ハイサーイ!うちなーんちゅ(@utina-nntyu)です!
高配当株ってなにを買えばいいかわからないな、、、。
というあなたへ向けて、高配当銘柄を紹介して行きます。
今回は、大手総合商社の【伊藤忠商事】について解説していきます。
まず結論から言います。私の投資判断基準と照らし合わせると、、、
”伊藤忠商事”は
「愛せる銘柄」です!
この記事では、なぜ”伊藤忠商事”が愛せる銘柄なのか?。会社紹介とともに、私の投資判断基準に照らし合わせてお話ししていきたいと思います。
この記事を読むことで、伊藤忠商事がどんな会社なのか。伊藤忠商事の企業業績や投資を判断する時期などを知ることができます。
それでは早速解説していきます。
- これから高配当株投資を始めたい・始める人
- 高配当株で何に投資していいか分からない人
- 時間に余裕がなく、銘柄分析ができない人
- 罠銘柄を掴みたくない人
- ”うちなーんちゅ”の投資基準を知りたい人
伊藤忠商事ってどんな会社?(2022年時点)

伊藤忠商事は繊維、機械、金属、エネルギー、化学品、食料、住生活、情報、金融の各分野において幅広いビジネスをグローバルに展開する大手総合商社です。
業種(セクター)・株式市場
- 業種(セクター):卸売業
- 株式市場:プライム市場
会社概要
- 設立日:1949年(昭和24年)12月1日
- 資本金:253,448百万円
- 社員数:4,200名
事業内容
- 繊維、機械、金属、エネルギー、化学品、食料、住生活、情報、金融の各分野において、国内、輸出入および三国間取引を行うほか、国内外における事業投資など、幅広いビジネスを展開。
うちなーんちゅの投資判断基準

- EPS:維持もしくは右肩上がり
- PER:15倍以下
- 配当金推移:右肩あがり
- 配当利回り:3.75%以上
- 配当性向:理想は30〜50%
- 営業利益率:理想は10%以上
- 自己資本比率:最低でも40%以上・80%以上は最高!
- その他:過去の配当利回りを見て、投資妙味が出てきたとき
上記の基準をもとに投資するかを決めています!!
伊藤忠商事の企業分析(2022年時点)
ここからは、各指標を
【優:◎→3点】・【良:◯→2点】・【不可:×→1点】の3段階評価で評価して行きます。
- 愛せる銘柄:16点以上
- 保有を検討する銘柄:12〜15点
- 愛せない銘柄:12点以下
※私の個人的・独断的な見解なので参考になれば嬉しいです。
株価

上記は、伊藤忠商事の過去10年間の株価です。
2013年に1000円であった株価が、2022年には4000円を超えており、株価が4倍へと成長しています。
伊藤忠商事は、今から投資をするとキャピタルゲイン・インカムゲイン両取りできる銘柄なのか。ここから各指標を見ながら、詳しく解説していきます。
果たして伊藤忠商事は投資する基準を満たしているのでしょうか?
EPS(1株あたりの純利益)
まずEPSとは、「Earnings Per Share」の略で、1株あたり純利益(当期利益や当期純利益など)ともいわれます。1株あたりの利益がどれだけあるのかを示すものです。
EPSは、当期純利益÷発行株式数の計算式で求めることができます。
引用元:バフェットコード
- 右肩上がり:◎
- 横ばい:◯
- 右肩下がり:×
EPSは2013年を起点としてみていくと、綺麗な右肩上がりを形成しています。
11月の四半期決算では、「当社株主帰属四半期純利益」は、4,830億円(期初見通し7,000億円に対する進捗率は69%)。売上総利益は全ての半期を通じて初めて1兆円を超過し、営業利益ともに過去最高を更新。と記載されていました。
決算書を読んでの個人的な予測としては、四半期純利益・売上総利益・営業利益が過去最高を更新しているため、今後もEPSは成長していくと考えています。
上記の点を踏まえるとEPSに関しては、「◎」と判断しました。
PER
PERとは「Price Earnings Ratio」の略で、株価が1株あたりの純利益(EPS)の何倍まで買われているか。
現在の株価が、その企業の利益と比べて、割高か割安かを判断するのに使われる指標です。
PERは、株価÷EPSの計算式で求めることができます。
引用元:バフェットコード
- RER15倍以下:◎
- PER15〜20倍:◯
- PER20倍以上:×
PER20倍を超えると割高と判断します。私の場合上記の数値が判断材料となっています。
伊藤忠商事のPERを見ていくと、2021年からPER8倍付近で推移しています。
2020年だけをみると、PERは14倍付近まで上昇していました。あくまでもPER単独だけを見ると現在の水準は”格安”ではないかと考えます。
現在はPER15倍を切っているため「◎」と判断しました。
配当金推移
引用元:バフェットコード
- 右肩上がり:◎
- 横ばい:◯
- 右肩下がり、減配がある:×
配当金のグラフをみると、2015年から増配を繰り返し、綺麗な右肩上がりをしています。
10月の決算資料でも、ステップアップ下限配当(累進配当継続)+2023年度までに140円を下限として配当性向30%をコミットメントすると記載されています。
伊藤忠商事は、今後も配当を増やしていくことに積極的な姿勢を示しています。自分が設定した配当利回りを超えるようであれば、積極的に買い増ししてきたい銘柄のひとつ考えています。
現在の状況をチェックポイントと照らし合わせると、配当金推移は「◎」と判断しました。
配当利回り
配当利回りとは、株価に対する「配当金額の割合」を示す指標です。
配当利回りは、1株あたりの年間配当金÷株価×100(%)の計算式で求めることができます。
引用元:IRバンク
- 配当利回り3.75%以上:◎
- 配当利回り3.0〜3.75%:◯
- 配当利回り3.0%以下:×
2022年3月時点では、配当利回り2.6%付近を推移しています。9月に株価が急落し、一時配当利回りが3.5%を超えることがありました。2022年11月現在では、配当利回り3.3%付近で推移しています。
ここ10年を見ていても、2%後半から3%半ばを行き来しているのが分かります。利回りとしては若干低めですが、今後も増配が続けば利回りは上昇していくことが予測されます。
直近は、配当利回り3%を付近を推移しているため、「◯」と判断しました。
配当性向
配当性向とは、会社が税引後の利益である当期純利益のうち、どれだけを配当金の支払いに向けたかを示す指標です。
配当性向は、1株あたりの配当額÷1株あたり当期純利益×100%の計算式で求めることができます。
引用元:IRバンク
- 配当性向30〜60%:◎
- 配当性向0〜20%:◯
- 配当性向70%以上:×
配当性向は過去10年間を平均すると、20%〜30%台を推移しています。配当性向に関して言えば、そこまで高くなっておらず今後も増配する余力を残していると考えます。
先ほども述べたように、決算資料の中で2023年度までに配当性向を30%コミットメントと記載されています。そのため今後は、配当性向30%を目標に増配してくいくことが予測されます。
チェックポイントと照らし合わせて、配当性向は「◯」と判断しました。
ROE
ROEとは、「Return On Equity」の略で、「自己資本利益率」ともいいます。株主が出資したお金を元手に、企業がどれだけの利益を上げたのかを数値化したもので、「企業がどれぐらい効率良くお金を稼いでいるか」を示す財務指標です。
ROEは、当期純利益÷自己資本×100%の計算式で求められます。
引用元:バフェットコード
- ROE:8%以上:◎
- ROE:4.5〜8%:◯
- ROE:4.5%以下:×
一般的にROEが8%を超えると、効率的にお金を稼いでいると言われます。
伊藤忠商事の場合、ROEは19%を超えています。一般的にROE8%を超えれば優秀なのですが、19%は驚異的な数字ですね。
いかに伊藤忠商事が、株主が出資したお金を元手に効率的に稼いでいるのが分かります。
チェックポイントと照らし合わせると、ROEは「◎」と判断しました。
※商社が得る利益は仲介手数料のみであり、さらに「投資」事業によって得られる配当金などは、営業利益に含まれないといったことなどが低利益率の原因です。特に総合商社は、業界規模の大きさによって低利益率をカバーする形になっています。そのため営業利益率ではなく、ROE・ROAの確認が必要となります。
自己資本比率
自己資本比率とは、総資本における自己資本の比率を指します。自己資本比率は、企業の財務の安全性を分析するために用いられる指標です。
一般的には、自己資本比率が高い方が財務健全性が高い企業と判断されます。
自己資本比率は、自己資本÷総資本×100(%)の計算式で求めることができます。
引用元:IRバンク
- 自己資本比率80%以上:◎
- 自己資本比率40〜70%:◯
- 自己資本比率40%以下:×
伊藤忠商事の場合、直近の自己資本率は34%と低めの水準となっています。
総合商社の自己資本比率は、どこも20%程度であり営業利益率は非常に低いです。その理由は、総合商社のビジネスモデルにあります。
総合商社は少ない利幅のため、借り入れを多くしてビジネスの規模を大きくし、利益の絶対額を稼ごうというビジネスモデルになります。そのため総合商社の場合、自己資本比率が低くなる傾向となります。
チェックポイントと照らし合わせると、自己資本比率は「×」と判断しました。
株主還元政策

配当政策・自己株式取得
引用元:伊藤忠商事ホームページ
- 配当政策:1株当たり配当金は前期比30円増額の140円/株下限に増配 (期初見通し比+10円、総額約+150億円)。ステップアップ下限配当の実施と2023年度までに配当性向30%をコミットメント。(「Brand-new Deal2023新配当方針」を継続)
- 自己株取得:市場環境・キャッシュアロケーションの状況を踏まえ、350億円の自己株式取得を決定。(総還元性向:期初計画27%⇒追加還元後30%)
配当政策・自己株取得とどれも素晴らしい株主還元政策ですね!
うちなーんちゅが購入を検討するポイント

わたくし、うちなーんちゅが”伊藤忠商事”を購入するポイントは、、、
ズバリ「利回り3.5%以上」です!!
現在は3.3%付近を推移しています。連続増配銘柄であることも含めて現在の利回りで購入したとしても、今後利回りは上昇していく可能性が高いと言えます。
まとめ

- EPS(1株あたりの利益):◎
- PER:◎
- 配当金推移:◎
- 配当金利回り:◯
- 配当性向:◯
- ROE:◎
- 自己資本率:×

結果: ◎→4 ◯→2 ×→1
合計:17/21点
- 愛せる銘柄:16点以上
- 保有を検討する銘柄:12〜15点
- 愛せない銘柄:12点以下
以上の結果より、”伊藤忠商事”は私の投資基準に照らし合わせると「愛せる銘柄」となります。
伊藤忠商事は、5大商社と呼ばれる総合商社のひとつです。現在業績が絶好調であり、三井物産・三菱商事に迫る勢いと言われています。
また株主還元にも積極的であり、最近増配発表もしたことでtwitterで話題となっていました。
ご自身が設定する配当利回りを超えてくるようであれば、ぜひPFに組み入れて欲しい銘柄のひとつとなります。
伊藤忠商事は、今最もほしい銘柄のひとつです!今後私のPFに確実に入る銘柄ですね!
最後に、これから高配当株投資をはじめる”あなた”へ。投資は決して安全なものではなく、リスクを伴うものです。
しかしそのリスクを許容して高配当株投資をはじめることができれば、月1万円の”不労所得”も夢ではありません。
この記事を読んで、高配当株投資をはじめるきっかけになったらと思います。
これから高配当株投資をはじめる方向けに、おすすめ口座の紹介を別記事にまとめています。ぜひご覧ください。
最後まで読んでいただきありがとうございます!それでは次回の記事も”ユタクシウニゲーサビラ