化学

【2023年:日本高配当銘柄紹介】7995:バルカー(景気敏感株)

ハイサーイ!うちなーんちゅです!(@utina-nntyu

今回の記事は

  • 今から高配当株投資を始めようと思っているんだけど…
  • ネット上にある情報が多すぎて何を参考にしていいか分からない
  • 銘柄分析する時間がないから、優良な個別銘柄の情報を教えて!

という”あなた”へ向けて、日本高配当株の個別銘柄について紹介・解説して行きます。

今回は、工業用シール・フッ素樹脂加工製品大手の【バルカー】について解説します。

まず結論から言います。私の投資判断基準と照らし合わせると、、、

”バルカー”は

愛せる銘柄」です!

私は高配当株投資を始めて、3年で年間20万円を超える配当金を得ることができました。しかし3年前は、なにも分からない状態から始めて何度も失敗を繰り返し、勉強しながら現在の配当金を得られるようになっています。

そこでこの記事では、高配当株投資初心者でも迷わずに優良銘柄を選定することができます。「高配当株投資の基本」となる企業情報や株式指標を用いながら解説していきます。

この記事を読むことで、なぜ”バルカー”が愛せる銘柄なのか?。バルカーがどんな会社なのか。バルカーの企業業績や、私の投資基準を基にした投資を判断する時期などを知ることができます。

それでは早速解説していきます。

この記事がおすすめの人
  • ”バルカー”に投資をしようと考えている人
  • これから高配当株投資を始めたい・始める人
  • 高配当株で何に投資していいか分からない人
  • 時間に余裕がなく、銘柄分析ができない人
  • ”うちなーんちゅ”の投資基準を知りたい人

バルカーってどんな会社?(2023年時点)

株式会社バルカーは、産業用のふっ素樹脂や高機能ゴムなど素材製品のメーカーであり、工業用パッキン、ガスケット等のシール材大手。 バルカーとは、「Value」と「Quality」の二つの単語を組み合わせた造語。

業種(セクター)・株式市場

  • 業種(セクター):化学
  • 株式市場:プライム市場

会社概要

  • 設立日:昭和7年4月8日
  • 資本金:約139億円(2022年3月31日現在)
  • 社員数:410名 (グループでは1,772名、2022年3月31日現在)

事業内容

  • 産業機器、化学、機械、エネルギー、通信機器、半導体、自動車、宇宙・航空産業等、あらゆる産業向けにファイバー、ふっ素樹脂、高機能ゴム等各種素材製品を設計、製造、加工および販売
  • ソフトウエアおよび情報機器の開発および販売、関連する電子商取引などインターネットを利用した各種サービスの提供、コンサルティング、エンジニアリング、その他技術・ノウハウに関する事業

うちなーんちゅの投資判断基準

うちなーんちゅ投資判断基準
  1. EPS:維持もしくは右肩上がり
  2. PER:15倍以下
  3. 配当金推移:右肩あがり
  4. 配当利回り:3.75%以上
  5. 配当性向:理想は30〜50%
  6. 営業利益率:理想は10%以上
  7. 自己資本比率:最低でも40%以上・80%以上は最高!
  8. その他:過去の配当利回りを見て、投資妙味が出てきたとき
うちなーんちゅ

上記の基準をもとに投資するかを決めています!!

バルカーの企業分析(2023年時点)

各企業の投資判断する指標を

【優:◎→3点】・【良:◯→2点】・【不可:×→1点】の3段階評価で評価しています

  • 愛せる銘柄:16点以上 
  • 保有を検討する銘柄:12〜15点 
  • 愛せない銘柄:12点以下

※私の個人的・独断的な見解なので参考になれば嬉しいです。

株価

株価は、2018年に高値をつけて下落しています。2022年から2023年にかけては、2500円〜3000円の間を行ったり来たりのボックス相場となっています。

うちなーんちゅ

株価が一定なら、購入基準を決めてたほうが買い増ししやすいですね!

四半期業績(経営成績に関する説明)

2023年3月期第2四半期決算短信(2022年10月26日更新)

当社グループは 、当期から開始した2か年中期経営計画“New Frontier ”2023”(NF2023)で掲げた「成長を守る」という視点に立ち、地政学リスクの増大に対応したサプライチェーンの見直し、半導体など成長市場に向けた製品競争力・供給能力の強化、DX(デジタルトランスフォーメーション)を柱とする攻守両面の企業改革等に取り組みました。
この結果、当社グループの当第2四半期連結累計期間の経営成績につきましては、売上高が295億7千7百万円(前年同期比19.6%増)、営業利益が39億4千3百万円(同46.2%増)、経常利益が41億6千2百万円(同47.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益が31億7千3百万円(同65.5%増)となりました。
なお、第2四半期連結会計期間(3か月)における受注高は175億1千2百万円、当四半期末の受注残高は165億2千8百万円となりました。

引用元:バルカーHP

EPS(1株あたりの純利益)

まずEPSとは、「Earnings Per Share」の略で、1株あたり純利益(当期利益や当期純利益など)ともいわれます。1株あたりの利益がどれだけあるのかを示すものです。

EPSは、当期純利益÷発行株式数の計算式で求めることができます。

引用元:バフェットコード

2020年に一度EPSは低下しているものの、そこからは2022年にかけては順調に増加。2023年もEPSは前年度と比べると、増加を予想しています。

第2四半期決算を見ても、売上高・営業利益・経常利益・親株主に帰属する四半期純利益は増加しています。

EPSに関しては、長期的にみると右肩上がりであるため「」と判断しました。

PER

PERとは「Price Earnings Ratio」の略で、株価が1株あたりの純利益(EPS)の何倍まで買われているか。

現在の株価が、その企業の利益と比べて、割高か割安かを判断するのに使われる指標です。

PERは、株価÷EPSの計算式で求めることができます。

出典:バフェットコード

PERに関しては、2021年に一時PER16倍付近まで上昇しました。しかし2021年後半から急落し、2023年現在ではPER10倍を下回っています。

現在のPERだけを見ると”格安”水準であり、過去の水準を見ても購入を検討する時期ではないかと考えています、

従ってPERは「」と判断しました。

配当金推移

引用元:バフェットコード

配当金グラフをみると、2017年に一時225円まで上昇しています。これは創業90周年の記念配当が行われたことが原因として考えられます。

2023年は減配予想です。しかしバルカーの場合、四半期決算毎に増配への修正が数回行われています。そのため次回の四半期決算に注目したいと思います

今回、配当金推移は「」と判断しました。

配当利回り

配当利回りとは、株価に対する「配当金額の割合」を示す指標です。

配当利回りは、1株あたりの年間配当金÷株価×100(%)の計算式で求めることができます。

引用元:IRバンク

2022年3月では、配当利回り4.7%付近を推移していました。現在の利回りは、株価の上昇の影響で4.5%で推移しています。

先述したように、バルカーは増配の可能性もあります。四半期決算が好調なことを加味すれば、現在の利回りで積極的に買い向かってもいいのではないかと考えています。

直近3年は、配当利回り3.75%を上回っているため、「」と判断しました。

配当性向

配当性向とは、会社が税引後の利益である当期純利益のうち、どれだけを配当金の支払いに向けたかを示す指標です。

配当性向は、1株当たり配当額÷1株当たり当期純利益×100(%)の計算式で求めることができます。

引用元:IRバンク

配当性向は、過去10年間40〜60%を推移しています。かなり安定している水準です。EPSも右肩上がりであり、この水準であれば増配も十分に可能ではないかと考えています。

チェックポイントと照らし合わせると、配当性向は「」と判断しました。

営業利益率

営業利益率とは、効率良く稼げているか、すなわち「企業の稼ぐ力」みる指標となっています。

営業利益率は、営業利益÷売上高×100(%)の計算式で求めることができます。

引用元:バフェットコード

一般的に営業利益率が10%を超えると、稼ぐ力がすごいと言われます。

このグラフを見てみると、2013年から営業利益率は右肩上がりであります。2023年の予想では、営業利益率13%越えとなっています。原材料価格の高騰などの懸念点はありますが、工業用シールで業界大手であり、今後も安定的に稼いでくれるのではないかと考えています。

チェックポイントと照らし合わせると、営業利益率は「」と判断しました。

自己資本比率

自己資本比率とは、総資本における自己資本の比率を指します。自己資本比率は、企業の財務の安全性を分析するために用いられる指標です。

一般的には、自己資本比率が高い方が財務健全性が企業と判断されます。

自己資本比率は、自己資本÷総資本×100(%)の計算式で求めることができます。

引用元:IRバンク

バルカーの場合、自己資本率は60%台となっています。現在の自己資本比率では、今後も倒産のリスクは低く、配当金の増配なども安定的に行なってくれる水準ではないかと思われます。

チェツクポイントと照らし合わせると、自己資本比率は「」と判断しました。

株主還元政策

配当政策・自己株式取得

配当と⾃⼰株式取得をあわせた⾦額を「株主還元」と設定し、還元総額の親会社株主に帰属する当期純利益に対する⽐率、すなわち「株主還元性向」の50%を⽬標としつつ以下の事項を勘案し、株主還元を⾏う。

  • 将来の企業価値の最⼤化に向けた設備投資及び研究開発投資並びに戦略的投資の必要性。
  • リスク管理体制の強化や⼈材開発の拡充などの企業基盤整備並びに事業環境の変動に対する備えの重要性
引用元:バルカーHP

うちなーんちゅが購入を検討するポイント

わたくし、うちなーんちゅが”バルカー”を購入するポイントは、、、

うちなーんちゅ

ズバリ「利回り4.5%以上」です!!

現在は4.5付近を行き来しています。決算資料を確認しても、業績や指標などが安定しているため、上記水準を満たすようであれば積極的に買い増していきたいと考えています。

まとめ

  1. EPS(1株あたりの利益):◎
  2. PER:◎
  3. 配当金推移:◯
  4. 配当金利回り:◎
  5. 配当性向:◎
  6. 営業利益率:◎
  7. 自己資本率:◯

結果: ◎→5 ◯→2 ×→0 

合計:19/21点

  • 愛せる銘柄:16点以上 
  • 保有を検討する銘柄:12〜15点 
  • 愛せない銘柄:12点以下

以上の結果より、”バルカー”は私の投資基準に照らし合わせると「愛せる銘柄」となります。

バルカーは、シール製品事業・機能樹脂製品事業・シリコンウエハーリサイクル事業を展開する会社です。特に工業用シールでは国内最大手となります。

高配当株投資で大切な配当金推移では、減配などは多少ありますが長期で見ると右肩上がりの推移となっています。売上高・EPSは右肩上がりに伸びているため、今回紹介に至りました。

配当金推移・自己資本比率は2点の評価となっていますが、その他の指標では満点となっているため、ご自身の投資基準を満たすのであればPFに組み入れてみてはどうでしょうか。

うちなーんちゅ

ちなみに私はPFに入れている銘柄になります!

最後に、これから高配当株投資をはじめる”あなた”へ。投資は決して安全なものではなく、リスクを伴うものです。

しかしそのリスクを許容して高配当株投資をはじめることができれば、月1万円の”不労所得”も夢ではありません。

この記事を読んで、高配当株投資をはじめるきっかけになったらと思います。

これから高配当株投資をはじめる方向けに、おすすめ口座の紹介を別記事にまとめています。ぜひご覧ください。

うちなーんちゅ

最後まで読んでいただきありがとうございます!それでは次回の記事も”ユタクシウニゲーサビラ

※この記事では日本個別銘柄をご紹介しましたが、あらゆる意思決定、最終判断はご自身の責任において行われますようお願い致します。ご自身の資産運用等において、損害が発生した場合、筆者は一切責任を負いません。ご了承ください。