ハイサーイ!うちなーんちゅ(@utina-nntyu)です!
今回の記事は
- 今から高配当株投資を始めようと思っているんだけど…
- ネット上にある情報が多すぎて何を参考にしていいか分からない
- 銘柄分析する時間がないから、優良な個別銘柄の情報を教えて!
という”あなた”へ向けて、日本高配当株の個別銘柄について紹介・解説して行きます。
今回は、銀行業大手の【三菱UFJ】について解説して行きます。
まず結論から言います。私の投資判断基準と照らし合わせると、、、
”三菱UFJ”は
「愛せる銘柄」です!
私は高配当株投資を始めて、3年で年間20万円を超える配当金を得ることができました。しかし3年前は、なにも分からない状態から始めて何度も失敗を繰り返し、勉強しながら現在の配当金を得られるようになっています。
そこでこの記事では、高配当株投資初心者でも迷わずに優良銘柄を選定することができます。「高配当株投資の基本」となる企業情報や株式指標を用いながら解説していきます。
この記事を読むことで、なぜ”三菱UFJ”が愛せる銘柄なのか?。三菱UFJがどんな会社なのか。三菱UFJの企業業績や、私の投資基準を基にした投資を判断する時期などを知ることができます。
それでは早速解説していきます。
- これから高配当株投資を始めたい・始める人
- 高配当株で何に投資していいか分からない人
- 時間に余裕がなく、銘柄分析ができない人
- 罠銘柄を掴みたくない人
- ”うちなーんちゅ”の投資基準を知りたい人
三菱UFJってどんな会社?(2022年時点)

株式会社三菱UFJ銀行は、東京都千代田区丸の内に本店を置く、三菱UFJフィナンシャル・グループ傘下の都市銀行である。三井住友銀行、みずほ銀行とともに3大メガバンクの一角を占めています。
業種(セクター)・株式市場
- 業種(セクター):銀行業
- 株式市場:プライム市場
会社概要
- 設立日:1919年(大正8年) 8月15日
- 資本金:17,119億円(単体)
- 社員数:28,843人(2022年3月末現在、単体)
事業内容
- デジタルサービス事業
- 法人・リテール事業
- グローバルCIB事業(CIB:コーポレート&インベストメント・バンキング)
- グローバルコマーシャルバンキング事業
- 受託財産事業
- コーポレートバンキング事業
- 市場事業
うちなーんちゅの投資判断基準

- EPS:維持もしくは右肩上がり
- PER:15倍以下
- 配当金推移:右肩あがり
- 配当利回り:3.75%以上
- 配当性向:理想は30〜50%
- 営業利益率:理想は10%以上
- 自己資本比率:最低でも40%以上・80%以上は最高!
- その他:過去の配当利回りを見て、投資妙味が出てきたとき
上記の基準をもとに投資するかを決めています!!
三菱UFJの企業分析(2022年時点)
ここからは、各指標を
【優:◎→3点】・【良:◯→2点】・【不可:×→1点】の3段階評価で評価して行きます。
- 愛せる銘柄:16点以上
- 保有を検討する銘柄:12〜15点
- 愛せない銘柄:12点以下
※私の個人的・独断的な見解なので参考になれば嬉しいです。
株価

上記画像は、三菱UFJの過去10年間の株価です。2020年のコロナショック以降、株価は立ち直りを見せて右肩あがりで推移しています。
また2022年12月20日に日銀の事実上の利上げ発表があり、800円を超えるところまで株価が急騰しています。
高配当株投資家にとって、三菱UFJは長期で投資してもよい銘柄なのか。ここからは各指標を見ながら、詳しく解説していきます。
ここからは三菱UFJの企業指標を見ていきましょう!
四半期業績(経営成績に関する説明)
2023年3月期第2四半期決算短信(2022年11月14日更新)
引用元:三菱UFJホームページ
- 2022年度上期の業務純益は8,952億円 (前同比+2,577億円増益)、 通期目標13,000億円に対する進捗率は69%。 成長戦略が着実に進捗、 顧客部門の営業純益は前同比+2,184億円増益
- MUB株式譲渡決定に伴う会計処理に関連した損失もあり、 親会社株主中間純利益は2,310億円と前同比大幅減益。 ただし、当該損失のうちMUB株式譲渡時に特別利益として戻入になる4,481億円を勘案すると、 親会社株主中間純利益は 6,792億円(進捗率68%) と業績目標に向けて好調な進捗
- 2022年度の親会社株主純利益目標: 期初に設定した10,000億円の業績目標は据え置きも、 内訳を以下の通り修正 ・業務純益+2,000億円 上期の好調な業務純益を受けて、上方修正。・与信関係費用総額▲5,000億円、経常利益 ▲6,500億円: MUB株式譲渡決定に伴う会計処理に関連した評価損を反映
EPS(1株あたりの純利益)
まずEPSとは、「Earnings Per Share」の略で、1株あたり純利益(当期利益や当期純利益など)ともいわれます。1株あたりの利益がどれだけあるのかを示すものです。
EPSは、当期純利益÷発行株式数の計算式で求めることができます。
引用元:バフェットコード
- 右肩上がり:◎
- 横ばい:◯
- 右肩下がり:×
三菱UFJのEPSは、可もなく不可もなく横ばいで維持しています。そのため企業自体は成熟しており、成長性には欠けるものの業績は安定していることが分かります。
11月発表の第2四半期決算では、「2022年度上期の業務純益は8,952億円 (前同比+2,577億円増益)、 通期目標13,000億円に対する進捗率は69%。 成長戦略が着実に進捗、 顧客部門の営業純益は前同比+2,184億円増益」と記載されています。
決算からも分かるように安定的に稼げており、通期目標も進捗率69%と着実に成長戦略も進捗していることが分かります。
チェックポイントと照らし合わせると、EPSは「◯」と判断しました。
PER
PERとは「Price Earnings Ratio」の略で、株価が1株あたりの純利益(EPS)の何倍まで買われているか。
現在の株価が、その企業の利益と比べて、割高か割安かを判断するのに使われる指標です。
PERは、株価÷EPSの計算式で求めることができます。
引用元:バフェットコード
- RER15倍以下:◎
- PER15〜20倍:◯
- PER20倍以上:×
PER20倍を超えると割高と判断します。私の場合上記の数値が判断材料となっています。
三菱UFJのPERを見ていくと、ここ3年間はPER6〜12倍のレンジで推移しています。
2022年はPER10倍付近を推移しています。12月半ばまでPER10倍以内を推移していましたが、日銀の金融緩和修正案発表により株価が急騰。そのためPERも上昇する形となっています。
しかし現在はPER15倍を下回っているため「◎」と判断しました。
配当金推移
引用元:バフェットコード
- 右肩上がり:◎
- 横ばい:◯
- 右肩下がり、減配がある:×
配当金のグラフをみると、2013年から配当金の維持〜増配を繰り返し、綺麗な右肩上がりをしています。配当金に関して言えば10年前と比べると、約2倍以上(13円→32円)に成長してます。
三菱UFJのHPを確認すると、配当政策では「利益成長を通じた1株当たり配当金の安定的・持続的な増加を基本方針とし、2023年度までに配当性向40%への累進的な引き上げをめざす」と記載されています。実質的な累進配当政策と個人的に思っています。
業績によっては株主還元政策の変更もあるため、2023年以降の配当政策も注目してみていきたいと思います。
現在の状況をチェックポイントと照らし合わせると、配当金推移は「◎」と判断しました。
配当利回り
配当利回りとは、株価に対する「配当金額の割合」を示す指標です。
配当利回りは、1株あたりの年間配当金÷株価×100(%)の計算式で求めることができます。
引用元:IRバンク
- 配当利回り3.75%以上:◎
- 配当利回り3.0〜3.75%:◯
- 配当利回り3.0%以下:×
2022年3月時点では、配当利回り3.68%付近を推移していました。2022年12月上旬の段階では配当利回り4.9%でしたが、日銀の金融緩和修正の発表により株価が急騰。現在では3月時点での配当利回り水準となっています。
私は三菱UFJを10月で購入(配当利回りは4.9%)していたので、購入タイミングはバッチリでした。
直近は、配当利回り3.75%を付近を上回っているため、「◎」と判断しました。
配当性向
配当性向とは、会社が税引後の利益である当期純利益のうち、どれだけを配当金の支払いに向けたかを示す指標です。
配当性向は、1株あたりの配当額÷1株あたり当期純利益×100%の計算式で求めることができます。
引用元:IRバンク
- 配当性向30〜60%:◎
- 配当性向0〜20%:◯
- 配当性向70%以上:×
配当性向は過去を平均すると、20〜30%台を推移しています。
先述したように三菱UFJの配当政策では、「2023年度までに配当性向40%への累進的な引き上げをめざす」と記載されています。
2022年3月時点では配当性向30%台であるため、今後も増配する余力はあると判断しています。
チェックポイントと照らし合わせて、配当性向は「◎」と判断しました。
経常利益率
銀行業の場合、物を作って売るということがなく、営業利益という項目がありません。そのため今回は、経常利益率を見ていきます。
経常利益率とは、売上高に対する経常利益の割合を言い、企業の収益性を計る尺度です。
この比率が高い場合、資産の売却損益などを除いた通常の経営活動における企業の収益力が高いと考えることができます。
経常利益率は、経常利益÷売上高×100(%)の計算式で求めることができます。
引用元:バフェットコード
- 経常利益率10%以上:◎
- 経常利益率6〜9%:◯
- 経常利益率5%以下:×
一般的に経常利益率が10%を超えると、収益性が高いと言われます。
このグラフを見てみると、経常利益率が20%以上となっています。三菱UFJは本業以外での稼ぐ力がかなり高いといえます。
チェックポイントと照らし合わせると、経常利益率は「◎」と判断しました。
自己資本比率
自己資本比率とは、総資本における自己資本の比率を指します。自己資本比率は、企業の財務の安全性を分析するために用いられる指標です。
一般的には、自己資本比率が高い方が財務健全性が高い企業と判断されます。
自己資本比率は、自己資本÷総資本×100(%)の計算式で求めることができます。
引用元:IRバンク
- 自己資本比率80%以上:◎
- 自己資本比率40〜70%:◯
- 自己資本比率40%以下:×
三菱UFJの場合、自己資本比率は4%後半〜5%前半と維持しています。
銀行業の場合、銀行の借入金とは、皆さんが預けた預金にあたります。
銀行は、一般の個人・法人からお金を借りているという扱いになっています。 このため、銀行の借入金は膨大な金額になっていて、必然的に自己資本比率が低くなる傾向にあります。
銀行業の自己資本率の平均は4%といわれています。しかしチェックポイントと比較するため、今回自己資本比率は「×」と判断しました。
株主還元政策

配当政策・自己株式取得
資本の健全性や成長のための投資との最適バランスを検討した上で、 配当を基本として株主還元の充実に努める方針
配当政策:利益成長を通じた1株当たり配当金の安定的・持続的な増加を基本方針とし、2023年度までに配当性向40%への累進的な引き上げをめざす
自己株式取得:資本効率の向上に資する株主還元策として、業績・資本の状況、成長投資の機会および株価を含めた市場環境を考慮し、機動的に実施
自己株式焼却:保有する自己株式の総数の上限を、発行済株式総数の5%程度を目安とし、それを超える数の株式は、原則として消却
引用元:三菱UFJホームページ
三菱UFJは配当政策・自己株式取得を積極的に実施しています!今後の株主還元を楽しみにしていきたいです!
うちなーんちゅが購入を検討するポイント

わたくし、うちなーんちゅが”三菱UFJ”を購入するポイントは、、、
ズバリ「利回り4.5%以上」です!!
現在(2022年12月時点)は3.9%付近を推移しています。日銀砲により株価が急騰したことにより、配当利回りは低下したため購入時期は過ぎたと考えています。
今後もし株価が下落するようであれば、積極的に購入していきたい銘柄の一つです。
まとめ

- EPS(1株あたりの利益):○
- PER:◎
- 配当金推移:◎
- 配当金利回り:◎
- 配当性向:◎
- 経常利益率:◎
- 自己資本率:×

結果: ◎→5 ◯→1 ×→1
合計:18/21点
- 愛せる銘柄:16点以上
- 保有を検討する銘柄:12〜15点
- 愛せない銘柄:12点以下
以上の結果より、三菱UFJは私の投資基準に照らし合わせると「愛せる銘柄」となります。
三菱UFJは大手メガバンクであり、11年連続で配当金を維持〜増配を行なっている優良企業です。
三井住友FGと並んで、高配当株投資家にとても人気のある銘柄です。また単元化する時も、10万円以内で買える銘柄となります。
現在は日銀砲により株価の上昇し、配当利回りは低下しています。しかし銀行に預金するぐらいなら、三菱UFJの株を買って配当金をもらった方がいいのではと個人的には思っています。
ちなみに私もしっかり保有し、単元化しています!
最後に、これから高配当株投資をはじめる”あなた”へ。投資は決して安全なものではなく、リスクを伴うものです。
しかしそのリスクを許容して高配当株投資をはじめることができれば、月1万円の”不労所得”も夢ではありません。
この記事を読んで、高配当株投資をはじめるきっかけになったらと思います。
これから高配当株投資をはじめる方向けに、おすすめ口座の紹介を別記事にまとめています。ぜひご覧ください。
最後まで読んでいただきありがとうございます!それでは次回の記事も”ユタクシウニゲーサビラ