ハイサーイ!うちなーんちゅです!(@utina-nntyu)
今回の記事は
- 今から高配当株投資を始めようと思っているんだけど…
- ネット上にある情報が多すぎて何を参考にしていいか分からない
- 銘柄分析する時間がないから、優良な個別銘柄の情報を教えて!
という”あなた”へ向けて、日本高配当株の個別銘柄について紹介・解説して行きます。
今回は銀行業大手の【三井住友フィナンシャルグループ】(以下、三井住友FG)について解説していきます。
まず結論から言います。私の投資判断基準と照らし合わせると、、、
”三井住友FG”は
「愛せる銘柄」です!
私は高配当株投資を始めて、3年で年間20万円を超える配当金を得ることができました。しかし3年前は、なにも分からない状態から始めて何度も失敗を繰り返し、勉強しながら現在の配当金を得られるようになっています。
そこでこの記事では、高配当株投資初心者でも迷わずに優良銘柄を選定することができます。「高配当株投資の基本」となる企業情報や株式指標を用いながら解説していきます。
この記事を読むことで、なぜ”三井住友FG”が愛せる銘柄なのか?。三井住友FGがどんな会社なのか。三井住友FGの企業業績や、私の投資基準を基にした投資を判断する時期などを知ることができます。
それでは早速解説していきます。
- ”三井住友FG”への投資をお考えの人
- これから高配当株投資を始めたい・始める人
- 高配当株で何に投資していいか分からない人
- 時間に余裕がなく、銘柄分析ができない人
- ”うちなーんちゅ”の投資基準を知りたい人
三井住友FGってどんな会社?(2022年時点)

株式会社三井住友FGは、メガバンクの三井住友銀行などを傘下に置く金融持株会社、およびSMBCグループの中核会社である。東証プライム市場およびニューヨーク証券取引所上場企業であり、日経平均株価およびTOPIX Core30、JPX日経インデックス400の構成銘柄となります。
業種(セクター)・株式市場
- 業種(セクター):銀行業
- 株式市場:プライム市場
会社概要
- 設立日:2002年12月2日(平成14年12月2日)
- 資本金:23,418億円
- 社員数:27,851(単独)
事業概要
- 銀行業:預金業務、貸出業務、商品有価証券売買業務、有価証券投資業務、内国為替業務、外国為替業務、社債受託および登録業務、金融先物取引等の受託業務、証券投資信託の窓口販売業務など
- リース業:SMBCリース・ファイナンス会社がリース業務など
- その他:各種与信関連業務、証券業務、投資顧問業務、情報処理業務、情報提供業務など
うちなーんちゅの投資判断基準
- EPS:維持もしくは右肩上がり
- PER:15倍以下
- 配当金推移:右肩上がり
- 配当利回り:3.75%以上
- 配当性向:理想は30〜50%
- 営業利益率:理想は10%以上
- 自己資本比率:最低でも40%以上・80%以上は最高!
- その他:過去の配当利回りを見て、投資妙味が出てきたとき
上記の基準をもとに投資するかを決めています!!
三井住友FGの企業分析(2022年時点)

各企業の投資判断する指標を
【優:◎→3点】・【良:◯→2点】・【不可:×→1点】の3段階評価で評価しています
- 愛せる銘柄:16点以上
- 保有を検討する銘柄:12〜15点
- 愛せない銘柄:12点以下
※私の個人的・独断的な見解なので参考になれば嬉しいです。
株価

コロナショック直後は大幅に株価を下げました。現在はコロナショックから回復し、4000円台で推移しています。
日経平均が下げた時に、下がる傾向があるので買い時を伺っている状態です!
EPS(1株あたりの純利益)
まずEPSとは、「Earnings Per Share」の略で、1株あたり純利益(当期利益や当期純利益など)ともいわれます。1株あたりの利益がどれだけあるのかを示すものです。
EPSは、当期純利益÷発行株式数の計算式で求めることができます。
引用元:バフェットコード
・右肩上がり:◎
・横ばい:◯
・右肩下がり:×
2021年にEPSの下げがグラフから見て取れます。しかし過去を通してみると、ほぼ横ばい状態というのが分かります。
三井住友FGは、利益の成長はしていないです。しかし安定的に利益を上げ続けている企業ということで認識しています。
今後もEPSは横ばい〜上昇すると考えたたため、「◯」と判断しました。
PER
PERとは「Price Earnings Ratio」の略で、株価が1株あたりの純利益(EPS)の何倍まで買われているか。
現在の株価が、その企業の利益と比べて、割高か割安かを判断するのに使われる指標です。
PERは、株価÷EPSの計算式で求めることができます。
引用元:バフェットコード
・RER15倍以下:◎
・PER15〜20倍:◯
・PER20倍以上:×
PER20倍を超えると割高と判断します。私の場合上記の数値が判断材料となっています。
PERに関しては、2009年から2021年の間で約10倍付近を推移していました。2021年からは、PER10倍を切っていることが分かります。
現在の水準でも”割安”ということが判断できます。
チェックポイントと照らし合わせるとPERは「◎」と判断しました。
配当金推移
引用元:バフェットコード
・右肩上がり:◎
・横ばい:◯
・右肩下がり、減配がある:×
配当金もグラフをみると、綺麗な右肩上がりです。10年前と比べると100円の増配となっています。また三井住友FGは、株主還元として累進配当方針を発表しています。
累進配当とは、原則「減配なし、配当維持もしくは増配のみ」とする配当政策です。 累進的配当政策と言います。 最悪でも配当維持されますし、株価が安いときに仕込めば、年々配当利回りが上昇します。
そのため今後も配当の維持・増配が期待できます。
チェックポイントと照らし合わせると配当金推移は「◎」と判断しました。
配当利回り
配当利回りとは、株価に対する「配当金額の割合」を示す指標です。
配当利回りは、1株あたりの年間配当金÷株価×100(%)の計算式で求めることができます。
引用元:IRバンク
・配当利回り3.75%以上:◎
・配当利回り3.0〜3.75%:◯
・配当利回り3.0%以下:×
2022年10月現在は、配当利回り5%を超えて推移しています。株価下落に伴い、一時6%近くまで配当利回りが上昇することもありました。
前述したように、三井住友FGは累進配当政策を方針として掲げています。2020年のような株価下落時に積極的に買い増ししていきたい銘柄です。
この4年間は配当利回りを3.75%を超えているため、配当利回りに関しては、「◎」と判断しました。
配当性向
配当性向とは、会社が税引後の利益である当期純利益のうち、どれだけを配当金の支払いに向けたかを示す指標です。
配当性向は、1株当たり配当額÷1株当たり当期純利益×100(%)の計算式で求めることができます。
引用元:IRバンク
・配当性向30〜60%:◎
・配当性向0〜20%:◯
・配当性向70%以上:×
配当性向は過去10年間、20〜50%を維持できています。今後も増配が期待できる水準です。
そのため配当性向も「◎」と判断しました。
経常利益率
銀行業の場合、物を作って売るということがなく、営業利益という項目がありません。そのため今回は、経常利益率を見ていきます。
経常利益率とは、売上高に対する経常利益の割合を言い、企業の収益性を計る尺度です。
この比率が高い場合、資産の売却損益などを除いた通常の経営活動における企業の収益力が高いと考えることができます。
経常利益率は、経常利益÷売上高×100(%)の計算式で求めることができます。
引用元:IRバンク
・経常利益率10%以上:◎(20%以上は最高)
・経常利益率5〜9%:◯
・経常利益率5%以下:×
一般的に経常利益率が10%を超えると、収益性が高いと言われます。
このグラフを見てみると、経常利益率が20%以上となっています。三井住友FGは本業以外での稼ぐ力がかなり高いといえます。
グラフから見てもわかるように、経常利益率は「◎」と判断しました。
自己資本比率
自己資本比率とは、総資本における自己資本の比率を指します。自己資本比率は、企業の財務の安全性を分析するために用いられる指標です。
一般的には、自己資本比率が高い方が財務健全性が高い企業と判断されます。
自己資本比率は、自己資本÷総資本×100(%)の計算式で求めることができます。
引用元:IRバンク
・自己資本比率80%以上:◎
・自己資本比率40〜70%:◯
・自己資本比率40%以下:×
三井住友FGの場合は、4%後半〜5%前半と維持しています。
銀行業の場合、銀行の借入金とは、皆さんが預けた預金にあたります。
銀行は、一般の個人・法人からお金を借りているという扱いになっています。 この為、銀行の借入金は膨大な金額になっていて、必然的に自己資本比率が低くなっています。
銀行業の自己資本率の平均は4%といわれています。しかし投資のポイントと比較するため、今回自己資本比率は「×」と判断しました。
株主還元政策

配当政策・自己株式取得
株主還元は累進的配当を基本とし、中期経営計画期間中に配当性向40%を目指しています。2021年度の配当は期初予想の段階から200円へ増配としています。
株主還元のさらなる強化に向けては、機動的な自己株取得の機会も追求していきます。
引用元:三井住友FGホームページ
うちなーんちゅが購入を検討するポイント

わたくし、うちなーんちゅが”三井住友FG”を購入するポイントは、、、
ズバリ「利回り5.5%以上」です!!
現在、配当利回りは4%超えて推移しています。今後株価が下がり上記ポイントを満たす状況なら、積極的に購入していく予定です。
まとめ

- EPS(1株あたりの利益):○
- PER:◎
- 配当金推移:◎
- 配当金利回り:◎
- 配当性向:◎
- 経常利益率:◎
- 自己資本率:×

結果: ◎→5 ◯→1 ×→1
合計:18/21点
- 愛せる銘柄:16点以上
- 保有を検討する銘柄:12〜15点
- 愛せない銘柄:12点以下
以上の結果より、三井住友FGは私の投資基準に照らし合わせると「愛せる銘柄」となります。
×となった自己資本比率に関しては、銀行業の場合平均が4%となるため、問題ないと考えています。
三井住友FGは景気敏感株であり、景気の良し悪しにより株価の変動は大きい銘柄となります。しかし株主還元政策では、累進配当政策・積極的な自己株式の取得を掲げています。株価が下落し利回りが上がるようであれば積極的に狙っていきたいと思います。
あとは、自分自身の投資タイミングで”買い増ししていく”。それが大切になってきますね!
最後に、これから高配当株投資をはじめる”あなた”へ。投資は決して安全なものではなく、リスクを伴うものです。
しかしそのリスクを許容して高配当株投資をはじめることができれば、月1万円の”不労所得”も夢ではありません。
この記事を読んで、高配当株投資をはじめるきっかけになったらと思います。
これから高配当株投資をはじめる方向けに、おすすめ口座の紹介を別記事にまとめています。ぜひご覧ください。
最後まで読んでいただきありがとうございます!それでは次回の記事も”ユタクシウニゲーサビラ