ハイサーイ!うちなーんちゅ(@utina-nntyu)です!
高配当株ってなにを買えばいいかわからないの、、、。
というあなたへ向けて、高配当銘柄を紹介して行きます。
今回は、自動車部品・用品および産業車両部品を扱う商社【SPK】について解説して行きます。
まず結論から言います。私の投資判断基準と照らし合わせると、、、
”SPK”は
「愛せる銘柄」です!
この記事では、なぜ”SPK”が愛せる銘柄なのか?
会社紹介とともに、私の投資判断基準に照らし合わせてお話ししていきたいと思います。
この記事を読むことで、SPKがどんな会社なのか。SPKの企業業績や投資を判断する時期などを知ることができます。
それでは早速解説していきます。
- これから高配当株投資を始めたい・始める人
- 高配当株で何に投資していいか分からない人
- 時間に余裕がなく、銘柄分析ができない人
- 罠銘柄を掴みたくない人
- ”うちなーんちゅ”の投資基準を知りたい人
SPKってどんな会社?(2022年時点)

SPK株式会社は、自動車部品・用品および産業車両部品を扱う、東京証券取引所プライム市場上場の商社です。
業種(セクター)・株式市場
- 業種(セクター):卸売業
- 株式市場:プライム市場
会社概要
- 設立日:1917年(大正6年)
- 資本金:8億98百万円
- 社員数:429名(2022年3月末現在)
事業内容
- 自動車部品・用品、産業車両部品の企画・販売など
うちなーんちゅの投資判断基準

- EPS:維持もしくは右肩上がり
- PER:15倍以下
- 配当金推移:右肩あがり
- 配当利回り:3.75%以上
- 配当性向:理想は30〜50%
- 営業利益率:理想は10%以上
- 自己資本比率:最低でも40%以上・80%以上は最高!
- その他:過去の配当利回りを見て、投資妙味が出てきたとき
上記の基準をもとに投資するかを決めています!!
SPKの企業分析(2022年時点)
ここからは、各指標を
【優:◎→3点】・【良:◯→2点】・【不可:×→1点】の3段階評価で評価して行きます。
- 愛せる銘柄:16点以上
- 保有を検討する銘柄:12〜15点
- 愛せない銘柄:12点以下
※私の個人的・独断的な見解なので参考になれば嬉しいです。
株価

上記は、SPKの過去10年間の株価です。
2018年に1600円を超える高値を付けてから、2019年に1200円まで下落しています。現在は株価も徐々に回復し、1400円まで上昇してきています。
SPKは、今から投資をするとキャピタルゲイン・インカムゲイン両取りできる銘柄なのか。ここから各指標を見ながら、詳しく解説していきます。
SPKの業績がどうなのか、ワクワクしますね!
EPS(1株あたりの純利益)
まずEPSとは、「Earnings Per Share」の略で、1株あたり純利益(当期利益や当期純利益など)ともいわれます。1株あたりの利益がどれだけあるのかを示すものです。
EPSは、当期純利益÷発行株式数の計算式で求めることができます。
引用元:バフェットコード
- 右肩上がり:◎
- 横ばい:◯
- 右肩下がり:×
EPSは2013年を起点としてみていくと、綺麗な右肩上がりを形成しています。
10月の四半期決算では、「売上高は好調な輸出を背景に堅調に推移する一方、利益面では急激な円安及び原材料の高騰による仕入価格の上昇や物流費等の高騰を要因に苦戦を強いられていました。しかし既に手掛けている販売価格の見直しの効果が徐々に表れ始め、着実に持ち直してきています。」とのこと。
利益面では円安の影響があるものの、2023年のEPSは成長予定であり、とても期待できるのではないでしょうか。
上記の点を踏まえるとEPSに関しては、「◎」と判断しました。
PER
PERとは「Price Earnings Ratio」の略で、株価が1株あたりの純利益(EPS)の何倍まで買われているか。
現在の株価が、その企業の利益と比べて、割高か割安かを判断するのに使われる指標です。
PERは、株価÷EPSの計算式で求めることができます。
引用元:バフェットコード
- RER15倍以下:◎
- PER15〜20倍:◯
- PER20倍以上:×
PER20倍を超えると割高と判断します。私の場合上記の数値が判断材料となっています。
SPKのPERを見ていくと、2021年からPER8倍付近で推移しています。
2020年だけをみると、PERは14倍を超えることがありました。あくまでもPER単独だけを見ると”格安水準”ではないかと考えます。
現在はPER15倍を切っているため「◎」と判断しました。
配当金推移
引用元:バフェットコード
- 右肩上がり:◎
- 横ばい:◯
- 右肩下がり、減配がある:×
配当金のグラフをみると、2013年から増配を繰り返し、綺麗な右肩上がりをしています。
SPKは連続増配銘柄でとても有名な企業です。その増配年数は、なんと”24期連続増配”となります。24期連続ということは、リーマンショック・コロナショックなどの暴落の中でも増配したということです。
高配当株投資家にとって、減配しないことは非常に嬉しいことです。今後も業績が拡大していき増配する様であれば、永久保有しておきたい銘柄のひとつとなります。
現在の状況をチェックポイントと照らし合わせると、配当金推移は「◎」と判断しました。
配当利回り
配当利回りとは、株価に対する「配当金額の割合」を示す指標です。
配当利回りは、1株あたりの年間配当金÷株価×100(%)の計算式で求めることができます。
引用元:IRバンク
- 配当利回り3.75%以上:◎
- 配当利回り3.0〜3.75%:◯
- 配当利回り3.0%以下:×
2022年3月時点では、配当利回り3%付近を推移しています。
ここ10年を見ていても、2%後半から3%付近を行き来しているのが分かります。利回りとしては若干低めですが、連続増配銘柄であるため今後も増配が続けば利回りは上昇していくことが予測されます。
直近は、配当利回り3.75%を付近を超えていないため、「◯」と判断しました。
配当性向
配当性向とは、会社が税引後の利益である当期純利益のうち、どれだけを配当金の支払いに向けたかを示す指標です。
配当性向は、1株あたりの配当額÷1株あたり当期純利益×100%の計算式で求めることができます。
引用元:IRバンク
- 配当性向30〜60%:◎
- 配当性向0〜20%:◯
- 配当性向70%以上:×
配当性向は過去10年間を平均すると、20%〜30%台を推移しています。配当性向に関して言えば、そこまで高くなっておらず今後も増配する余力を残していると考えます。
そのためチェックポイントと照らし合わせても、配当性向は「◯」と判断しました。
営業利益率
営業利益率とは、効率良く稼げているか、すなわち「企業の稼ぐ力」みる指標となっています。
営業利益率は、営業利益÷売上高×100(%)の計算式で求めることができます。
引用元:バフェットコード
- 営業利益率10%以上:◎
- 営業利益率6〜9%:◯
- 営業利益率5%以下:×
一般的に営業利益率が10%を超えると、稼ぐ力がすごいと言われます。
グラフを見ると2018年のデータにはなりますが、営業利益率が4%付近を推移しています。
卸売業では、営業利益率が低くなります。(平均:1.77%)。理由として考えられることは、薄利多売(はくりたばい)のビジネスモデルであることです。
上記のことを含めると、SPKは卸売業の中でも営業利益率は平均を超えていることが分かります。
しかしチェックポイントと照らし合わせると、営業利益率は「×」と判断しました。
自己資本比率
自己資本比率とは、総資本における自己資本の比率を指します。自己資本比率は、企業の財務の安全性を分析するために用いられる指標です。
一般的には、自己資本比率が高い方が財務健全性が高い企業と判断されます。
自己資本比率は、自己資本÷総資本×100(%)の計算式で求めることができます。
引用元:IRバンク
- 自己資本比率80%以上:◎
- 自己資本比率40〜70%:◯
- 自己資本比率40%以下:×
SPKの場合、直近の自己資本率は60%後半と高めの水準を保っています。
一般的に卸売業では、自己資本比率が低めとなります。それは運転資金という名目があるからです。
運転資金とは「売掛債権+在庫ー買掛債務」から計算されますが、商社の場合は在庫や金融機能のため、運転資金が大きくなります。この運転資金は通常短期の借入金で賄われるためです。この借り入れは、売掛債権と在庫が不良化しない限りは、商売をやめると返済が可能となります。
また卸売業では、自己資本比率の平均は20%とされています。それと比べるとSPKの自己資本比率はかなり優秀です。
チェツクポイントと照らし合わせると、自己資本比率は「◯」と判断しました。
株主還元政策

配当政策・自己株式取得
・当社は株主の皆様に対する利益還元を経営の最重要課題のひとつと位置づけたうえで、財務体質の強化と中長期的視野に立っての今後の事業展開に必要な内部留保を勘案し、安定した配当政策を実施することを基本方針としております。
・内部留保金につきましては、今後予想される経営環境の変化および市場ニーズに対応すべく、付加価値の高い基幹商品および環境に配慮した商品開発を強化するとともに、海外現地法人を育成・連携強化し、更なる事業拡大を図るために有効投資したいと考えております。
・当社は「会社法第459条第1項の規定に基づき、取締役会の決議をもって剰余金の配当等を行うことができる。」旨定款に定めており、中間配当と期末配当の年2回の剰余金の配当を行うことを原則としております。
引用元:SPKホームページ
株主への利益還元を経営の最重要課題のひとつとして掲げている、という点がすごく好感が持てるポイントですね!
うちなーんちゅが購入を検討するポイント

わたくし、うちなーんちゅが”SPK”を購入するポイントは、、、
ズバリ「利回り3%以上」です!!
現在は3%付近を超えて推移しています。連続増配銘柄であることも含めて現在の利回りで購入したとしても、今後利回りは上昇していく可能性が高いと言えます。
まとめ

- EPS(1株あたりの利益):◎
- PER:◎
- 配当金推移:◎
- 配当金利回り:◯
- 配当性向:◯
- 営業利益率:×
- 自己資本率:◯

結果: ◎→3 ◯→3 ×→1
合計:16/21点
- 愛せる銘柄:16点以上
- 保有を検討する銘柄:12〜15点
- 愛せない銘柄:12点以下
以上の結果より、SPKは私の投資基準に照らし合わせると「愛せる銘柄」となります。
SPKは連続増配銘柄でとても有名な企業です。増配年数は驚異の”24期連続増配”となります。24期連続ということは、リーマンショック・コロナショックなどの暴落の中でも増配したということです。
そのため今から高配当株投資を始める方にとって、この連続増配株はとてもおすすめできる銘柄ひとつです。
私はまだ保有していませんが、もう少し配当利回りが高くなれば投資を検討しています!
最後に、これから高配当株投資をはじめる”あなた”へ。投資は決して安全なものではなく、リスクを伴うものです。
しかしそのリスクを許容して高配当株投資をはじめることができれば、月1万円の”不労所得”も夢ではありません。
この記事を読んで、高配当株投資をはじめるきっかけになったらと思います。
これから高配当株投資をはじめる方向けに、おすすめ口座の紹介を別記事にまとめています。ぜひご覧ください。
最後まで読んでいただきありがとうございます!それでは次回の記事も”ユタクシウニゲーサビラ