ハイサーイ!うちなーんちゅ(@utina-nntyu)です!
今回の記事は
- 今から高配当株投資を始めようと思っているんだけど…
- ネット上にある情報が多すぎて何を参考にしていいか分からない
- 銘柄分析する時間がないから、優良な個別銘柄の情報を教えて!
という”あなた”へ向けて、日本高配当株の個別銘柄について紹介・解説して行きます。
今回は、通信業大手の【ソフトバンク】について解説して行きます。
まず結論から言います。私の投資判断基準と照らし合わせると、、、
”ソフトバンク”は
「愛せる銘柄」です!
私は高配当株投資を始めて、3年で年間20万円を超える配当金を得ることができました。しかし3年前は、なにも分からない状態から始めて何度も失敗を繰り返し、勉強しながら現在の配当金を得られるようになっています。
そこでこの記事では、高配当株投資初心者でも迷わずに優良銘柄を選定することができます。「高配当株投資の基本」となる企業情報や株式指標を用いながら解説していきます。
この記事を読むことで、なぜ”ソフトバンク”が愛せる銘柄なのか?。ソフトバンクがどんな会社なのか。ソフトバンクの企業業績や、私の投資基準を基にした投資を判断する時期などを知ることができます。
それでは早速解説していきます。
- これから高配当株投資を始めたい・始める人
- 高配当株で何に投資していいか分からない人
- 時間に余裕がなく、銘柄分析ができない人
- 罠銘柄を掴みたくない人
- ”うちなーんちゅ”の投資基準を知りたい人
ソフトバンクってどんな会社?(2022年時点)

ソフトバンク株式会社は、ソフトバンクグループ傘下の会社で、携帯電話などの無線通信サービスおよび長距離、国際通信を提供する日本の大手電気通信事業者。日経平均株価およびTOPIX Large70の構成銘柄となります。
業種(セクター)・株式市場
- 業種(セクター):情報・通信業
- 株式市場:プライム市場
会社概要
- 設立日:1986年(昭和61年)12月9日
- 資本金:204,309百万円(2022年3月31日現在)
- 社員数:単体:18,929人・連結:49,581人(2022年3月31日現在)
事業内容
- コンシュマー事業
- 法人事業
- 流通事業
- ヤフー・LINE事業
うちなーんちゅの投資判断基準

- EPS:維持もしくは右肩上がり
- PER:15倍以下
- 配当金推移:右肩あがり
- 配当利回り:3.75%以上
- 配当性向:理想は30〜50%
- 営業利益率:理想は10%以上
- 自己資本比率:最低でも40%以上・80%以上は最高!
- その他:過去の配当利回りを見て、投資妙味が出てきたとき
上記の基準をもとに投資するかを決めています!!
ソフトバンクの企業分析(2022年時点)
ここからは、各指標を
【優:◎→3点】・【良:◯→2点】・【不可:×→1点】の3段階評価で評価して行きます。
- 愛せる銘柄:16点以上
- 保有を検討する銘柄:12〜15点
- 愛せない銘柄:12点以下
※私の個人的・独断的な見解なので参考になれば嬉しいです。
株価

上記画像は、ソフトバンクの過去5年間の株価です。ソフトバンクは、ソフトバンクグループ株式会社の子会社として、日本国内の通信事業分野における中核事業会社として事業運営を行ってきました。
2018年12月に東京証券取引所市場第一部に上場となったため、今回は過去5年間の株価の推移となっています。
2020年後半に大幅な下落を認めていますが、2022年までには株価を戻して1500円台で推移しています。
高配当株投資家にとって、ソフトバンクは長期で投資してもよい銘柄なのか。ここからは各指標を見ながら、詳しく解説していきます。
ここからはソフトバンクの企業指標を見ていきましょう!
四半期業績(経営成績に関する説明)
2023年3月期第2四半期決算短信(2022年11月4日更新)
引用元:ソフトバンクHP
- 売上高:当第2四半期連結累計期間の売上高は、全セグメントで増収となり、前年同期比843億円(3.1%)増の28,086億円となりました。コンシューマ事業の増収は、物販等売上の減少や新料金プラン導入の影響などによりモバイル売上が減少した一方で、電力市場での取引量および価格の変動などによりでんき売上が増加したことによるものです。
- 営業利益:当第2四半期連結累計期間の営業利益は、前年同期比723億円(12.7%)減の4,986億円となりました。コンシューマ事業は新料金プラン導入の影響などにより490億円、ヤフー・LINE事業は成長に向けて人材の採用を強化したことによる費用の増加などにより160億円、法人事業はヘルスケアテクノロジーズ㈱の子会社化に伴う段階取得に係る差益を計上した一方で、訴訟に係る引当金の計上や前年同期において一時的な費用の戻し入れがあった影響などにより28億円、それぞれ減益となりました。
- 純利益:当第2四半期連結累計期間の純利益は、前年同期比770億円(22.1%)減の2,716億円となりました。これは主として、営業利益が減少したことや、保有する投資有価証券の評価損や訴訟に係る遅延損害金を計上したことによる金融費用の増加、持分法による投資の減損損失の計上などにより、税引前利益が減少したことによるものです。なお、法人所得税の減少は、前述の通り税引前利益が減少したことによるものです。
- 親会社の所有者に帰属する純利益:当第2四半期連結累計期間の親会社の所有者に帰属する純利益は、前年同期比701億円(22.8%)減の2,371億円となりました。
EPS(1株あたりの純利益)
まずEPSとは、「Earnings Per Share」の略で、1株あたり純利益(当期利益や当期純利益など)ともいわれます。1株あたりの利益がどれだけあるのかを示すものです。
EPSは、当期純利益÷発行株式数の計算式で求めることができます。
引用元:IRバンク
- 右肩上がり:◎
- 横ばい:◯
- 右肩下がり:×
EPSは、2018年に−19%となっています。そこから2022年にかけて、EPSは右肩上がりを形成しています。2023年も成長予定であり、今後も注視していきたいです。
11月発表の第2四半期決算では、売上高が前年同期比3.1%増、営業利益が前年同期比12.7%減、純利益が前年同期比22.1%減となっています。
個人的な感想としては、ソフトバンクの経営成績はパッとしない成績です。減益に関しては、去年から導入している新料金プランの影響を受けています。KDDI・NTTが踏ん張っているので、ソフトバンクももう少し頑張ってほしいところです。
チェックポイントと照らし合わせると、EPSは「◎」と判断しました。
PER
PERとは「Price Earnings Ratio」の略で、株価が1株あたりの純利益(EPS)の何倍まで買われているか。
現在の株価が、その企業の利益と比べて、割高か割安かを判断するのに使われる指標です。
PERは、株価÷EPSの計算式で求めることができます。
引用元:バフェットコード
- RER15倍以下:◎
- PER15〜20倍:◯
- PER20倍以上:×
PER20倍を超えると割高と判断します。私の場合上記の数値が判断材料となっています。
ソフトバンクのPERを見ていくと、ここ3年間はPER11〜15倍のレンジで推移しています。
2022年はPER13倍付近を推移しています。この3年間を通してみると、一時PER15倍をつけることもありました。PERだけで購入を判断するのであれば、PER11倍付近が目安でないかと考えます。
現在はPER15倍を下回っているため「◎」と判断しました。
配当金推移
引用元:バフェットコード
- 右肩上がり:◎
- 横ばい:◯
- 右肩下がり、減配がある:×
ソフトバンクは、2018年までソフトバンクグループ株式会社の子会社として活動。2018年12月に東京証券取引所市場第一部に上場しました。上場した2018年から配当政策を開始しいます。
しかし2018年に181円の配当を出して、翌年には減配しています。高配当投資家にとって減配ほど痛いものはないです。2019年以降は、配当金を維持〜増配を行なっています。
ソフトバンクに関しては、今後も配当金の維持〜増配を行なってくれるかが銘柄を購入する基準となってきます。
現在の状況をチェックポイントと照らし合わせると、配当金推移は「◯」と判断しました。
配当利回り
配当利回りとは、株価に対する「配当金額の割合」を示す指標です。
配当利回りは、1株あたりの年間配当金÷株価×100(%)の計算式で求めることができます。
引用元:IRバンク
- 配当利回り3.75%以上:◎
- 配当利回り3.0〜3.75%:◯
- 配当利回り3.0%以下:×
2022年3月時点では、配当利回り6.02%付近を推移していました。2022年12月は、配当利回り5.8%となっています。
通信業の2大銘柄であるKDDI・NTTが配当利回り3.5%以下であることを考えると、ソフトバンクは高利回り銘柄となります。
直近は、配当利回り3.75%を付近を上回っているため、「◎」と判断しました。
配当性向
配当性向とは、会社が税引後の利益である当期純利益のうち、どれだけを配当金の支払いに向けたかを示す指標です。
配当性向は、1株あたりの配当額÷1株あたり当期純利益×100%の計算式で求めることができます。
引用元:IRバンク
- 配当性向30〜60%:◎
- 配当性向0〜20%:◯
- 配当性向70%以上:×
配当性向は過去を平均すると、70%台を推移しています。
ソフトバンクHPでは、中期還元方針として、2020年度から2022年度の株主還元方針を「総還元性向85%程度」としています。株主還元に積極的なことは好印象ですが、配当性向が高いのは気になります。
来年には2023年度からの株主還元方針が発表されるため、今後の動向に注目していきたいと思います。
チェックポイントと照らし合わせて、配当性向は「×」と判断しました。
営業利益率
営業利益率とは、効率良く稼げているか、すなわち「企業の稼ぐ力」みる指標となっています。
営業利益率は、営業利益÷売上高×100(%)の計算式で求めることができます。
引用元:バフェットコード
- 営業利益率10%以上:◎
- 営業利益率6〜9%:◯
- 営業利益率5%以下:×
一般的に営業利益率が10%を超えると、稼ぐ力がすごいと言われます。
ソフトバンクでは、営業利益率が10%超えて推移しています。10%を超えて推移しているのは、素直にすごいです。
11月発表の四半期決算では、営業利益が17.3%の減益の結果となっています。2023年3月の決算は営業利益率17%と予想されているため、次回の決算がどのような結果になるのか注目していきたいと思います。
チェックポイントと照らし合わせると、営業利益率は「◎」と判断しました。
自己資本比率
自己資本比率とは、総資本における自己資本の比率を指します。自己資本比率は、企業の財務の安全性を分析するために用いられる指標です。
一般的には、自己資本比率が高い方が財務健全性が高い企業と判断されます。
自己資本比率は、自己資本÷総資本×100(%)の計算式で求めることができます。
引用元:IRバンク
- 自己資本比率80%以上:◎
- 自己資本比率40〜70%:◯
- 自己資本比率40%以下:×
ソフトバンクの場合、2022年3月時点で自己資本率は13.2%と低水準になります。
通信業の自己資本比率の平均は、50%台とされています。また通信業大手であるKDDI・NTTも自己資本比率は30%を超えて推移しています。その2社と比べるとソフトバンクの自己資本比率は低い傾向になります。
また流動比率も低い(流動負債が流動資産を上回る)ことも懸念点として挙げられます。財務の安全性としては、少し不安があるのが正直なところです。
決算資料の中では、5Gへの設備投資を積極的に行なっていく姿勢を示しています。ただ自己資本比率は、最低でも30%以上は欲しいものです。
チェックポイントと照らし合わせると、自己資本比率は「×」と判断しました。
株主還元政策

配当政策・自己株式取得
当社は、株主の皆さまに利益を還元していくことを重要な経営課題の一つとして位置付けています。中期還元方針として、2020年度から2022年度の株主還元方針を「総還元性向85%程度」と定めています。さらに、1株当たり配当金については減配を行わないこと、加えて自己株式の取得を機動的に実施することを、株主の皆さまにお示ししています。2022年度の1株当たり配当金は年間で86円(うち中間配当金43円)を予定しています。今後も企業価値の向上に努め、株主の皆さまへ安定的な利益還元を行うことを目指します。
引用元:ソフトバンクHP
ソフトバンクは2018年から配当政策を実施しています!今後の株主還元を楽しみにしていきたいです!
うちなーんちゅが購入を検討するポイント

わたくし、うちなーんちゅが”ソフトバンク”を購入するポイントは、、、
ズバリ「利回り6%以上」です!!
現在(2022年12月時点)は5.8%付近を推移しています。通信業では高利回りの銘柄であるため、6%以上の配当利回りはほしいところです。しかし減配があったり自己資本比率が低いなど懸念点があるため、今後の業績・配当政策は注視していきたいところです。
まとめ

- EPS(1株あたりの利益):◎
- PER:◎
- 配当金推移:◯
- 配当金利回り:◎
- 配当性向:×
- 営業利益率:◎
- 自己資本率:×

結果: ◎→4 ◯→1 ×→2
合計:16/21点
- 愛せる銘柄:16点以上
- 保有を検討する銘柄:12〜15点
- 愛せない銘柄:12点以下
以上の結果より、ソフトバンクは私の投資基準に照らし合わせると「愛せる銘柄」となります。
ソフトバンクは、大手通信キャリアの一つになる企業です。2018年に東京証券取引所市場第一部に上場しています。上場後から配当を出している銘柄で、たびたびTwitterでも購入報告を上げているのを見かけます。
同業種であるKDDI・NTTに比べると、配当利回りが高く魅力的に移ります。しかし、配当金推移が不安定・配当性向が高いこと・自己資本比率低いなどの懸念点が挙げられます。
KDDI・NTTの方が業績が安定しており、配当金も増配しています。個人的には、ソフトバンクは3番手・4番手辺りの位置付けです。
ご自身の投資基準と合致すれば、投資を検討するのもアリではないかと思います。
ソフトバンクは今後2〜3年で業績・配当金がどうなるのか。しっかり確認していきたいと思います!
最後に、これから高配当株投資をはじめる”あなた”へ。投資は決して安全なものではなく、リスクを伴うものです。
しかしそのリスクを許容して高配当株投資をはじめることができれば、月1万円の”不労所得”も夢ではありません。
この記事を読んで、高配当株投資をはじめるきっかけになったらと思います。
これから高配当株投資をはじめる方向けに、おすすめ口座の紹介を別記事にまとめています。ぜひご覧ください。
最後まで読んでいただきありがとうございます!それでは次回の記事も”ユタクシウニゲーサビラ