倉庫・運輸関連業

【2023年:日本高配当銘柄紹介】9364:上組(ディフェンシブ銘柄)

ハイサーイ!うちなーんちゅです!(@utina-nntyu

今回の記事は

  • 今から高配当株投資を始めようと思っているんだけど…
  • ネット上にある情報が多すぎて何を参考にしていいか分からない
  • 銘柄分析する時間がないから、優良な個別銘柄の情報を教えて!

という”あなた”へ向けて、日本高配当株の個別銘柄について紹介・解説して行きます。

今回は運輸・物流事業の最大手【上組】について解説して行きます。

まず結論から言います。私の投資判断基準と照らし合わせると、、、

”上組”は

愛せる銘柄」です!

私は高配当株投資を始めて、3年で年間20万円を超える配当金を得ることができました。しかし3年前は、なにも分からない状態から始めて何度も失敗を繰り返し、勉強しながら現在の配当金を得られるようになっています。

そこでこの記事では、高配当株投資初心者でも迷わずに優良銘柄を選定することができます。「高配当株投資の基本」となる企業情報や株式指標を用いながら解説していきます。

この記事を読むことで、なぜ”上組”が愛せる銘柄なのか?。上組がどんな会社なのか。上組の企業業績や、私の投資基準を基にした投資を判断する時期などを知ることができます。

それでは早速解説していきます。

この記事がおすすめの人
  • ”上組”に投資をしようと考えている人
  • これから高配当株投資を始めたい・始める人
  • 高配当株で何に投資していいか分からない人
  • 時間に余裕がなく、銘柄分析ができない人
  • ”うちなーんちゅ”の投資基準を知りたい人

上組ってどんな会社?(2023年時点)

業種(セクター)・株式市場

  • 業種(セクター):倉庫・運輸関連業
  • 株式市場:プライム市場

会社概要

  • 創業:1867年(慶応3年)
  • 資本金:31,642百万円
  • 社員数:連結:4,261人、 単体:3,719人(2022年3月末日現在)

事業内容

  • 国内物流事業:港湾運送、倉庫、国内運送、工場荷役請負、国際運送、物流その他
  • その他:重量・建設、その他

うちなーんちゅの投資判断基準

うちなーんちゅ投資判断基準
  1. EPS:維持もしくは右肩上がり
  2. PER:15倍以下
  3. 配当金推移:右肩あがり
  4. 配当利回り:3.75%以上
  5. 配当性向:理想は30〜50%
  6. 営業利益率:理想は10%以上
  7. 自己資本比率:最低でも40%以上・80%以上は最高!
  8. その他:過去の配当利回りを見て、投資妙味が出てきたとき
うちなーんちゅ

上記の基準をもとに投資するかを決めています!!

上組の企業分析(2023年時点)

各企業の投資判断する指標を

【優:◎→3点】・【良:◯→2点】・【不可:×→1点】の3段階評価で評価しています

  • 愛せる銘柄:16点以上 
  • 保有を検討する銘柄:12〜15点 
  • 愛せない銘柄:12点以下

※私の個人的・独断的な見解なので参考になれば嬉しいです。

株価

株価は右肩上がりでありながら、5年に1度大きな下落を認めています。2022年は自己株取得・増配の発表があり、株価も2700円と過去最高値に迫っています。

株価は2022年には上昇基調ですが、今後の業績などはどうなっているか。これから細かく見ていきたいと思います。

うちなーんちゅ

株価が上がっているので長期でみると、キャピタル・インカム両方狙える銘柄かも!

四半期業績(経営成績に関する説明)

2023年3月期 第2四半期決算短信(2022年11月11日更新)

 物流業界におきましても、輸出入貨物並びに国内貨物の取扱いがおおむね横ばいに推移する中、燃料費が高騰するなど経営環境は厳しい状態が継続しております。
 このような状況下にあって当社グループは、中期経営計画の目標達成に向け、輸入青果物や穀物、食料等の定温貨物の取扱いの需要拡大を見込み東京港に多目的物流センターを新たに開設し、新規事業としてはバイオマス発電所向け燃料輸送の取扱いを新たに開始するなど、事業基盤の強化を図り、物流インフラを支える企業としてサービスの提供を行ってまいりました。
 この結果、当第2四半期連結累計期間における営業収益は、港湾運送事業の伸長などにより、前年同期に比べて8.2%増収の1,395億58百万円となりました。利益面におきましても、前年同期に比べて営業利益は13.3%増益の162億42百万円、経常利益は18.9%増益の183億27百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は13.3%増益の123億67百万円となりました。

引用元:上組HP

EPS(1株あたりの純利益)

まずEPSとは、「Earnings Per Share」の略で、1株あたり純利益(当期利益や当期純利益など)ともいわれます。1株あたりの利益がどれだけあるのかを示すものです。

EPSは、当期純利益÷発行株式数の計算式で求めることができます。

引用元:バフェットコード

2013年からEPSは綺麗な右肩上がりを描いています。23年もEPSは成長予定であります。

中期計画書では、業績の上方修正を行なっています。また総額300億円の負債を調達し、成長に向けた事業投資の拡大を図っていくと記載されています。今後も成長が期待できるのではないかと予測しています。

EPSに関しては、チェックポイントと照らし合わせて「」と判断しました。

PER

PERとは「Price Earnings Ratio」の略で、株価が1株あたりの純利益(EPS)の何倍まで買われているか。

現在の株価が、その企業の利益と比べて、割高か割安かを判断するのに使われる指標です。

PERは、株価÷EPSの計算式で求めることができます。

引用元:バフェットコード

2023年1月現在のPERは12倍付近を推移しています。過去3年間で見てみると、12〜14倍で推移しています。

過去のPERの推移から、PER10倍が購入を判断する基準になるのではないかと考えています。

チェックポイントと照らし合わせると、PERは「」と判断しました。

配当金推移

引用元:バフェットコード

配当金をグラフを見てみると、2013年から右肩上がりで増配しています。上組は利益還元の積極化を掲げています。

特に、配当・自己株式取得をあわせた総還元性向を90%を目指しており、積極的な株主への利益還元の姿勢を示しています。高配当株投資を行う者であれば、この企業姿勢はとても魅力的に映ります。

チェックポイントと照らし合わせると、配当金推移は「」と判断しました。

配当利回り

配当利回りとは、株価に対する「配当金額の割合」を示す指標です。

配当利回りは、1株あたりの年間配当金÷株価×100(%)の計算式で求めることができます。

引用元:IRバンク

2022年3月は、配当利回り3.2%付近を推移しています。 個人的には、配当利回り3.5%が購入する一つの基準ではないかと考えます。

また株主への利益還元に積極的であるため、今後増配により利回りが上昇することが予測されます。決算書などを確認する限りでは、自分が納得する利回りで購入していきたい銘柄です。

チェックポイントと照らし合わせると、配当利回り3%を上回っているため、「」と判断しました。

配当性向

配当性向とは、会社が税引後の利益である当期純利益のうち、どれだけを配当金の支払いに向けたかを示す指標です。

配当性向は、1株当たり配当額÷1株当たり当期純利益×100(%)の計算式で求めることができます。

引用元:IRバンク

配当性向は過去10年間20〜40%を維持できています。今後も増配できる水準ですが、利益還元を配当性向40%を目指すとしています。そのためこの配当性向40%が一つ注目しておきたい数値となります

チェックポイントと照らし合わせると、配当性向は「」と判断しました。

営業利益率

営業利益率とは、効率良く稼げているか、すなわち「企業の稼ぐ力」みる指標となっています。

営業利益率は、営業利益÷売上高×100(%)の計算式で求めることができます。

引用元:バフェットコード

一般的に営業利益率が10%を超えると、稼ぐ力がすごいと言われます。

このグラフを見てみると、直近3年は営業利益率が10%超えて維持できています。素晴らしい営業利益率です。

現在、営業利益率は11,12%となっています。チェックポイントと照らし合わせると、営業利益率は「」と判断しました。

自己資本比率

自己資本比率とは、総資本における自己資本の比率を指します。自己資本比率は、企業の財務の安全性を分析するために用いられる指標です。

一般的には、自己資本比率が高い方が財務健全性が企業と判断されます。

自己資本比率は、自己資本÷総資本×100(%)の計算式で求めることができます。

引用元:IRバンク

上組の場合、自己資本率は80%を超えています。増配を行なっているものの、自己資本比率に影響が出ていないと分析できます。

決算書の中では、「財務の安定性維持を前提としていた」と記載があります。また今後は、自己資本比率を80%以下とし、その分2025年までの3年間で総額720億円の規模の投資を予定しています。そのため来年以降は自己資本比率の低下が予測されます。

しかし以前から自己資本比率は高い傾向であるため、今後も財務に関しては問題ないと考えています。

チェツクポイントと照らし合わせると、自己資本比率は「」と判断しました。

株主還元政策

25/3月期までの3年間、利益還元を大幅拡充。配当では、連結配当性向40%。自己株式取得を約300億円規模を実施。総還元性向90%を目標とする。

引用元:上組ホームページ
うちなーんちゅ

HPで情報確認すると今すぐにでも買いたいぐらいです!PBRなど、その他の指標を鑑みて購入に踏み切ろうと思います!

うちなーんちゅが購入を検討するポイント

わたくし、うちなーんちゅが”上組”を購入するポイントは、、、

うちなーんちゅ

ズバリ「利回り3.5%以上」です!!

現在は3%付近を行き来しています。今後株価が下がり上記ポイントを満たす状況なら、積極的に購入していく予定です。

まとめ

  1. EPS(1株あたりの利益):◎
  2. PER:◎
  3. 配当金推移:◎
  4. 配当金利回り:×
  5. 配当性向:◎
  6. 営業利益率:◎
  7. 自己資本率:◎

結果: ◎→6 ◯→1 ×→0 

合計:20/21点

  • 愛せる銘柄:16点以上 
  • 保有を検討する銘柄:12〜15点 
  • 愛せない銘柄:12点以下

以上の結果より、上組は私の投資基準に照らし合わせると「愛せる銘柄」となります。

2023年ディフェンシブ銘柄の中で、1番注目している銘柄になります。各指標を分析していても、素晴らしくため息が出るほどでした。

投資に絶対はないですが、購入を検討するポイントを満たすようであれば、積極的に購入したい銘柄の一つです。

最後に、これから高配当株投資をはじめる”あなた”へ。投資は決して安全なものではなく、リスクを伴うものです。

しかしそのリスクを許容して高配当株投資をはじめることができれば、月1万円の”不労所得”も夢ではありません。

この記事を読んで、高配当株投資をはじめるきっかけになったらと思います。

これから高配当株投資をはじめる方向けに、おすすめ口座の紹介を別記事にまとめています。ぜひご覧ください。

うちなーんちゅ

最後まで読んでいただきありがとうございます!それでは次回の記事も”ユタクシウニゲーサビラ

※この記事では日本個別銘柄をご紹介しましたが、あらゆる意思決定、最終判断はご自身の責任において行われますようお願い致します。ご自身の資産運用等において、損害が発生した場合、筆者は一切責任を負いません。ご了承ください。