ハイサーイ!うちなーんちゅ(@utina-nntyu)です!
高配当株に投資したいんですが、投資基準とか分からないし誰か教えてくれませんか?
というあなたへ向けて、高配当銘柄を紹介して行きます。
今回は保険業大手の【東京海上ホールディングス】(以下:東京海上HD)について解説して行きます。
まず結論から言います。私の投資判断基準と照らし合わせると、、、
”東京海上HD”は
「愛せる銘柄」です!
この記事では、なぜ”東京海上HD”が愛せる銘柄なのか?
会社紹介とともに、私の投資判断基準に照らし合わせてお話ししていきたいと思います。
この記事を読むことで、東京海上HDがどんな会社なのか。
東京海上HDの企業業績や投資を判断する時期などを知ることができます。
それでは早速解説していきます。
東京海上HDってどんな会社?(2022年時点)

業種(セクター)・株式市場
- 業種(セクター):保険業
- 株式市場:プライム市場
会社概要
- 創業:2002年(平成14年)4月2日
- 資本金:1,500億円
- 社員数:811名
事業内容
- 損害保険会社、生命保険会社、証券専門会社、保険業を営む外国の会社、その他の保険業法の規定により子会社とした会社の経営管理
- その他前号の業務に附帯する業務
うちなーんちゅの投資判断基準
- EPS:維持もしくは右肩上がり
- PER:15倍以下
- 配当金推移:右肩あがり
- 配当利回り:3.75%以上
- 配当性向:理想は30〜50%
- 営業利益率:理想は10%以上
- 自己資本比率:最低でも40%以上・80%以上は最高!
- その他:過去の配当利回りを見て、投資妙味が出てきたとき
上記の基準をもとに投資するかを決めています!!
東京海上HDの企業分析(2022年時点)

ここからは、各指標を
【優:◎→3点】・【良:◯→2点】・【不可:×→1点】の3段階評価で評価して行きます。
- 愛せる銘柄:16点以上
- 保有を検討する銘柄:12〜15点
- 愛せない銘柄:12点以下
※私の個人的・独断的な見解なので参考になれば嬉しいです。
株価

株価は、2013年の2000円から2022年で8000円と約4倍に成長しています。
特に2021年後半から急激に株価が上昇しています。7月の四半期決算では、株式分割の発表もありさらに上昇しました。
株式分割の目的:株式の投資単位当たりの金額を引き下げることにより、より投資しやすい環境を整え、投資家層の拡大を図ることを目的としています。
株価は急上昇しましたが、指標はどうなっているでしょうか?早速見ていきましょう!
EPS(1株あたりの純利益)
まずEPSとは、「Earnings Per Share」の略で、1株あたり純利益(当期利益や当期純利益など)ともいわれます。1株あたりの利益がどれだけあるのかを示すものです。
EPSは、当期純利益÷発行株式数の計算式で求めることができます。
引用元:バフェットコード
・右肩上がり:◎
・横ばい:◯
・右肩下がり:×
EPSは、2021年に大きく落ち込みました。これはコロナウイルスの影響による保険業の減収が原因として挙げられます。
しかし2022年以降は改善傾向であり、2023年も増加予想となっています。
上記の点を踏まえるとEPSに関しては、「◎」と判断しました。
PER
PERとは「Price Earnings Ratio」の略で、株価が1株あたりの純利益(EPS)の何倍まで買われているか。
現在の株価が、その企業の利益と比べて、割高か割安かを判断するのに使われる指標です。
PERは、株価÷EPSの計算式で求めることができます。
引用元:バフェットコード
・RER15倍以下:◎
・PER15〜20倍:◯
・PER20倍以上:×
PER20倍を超えると割高と判断します。私の場合上記の数値が判断材料となっています。
PERに関しては、過去3年間概ね15倍以下を推移しています。
PERだけを見ると、15倍を超えることもしばしば見られ、今が”買いどき”なのではと慎重に判断している状況です。
特に株式分割が9月以降となるため、PER・株価を注視していきたいと思います。
現在はPER15倍を切っているため「◎」と判断しました。
配当金推移
引用元:バフェットコード
・右肩上がり:◎
・横ばい:◯
・右肩下がり、減配がある:×
配当金のグラフをみると、2013年から増配を繰り返し、綺麗な右肩上がりをしています。
たしかに2021年に減配していますが、それ以前は17年連続非減配。減配した2021年以降は、増配を予定しています。
上記の点を踏まえると、配当金推移は「◎」と判断しました。
配当利回り
配当利回りとは、株価に対する「配当金額の割合」を示す指標です。
配当利回りは、1株あたりの年間配当金÷株価×100(%)の計算式で求めることができます。
引用元:IRバンク
・配当利回り3.75%以上:◎
・配当利回り3.0〜3.75%:◯
・配当利回り3.0%以下:×
2022年8月現在は、配当利回り4%付近を推移しています。
2021年時点では、配当利回りは4%を超えていました。しかし好調な決算・積極的な株主還元姿勢を受けて、株価が急上昇し利回りが3%台まで低下してしまいました。
直近は、配当利回り3.75%を付近を超えて推移しているため、「◎」と判断しました。
配当性向
配当性向とは、会社が税引後の利益である当期純利益のうち、どれだけを配当金の支払いに向けたかを示す指標です。
配当性向は、1株あたりの配当額÷1株あたり当期純利益×100%の計算式で求めることができます。
引用元:IRバンク
・配当性向30〜60%:◎
・配当性向0〜20%:◯
・配当性向70%以上:×
配当性向は過去10年間を平均すると、30%〜60%台を推移しています。2021年は配当性向100%を超えましたが、直近では40%台を安定しています。
そのためチェックポイントと照らし合わせても、配当性向は「◎」と判断しました。
経常利益率
保険業の場合、物を作って売るということがなく、営業利益という項目がありません。そのため今回は、経常利益率を見ていきます。
経常利益率とは、売上高に対する経常利益の割合を言い、企業の収益性を計る尺度です。
この比率が高い場合、資産の売却損益などを除いた通常の経営活動における企業の収益力が高いと考えることができます。
経常利益率は、経常利益÷売上高×100(%)の計算式で求めることができます。
引用元:バフェットコード
・営業利益率10%以上:◎
・営業利益率6〜9%:◯
・営業利益率5%以下:×
一般的に経常利益率が10%を超えると、企業の収益力は高いとされています。
グラフを見ると、過去10年は経常利益率が10%付近を推移しています。
また直近では、経常利益率10%台を超えているため非常に優秀ですね。
チェックポイントと照らし合わせると、経常利益率は「◎」と判断しました。
自己資本比率
自己資本比率とは、総資本における自己資本の比率を指します。自己資本比率は、企業の財務の安全性を分析するために用いられる指標です。
一般的には、自己資本比率が高い方が財務健全性が高い企業と判断されます。
自己資本比率は、自己資本÷総資本×100(%)の計算式で求めることができます。
引用元:IRバンク
・自己資本比率80%以上:◎
・自己資本比率40〜70%:◯
・自己資本比率40%以下:×
東京海上HDの場合、直近の自己資本率は14%と低めです。
これは、保険業が徴収している保険料が「預かっている」という扱いだからです。そのため保険料としてもらった「現金(保険契約準備金)」が”負債”として計上されます。
チェツクポイントと照らし合わせると、自己資本比率は「×」と判断しました。
株主還元政策

配当政策・自己株式取得
当社では、配当を株主還元の基本と位置付け、利益成長に応じて持続的に高める方針としております。
また、資本水準の調整は、ESR水準やM&Aパイプライン、事業環境、ROEターゲット等を総合的に勘案して、機動的に実施する方針としております。
引用元:東京海上HDホームページ
追加情報を入れておくと”東京海上HD”は、自己株買いも積極的に行っています。
また自己株買いだけではなく、その取得した株もしっかり焼却しているので非常に優秀な企業であります。
うちなーんちゅが購入を検討するポイント

わたくし、うちなーんちゅが”東京海上HD”を購入するポイントは、、、
ズバリ「利回り4%以上」です!!
現在は3%後半を推移しており、9月末以降に株式分割を予定しています。その後の株価・配当利回りがどうなるか注視していきたいと考えています。
まとめ

- EPS(1株あたりの利益):◎
- PER:◎
- 配当金推移:◎
- 配当金利回り:◎
- 配当性向:◎
- 経常利益率:◎
- 自己資本率:×

結果: ◎→6 ◯→0 ×→1
合計:19/21点
- 愛せる銘柄:16点以上
- 保有を検討する銘柄:12〜15点
- 愛せない銘柄:12点以下
以上の結果より、東京海上HDは私の投資基準に照らし合わせると「愛せる銘柄」となります。
たしかに2021年に減配していますが、それ以前は17年連続非減配。減配した2021年以降は、増配を予定しています。
ディフェンシブ銘柄でもあることから、PFのリスク低減を図るため、ぜひ購入しておきたい銘柄のひとつとなります。
最後に、これから高配当株投資をはじめる”あなた”へ。投資は決して安全なものではなく、リスクを伴うものです。
しかしそのリスクを許容して高配当株投資をはじめることができれば、月1万円の”不労所得”も夢ではありません。
この記事を読んで、高配当株投資をはじめるきっかけになったらと思います。
これから高配当株投資をはじめる方向けに、おすすめ口座の紹介を別記事にまとめています。ぜひご覧ください。
最後まで読んでいただきありがとうございます!それでは次回の記事も”ユタクシウニゲーサビラ