稼ぐ力がすごいと言われます。

このグラフを見てみると、2013年から営業利益率は右肩上がりであります。2023年の予想では、営業利益率30%越えと驚異的であり、惚れ惚れするような数値です。

営業利益率は35%となっています。チェックポイントと照らし合わせると、営業利益率は「」と判断しました。

自己資本比率

自己資本比率とは、総資本における自己資本の比率を指します。自己資本比率は、企業の財務の安全性を分析するために用いられる指標です。

一般的には、自己資本比率が高い方が財務健全性が企業と判断されます。

自己資本比率は、自己資本÷総資本×100(%)の計算式で求めることができます。

引用元:IRバンク

信越化学工業の場合、自己資本率は80%台となっています。B/Sを確認すると、現金及び預金の比率が群を抜いて高いことが分かります。自己資本比率80%を超える企業は惚れ惚れしてしまいます。

キャッシュリッチな会社であり財務状況は盤石。今後も倒産のリスクは低く、配当金の増配なども安定的に行なってくれる水準ではないかと思われます。

チェツクポイントと照らし合わせると、自己資本比率は「」と判断しました。

株主還元政策

配当政策・自己株式取得

  • 当社は、長期的な観点に立って事業収益の拡大と堅固な財務基盤の維持に注力し、そうした経営努力の成果を株主の皆様に適正かつ安定的に還元させていただくことを基本方針としております。
  • 内部留保金は、設備投資、研究開発投資、買収案件等に適時に充当し、競争力の強化とともに、今後の事業展開と更なる成長に積極的に活用し、企業価値を高めるよう努めております。また、今後起こり得る大きな経済変動にも備え、支えとなる財務基盤を保持します。
  • この方針の下で当社は、株主還元を資本政策の一環として重視し、諸事情を勘案しつつ、配当性向35%前後を中長期的な目安に安定的な配当に努めてまいります。
引用元:信越化学工業HP

うちなーんちゅが購入を検討するポイント

わたくし、うちなーんちゅが”信越化学工業”を購入するポイントは、、、

うちなーんちゅ

ズバリ「利回り3%以上」です!!

現在は2%後半付近を行き来しています。2022年を見てみると、配当利回り3%を超える時期もありました。業績や指標などがとても安定しているため、上記水準を満たすようであれば積極的に買い増していきたいと考えています。

まとめ

  1. EPS(1株あたりの利益):◎
  2. PER:◎
  3. 配当金推移:◎
  4. 配当金利回り:×
  5. 配当性向:◎
  6. 営業利益率:◎
  7. 自己資本率:◎

結果: ◎→6 ◯→0 ×→1 

合計:19/21点

  • 愛せる銘柄:16点以上 
  • 保有を検討する銘柄:12〜15点 
  • 愛せない銘柄:12点以下

以上の結果より、”信越化学工業”は私の投資基準に照らし合わせると「愛せる銘柄」となります。

信越化学工業は、電子材料などの素材から製品までを作っている化学メーカーです。特に塩ビ・半導体シリコンなどは、世界でトップのシェアを誇っています。

また株主還元にもとても積極的です。配当金に関して言えば、33年の連続非減配2015年から8年連続増配を達成しています。

ただし配当利回りはやや低め(2023年1月:配当利回り2.7%)となっています。今後監視銘柄として組み入れて、購入を検討する利回りとなれば買い増したいと思います。

うちなーんちゅ

信越化学工業は配当利回りが低いことだけ!配当利回り3%を超えたら積極的に買うぞ!

最後に、これから高配当株投資をはじめる”あなた”へ。投資は決して安全なものではなく、リスクを伴うものです。

しかしそのリスクを許容して高配当株投資をはじめることができれば、月1万円の”不労所得”も夢ではありません。

この記事を読んで、高配当株投資をはじめるきっかけになったらと思います。

これから高配当株投資をはじめる方向けに、おすすめ口座の紹介を別記事にまとめています。ぜひご覧ください。

うちなーんちゅ

最後まで読んでいただきありがとうございます!それでは次回の記事も”ユタクシウニゲーサビラ

※この記事では日本個別銘柄をご紹介しましたが、あらゆる意思決定、最終判断はご自身の責任において行われますようお願い致します。ご自身の資産運用等において、損害が発生した場合、筆者は一切責任を負いません。ご了承ください。