卸売業

【2022年:日本高配当銘柄紹介】9960:東テク(景気敏感株)

ハイサーイ!うちなーんちゅ(@utina-nntyu)です!

よし。高配当株投資をはじめよう!でもなにを買えばいいんだ、、、。

というあなたへ向けて、高配当銘柄を紹介して行きます。

今回は、設備代理店でありながら計装工事の施工能力をも併せ持つ国内唯一の企業【東テク】について解説して行きます。

まず結論から言います。私の投資判断基準と照らし合わせると、、、

”東テク”は

愛せる銘柄」です!

この記事では、なぜ”東テク”が愛せる銘柄なのか?

会社紹介とともに、私の投資判断基準に照らし合わせてお話ししていきたいと思います。

この記事を読むことで、東テクがどんな会社なのか。東テクの企業業績投資を判断する時期などを知ることができます。

それでは早速解説していきます。

この記事がおすすめの人
  • これから高配当株投資を始めたい・始める人
  • 高配当株で何に投資していいか分からない人
  • 時間に余裕がなく、銘柄分析ができない人
  • 罠銘柄を掴みたくない人
  • ”うちなーんちゅ”の投資基準を知りたい人

東テクってどんな会社?(2022年時点)

東テクグループは、1955年に冷暖房機器の専門商社として創業。現在は、多種多様な設備機器の販売、計装工事の設計・施工、各種設備・システムの保守サービスまでサポートしている。設備代理店でありながら計装工事の施工能力をも併せ持つ国内唯一の企業です。

業種(セクター)・株式市場

  • 業種(セクター):卸売業
  • 株式市場:プライム市場

会社概要

  • 創業:1955年(昭和30年)7月6日
  • 資本金:18億5,700万円(発行済株式数 1,398万8千株)
  • 社員数:1,019名 / 連結2,419名(2022年3月31日現在)

事業内容

  • 計装事業
  • エネルギー事業
  • 設備機器・販売事業

うちなーんちゅの投資判断基準

うちなーんちゅ投資判断基準
  1. EPS:維持もしくは右肩上がり
  2. PER:15倍以下
  3. 配当金推移:右肩あがり
  4. 配当利回り:3.75%以上
  5. 配当性向:理想は30〜50%
  6. 営業利益率:理想は10%以上
  7. 自己資本比率:最低でも40%以上・80%以上は最高!
  8. その他:過去の配当利回りを見て、投資妙味が出てきたとき
うちなーんちゅ

上記の基準をもとに投資するかを決めています!!

東テクの企業分析(2022年時点)

ここからは、各指標を

【優:◎→3点】・【良:◯→2点】・【不可:×→1点】の3段階評価で評価して行きます。

  • 愛せる銘柄:16点以上
  • 保有を検討する銘柄:12〜15点
  • 愛せない銘柄:12点以下

※私の個人的・独断的な見解なので参考になれば嬉しいです。

株価

上記画像は、東テクの過去10年間の株価です。2013年は1000円以下であった株価は、2022年に3300円を超えて推移しています。10年で実に株価は3倍以上成長しています。

高配当株投資家にとって、東テクは長期で投資してもよい銘柄なのか。ここからは、各指標を見ながら詳しく解説していきます。

うちなーんちゅ

東テクは長期投資に適しているのか見ていきましょう!

四半期業績(経営成績に関する説明)

2023年3月期第2四半期決算短信(2022年11月2日更新)

  • 売上高は、良好な受注環境を背景に特に工事セグメントにて順調に売上が伸長し、前年同期比13.0%増となりました。
  • 利益面につきましては、売上高の増加に比例し順調に売上総利益が計上されたことにより営業利益は前年同期比15.6%増となりました。
  • 経常利益は前年同期比17.0%増、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比17.7%増となりました。
  • なお、当社グループは売上高が第4四半期連結会計期間に集中する傾向があり、業績には季節的変動があります。
引用元:東テクHP

EPS(1株あたりの純利益)

まずEPSとは、「Earnings Per Share」の略で、1株あたり純利益(当期利益や当期純利益など)ともいわれます。1株あたりの利益がどれだけあるのかを示すものです。

EPSは、当期純利益÷発行株式数の計算式で求めることができます。

引用元:バフェットコード

EPSは2013年を起点としてみていくと、綺麗な右肩上がりを形成しています。

2020年からEPSの成長は鈍化していますが、11月の第2四半期決算を確認すると、営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する四半期純利益は増加傾向と記載されています。2023年度もEPSは成長予定なので、今後も業績拡大に期待を持てる決算ではないでしょうか。

2013年からの推移を見ると右肩上がりであるため、EPSに関しては「」と判断しました。

PER

PERとは「Price Earnings Ratio」の略で、株価が1株あたりの純利益(EPS)の何倍まで買われているか。

現在の株価が、その企業の利益と比べて、割高か割安かを判断するのに使われる指標です。

PERは、株価÷EPSの計算式で求めることができます。

引用元:バフェットコード

東テクのPERを見ていくと、ここ3年間はPER6〜12倍のレンジで推移しています。

現在PERは10倍を下回って推移しており、去年の同時期と比べると”格安”水準ではないかと考えます。今年に入ってからは特に大きな上昇もなく、安定していることがグラフからも分かります。

現在はPER15倍を切っているため「」と判断しました。

配当金推移

引用元:バフェットコード

配当金のグラフをみると、2013年から増配を繰り返し、綺麗な右肩上がりをしています。

配当金に関して言えば10年前と比べると、実に10倍以上(13円→147円)に成長してます。特にグラフから見ても分かるように、2021年から2022年からの伸び率は衝撃的です。

また東テクは、「具体的な指標として連結配当性向40%を目安におき、業績に応じた継続的かつ安定的な配当を実施する」とHPに記載しています。

今後も業績が拡大していくのであれば、安定的な配当の維持・増配が期待できるのではないでしょうか。

現在の状況をチェックポイントと照らし合わせると、配当金推移は「」と判断しました。

配当利回り

配当利回りとは、株価に対する「配当金額の割合」を示す指標です。

配当利回りは、1株あたりの年間配当金÷株価×100(%)の計算式で求めることができます。

引用元:IRバンク

2022年3月時点では、配当利回り6%を超えて推移していました。11月では、株価の上昇に伴い配当利回り4.3%です。

私個人的には、配当利回り5〜6%で発見したかったですが、これも高配当株投資あるあるです。気を取り直して監視していきたいと思います。

直近は、配当利回り3.75%を付近を超えているため、「」と判断しました。

配当性向

配当性向とは、会社が税引後の利益である当期純利益のうち、どれだけを配当金の支払いに向けたかを示す指標です。

配当性向は、1株あたりの配当額÷1株あたり当期純利益×100%の計算式で求めることができます。

引用元:IRバンク

配当性向は過去10年間を平均すると、20%台を推移しています。2022年11月時点では、40%付近となっています。配当性向に関して言えば、そこまで高くなっておらず今後も増配する余力を残していると考えます。

また東テクの株主還元政策では、「連結配当性向40%を目安におき、業績に応じた継続的かつ安定的な配当を実施していく」と記載されています。そのため今後投資を検討するのであれば、配当性向40%という指標を注意して見ていきたいです。

チェックポイントと照らし合わせても、配当性向は「」と判断しました。

営業利益率

営業利益率とは、効率良く稼げているか、すなわち「企業の稼ぐ力」みる指標となっています。

営業利益率は、営業利益÷売上高×100(%)の計算式で求めることができます。

引用元:バフェットコード

一般的に営業利益率が10%を超えると、稼ぐ力がすごいと言われます。

東テクでは、営業利益率が5%付近を推移しています。卸売業では、営業利益率が低くなります。(平均:1.77%)。そのため東テクは、卸売業の中では営業利益率は高い銘柄ということが分かります。

また東テクは、設備代理店でありながら計装工事の施工能力をも併せ持つ国内唯一の企業です。独自のビジネスモデルを持っており、グラフを見ても売上高は右肩上がりであるため、今後も安定的に稼いでくれるのではと予想しています。

しかしチェックポイントと照らし合わせると、営業利益率は「×」と判断しました。

自己資本比率

自己資本比率とは、総資本における自己資本の比率を指します。自己資本比率は、企業の財務の安全性を分析するために用いられる指標です。

一般的には、自己資本比率が高い方が財務健全性が企業と判断されます。

自己資本比率は、自己資本÷総資本×100(%)の計算式で求めることができます。

引用元:IRバンク

東テクの場合、2022年3月時点で自己資本率は49%の水準を保っています。

一般的に卸売業では、自己資本比率が低め(自己資本比率の平均は20%)となります。東テクは、平均の2倍の水準であるため財務も健全であることが分かります。そのため今すぐ倒産するリスクは低いと言えます。

チェツクポイントと照らし合わせると、自己資本比率は「」と判断しました。

株主還元政策

配当政策・自己株式取得

  • 当社は、株主の皆様に対する利益還元を経営の重要政策と位置づけており、効果的な業務運営による収益力の向上、財務体質の強化を図りながら業績に裏付けられた成果の配分を行うことを基本方針としております。その具体的な指標として連結配当性向40%を目安におき、業績に応じた継続的かつ安定的な配当を実施してまいります。
引用元:東テクHP
うちなーんちゅ

配当政策を「株主への利益還元を経営の最重要課題のひとつとして掲げている」という点がすごく好感が持てるポイントですね!

うちなーんちゅが購入を検討するポイント

わたくし、うちなーんちゅが”東テク”を購入するポイントは、、、

うちなーんちゅ

ズバリ「利回り5%以上」です!!

現在は4%付近を推移しています。2013年3月期以降、10期連続の増配となり長期的な利益還元を継続しているため、長期で保有しても良い銘柄ではないしょうか。

まとめ

  1. EPS(1株あたりの利益):◎
  2. PER:◎
  3. 配当金推移:◎
  4. 配当金利回り:◎
  5. 配当性向:◎
  6. 営業利益率:◯
  7. 自己資本率:◯

結果: ◎→5 ◯→2 ×→0 

合計:19/21点

  • 愛せる銘柄:16点以上 
  • 保有を検討する銘柄:12〜15点 
  • 愛せない銘柄:12点以下

以上の結果より、東テクは私の投資基準に照らし合わせると「愛せる銘柄」となります。

Twitterでも度々名前が上がるのが、この東テクです。私も今回調査してみて、非常に優秀な銘柄であることが確認できました。EPS・配当推移が右肩上がりであり、配当利回りも4%を超えています。

自己資本比率も50.6%(2022年11月時点)と、前回の四半期決算よりも1.4%と上昇しています。財務も今のところ問題ないと判断しています。

うちなーんちゅ

卸売業では高配当の部類に入るため、PFの利回りを上げたい方にはおすすめの銘柄のひとつとなります!

最後に、これから高配当株投資をはじめる”あなた”へ。投資は決して安全なものではなく、リスクを伴うものです。

しかしそのリスクを許容して高配当株投資をはじめることができれば、月1万円の”不労所得”も夢ではありません。

この記事を読んで、高配当株投資をはじめるきっかけになったらと思います。

これから高配当株投資をはじめる方向けに、おすすめ口座の紹介を別記事にまとめています。ぜひご覧ください。

うちなーんちゅ

最後まで読んでいただきありがとうございます!それでは次回の記事も”ユタクシウニゲーサビラ