ハイサーイ!うちなーんちゅ(@utina-nntyu)です!
今回の記事は
- 今から高配当株投資を始めようと思っているんだけど…
- ネット上にある情報が多すぎて何を参考にしていいか分からない
- 銘柄分析する時間がないから、優良な個別銘柄の情報を教えて!
という”あなた”へ向けて、日本高配当株の個別銘柄について紹介・解説して行きます。
今回は、リース業大手の【三菱HCキャピタル】について解説して行きます。
まず結論から言います。私の投資判断基準と照らし合わせると、、、
”三菱HCキャピタル”は
「愛せる銘柄」です!
私は高配当株投資を始めて、3年で年間20万円を超える配当金を得ることができました。しかし3年前は、なにも分からない状態から始めて何度も失敗を繰り返し、勉強しながら現在の配当金を得られるようになっています。
そこでこの記事では、高配当株投資初心者でも迷わずに優良銘柄を選定することができます。「高配当株投資の基本」となる企業情報や株式指標を用いながら解説していきます。
この記事を読むことで、なぜ”三菱HCキャピタル”が愛せる銘柄なのか?。三菱HCキャピタルがどんな会社なのか。三菱HCキャピタルの企業業績や、私の投資基準を基にした投資を判断する時期などを知ることができます。
それでは早速解説していきます。
- ”三菱HCキャピタル”に投資をしようと考えている人
- これから高配当株投資を始めたい・始める人
- 高配当株で何に投資していいか分からない人
- 時間に余裕がなく、銘柄分析ができない人
- ”うちなーんちゅ”の投資基準を知りたい人
三菱HCキャピタルについて(2023年時点)

三菱HCキャピタルってどんな会社?
- 大手総合リース会社
- 設立:1971年4月12日
- 資本金:33,196,047,500円
- 社員数:連結8,972名、単体2,203名
- 時価総額:9900億円
- 売上高:2兆円を超える
- 事業内容:リース・レンタルをはじめ、不動産・環境再生エネルギーなどの10のセグメントで構成されている
- 売上セグメント:カスタマービジネス32.2%、アカウントソリューション24.7%、航空8.8%、不動産6.0%、ベンダーソリューション8.2%など
業種(セクター)・株式市場・サイズ
- 業種(セクター):その他金融業
- 株式市場:プライム市場
- サイズ:大型株
リース業ってなに?
リース業の事業モデル
- 銀行からの資金を借り入れる
- 借り入れた資金で、設備や物件を買い上げる
- 顧客にリースすることで賃料を得る
うちなーんちゅの投資判断基準
- EPS:維持もしくは右肩上がり
- PER:15倍以下
- 配当金推移:右肩あがり
- 配当利回り:3.75%以上
- 配当性向:理想は30〜50%
- 営業利益率:理想は10%以上
- 自己資本比率:最低でも40%以上・80%以上は最高!
- その他:過去の配当利回りを見て、投資妙味が出てきたとき
上記の基準をもとに投資するかを決めています!!
三菱HCキャピタルの企業分析(2023年時点)

ここからは、各指標を
【優:◎→3点】・【良:◯→2点】・【不可:×→1点】の3段階評価で評価して行きます。
- 愛せる銘柄:16点以上
- 保有を検討する銘柄:12〜15点
- 愛せない銘柄:12点以下
※私の個人的・独断的な見解なので参考になれば嬉しいです。
株価

株価は、2013年から2022年まで400〜700円の間で推移しています。今年に入ってからは株価の上昇を認めています。
この範囲の中で、自分が投資したい利回りなどを決めておくのが重要かもしれません。
株価は安定していますが、指標はどうなっているでしょうか?早速見ていきましょう!
EPS(1株あたりの純利益)
まずEPSとは、「Earnings Per Share」の略で、1株あたり純利益(当期利益や当期純利益など)ともいわれます。1株あたりの利益がどれだけあるのかを示すものです。
EPSは、当期純利益÷発行株式数の計算式で求めることができます。
引用元:バフェットコード
- 右肩上がり:◎
- 横ばい:◯
- 右肩下がり:×
EPSは、右肩上がりになっています。2020年はコロナショックでEPSは下落しました。しかしそれ以降のEPSは改善傾向であり、2023年も増加予想となっています。
上記の点を踏まえるとEPSに関しては、「◎」と判断しました。
PER
PERとは「Price Earnings Ratio」の略で、株価が1株あたりの純利益(EPS)の何倍まで買われているか。
現在の株価が、その企業の利益と比べて、割高か割安かを判断するのに使われる指標です。
PERは、株価÷EPSの計算式で求めることができます。
引用元:バフェットコード
- RER15倍以下:◎
- PER15〜20倍:◯
- PER20倍以上:×
PER20倍を超えると割高と判断します。私の場合上記の数値が判断材料となっています。
PERに関しては、過去3年間を見ても10倍以下を推移しています。このグラフを見ても、三菱HCキャピタルは”格安”という形で放置されていることが分かります。
従ってPERは「◎」と判断しました。
配当金推移
引用元:バフェットコード
- 右肩上がり:◎
- 横ばい:◯
- 右肩下がり、減配がある:×
配当金のグラフをみると、2013年から綺麗な右肩上がりをしています。
2020年のコロナショック時にも増配していることを踏まえると、かなり株主還元への意識は強い企業だということが分かります。
上記の点を踏まえると、配当金推移は「◎」と判断しました。
配当利回り
配当利回りとは、株価に対する「配当金額の割合」を示す指標です。
配当利回りは、1株あたりの年間配当金÷株価×100(%)の計算式で求めることができます。
引用元:IRバンク
- 配当利回り3.75%以上:◎
- 配当利回り3.0〜3.75%:◯
- 配当利回り3.0%以下:×
2023年5月現在は、配当利回り4.5%付近を推移しています。配当金の推移と併せて過去10年を見ると、配当利回りは上昇しています。
株価・配当金推移を見ても分かるように、配当金が右肩あがりになっていることで配当利回りが上がっています。
直近4年は、配当利回り3.75%を超えているため、「◎」と判断しました。
配当性向
配当性向とは、会社が税引後の利益である当期純利益のうち、どれだけを配当金の支払いに向けたかを示す指標です。
配当性向は、1株あたりの配当額÷1株あたり当期純利益×100%の計算式で求めることができます。
引用元:IRバンク
- 配当性向30〜60%:◎
- 配当性向0〜20%:◯
- 配当性向70%以上:×
配当性向は過去10年間で、15〜40%台を推移しています。
このグラフを見る限りでは、今後も増配が期待できる状況ではないかと推測できます。かなり優秀な水準ではないでしょうか。
そのためチェックポイントと照らし合わせても、配当性向は「◎」と判断しました。
営業利益率
営業利益率とは、効率良く稼げているか、すなわち「企業の稼ぐ力」みる指標となっています。
営業利益率は、営業利益÷売上高×100(%)の計算式で求めることができます。
引用元:バフェットコード
- 営業利益率10%以上:◎
- 営業利益率6〜9%:◯
- 営業利益率5%以下:×
一般的に営業利益率が10%を超えると、稼ぐ力がすごいと言われます。
グラフを見てみると、直近2年は営業利益率が10%を下回っています。しかし営業利益率6%台であれば特に問題ないと思われます。
チェックポイントと照らし合わせると、営業利益率は「◯」と判断しました。
自己資本比率
自己資本比率とは、総資本における自己資本の比率を指します。自己資本比率は、企業の財務の安全性を分析するために用いられる指標です。
一般的には、自己資本比率が高い方が財務健全性が高い企業と判断されます。
自己資本比率は、自己資本÷総資本×100(%)の計算式で求めることができます。
引用元:IRバンク
- 自己資本比率80%以上:◎
- 自己資本比率40〜70%:◯
- 自己資本比率40%以下:×
三菱HCキャピタルの場合、直近の自己資本率は10%台です。
リース業全体を通して、自己資本比率が低い傾向にあります。それはなぜかというと、リース業の事業モデルが関係してきます。
リース業の事業モデル
- 銀行からの資金を借り入れる
- 借り入れた資金で、設備や物件を買い上げる
- 顧客にリースすることで賃料を得る
高額な設備や物件を買い上げるためには、借入資金が必要なります。
これが会計上で「負債」という形で記載されるため、自己資本比率が低くなる傾向になります。
しかし今回はチェツクポイントと照らし合わせるため、自己資本比率は「×」と判断しました。
株主還元政策

配当政策・自己株式取得
当社は、株主還元は配当にて行うことを基本としております。
配当性向の中期的な目標水準は、2023年度(2024年3月期)からの3年間を対象期間とする中期経営計画の策定のなかで検討を進めてまいりますが、「第2事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (4)目標とする経営指標」に記載のとおり、現時点にて、40%程度を想定しております。
内部留保資金につきましては、優良営業資産購入資金に充当するなど、今後の経営において有効な活用に努めてまいります。
引用元:EDINET
うちなーんちゅが購入を検討するポイント

わたくし、うちなーんちゅが”三菱HCキャピタル”を購入するポイントは、、、
個人的には、”配当利回り4.5%”・”株価:688円”を目安としています!
現在は4.5%付近を推移しています。現在の状況が続くのであれば、買い増し資金が確保でき次第、積極的に購入していきたいと思います。
まとめ

- EPS(1株あたりの利益):◎
- PER:◎
- 配当金推移:◎
- 配当金利回り:◎
- 配当性向:◎
- 営業利益率:◯
- 自己資本率:×

結果: ◎→5 ◯→1 ×→1
合計:18/21点
- 愛せる銘柄:16点以上
- 保有を検討する銘柄:12〜15点
- 愛せない銘柄:12点以下
以上の結果より、三菱HCキャピタルは私の投資基準に照らし合わせると「愛せる銘柄」となります。
三菱HCキャピタルは、大手総合リース会社です。売上高2兆円超え、時価総額は9900億円の大型株となります。
売上セグメントも、リース・レンタルをはじめ、不動産、環境再生エネルギーなど10のセグメントで構成されており、リスク管理も盤石な企業です。
株主還元政策で言うと、株主還元は基本配当で行うと明言しており、1992年〜2023年まで31年連続非減配。1999年〜2023年まで24年連続増配となっています。
高配当株投資家にとって、ぜひ保有しておきたい銘柄ではないでしょうか。
- 1992年〜2023年まで31年連続非減配
- 1999〜2023年まで24年連続増配
- 株主還元は基本配当で行う(配当性向40%を想定)
- 強固な財務体質
- 金融業界で実績のある経営豊富な経営陣に率いられている
- 米国、中国、シンガポールなど他のいくつかの国でも事業を展開
最後に、これから高配当株投資をはじめる”あなた”へ。投資は決して安全なものではなく、リスクを伴うものです。
しかしそのリスクを許容して高配当株投資をはじめることができれば、月1万円の”不労所得”も夢ではありません。
この記事を読んで、高配当株投資をはじめるきっかけになったらと思います。
これから高配当株投資をはじめる方向けに、おすすめ口座の紹介を別記事にまとめています。ぜひご覧ください。
最後まで読んでいただきありがとうございます!それでは次回の記事も”ユタクシウニゲーサビラ
※この記事では日本個別銘柄をご紹介しましたが、あらゆる意思決定、最終判断はご自身の責任において行われますようお願い致します。ご自身の資産運用等において、損害が発生した場合、筆者は一切責任を負いません。ご了承ください。