ハイサーイ!うちなーんちゅです!(@utina-nntyu)
高配当株に投資したいけど、投資基準とか分からないし誰か教えて!
という方向けに、わたくし”うちなーんちゅ”が高配当銘柄を紹介します。
今回は、医薬品売上第2位の【大塚ホールディングス】について解説していきます。
まず結論から言います。私の投資判断基準と照らし合わせると、、、
”大塚ホールディングス”は
「保有を検討する銘柄」です!
この記事では、なぜ大塚ホールディングスが保有を検討する銘柄なのか?
会社紹介とともに、私の投資判断基準に照らし合わせてお話ししていきたいと思います。
この記事を読むことで、大塚ホールディングスがどんな会社なのか。大塚ホールディングスの企業業績や投資を判断する時期などを知ることができます。
それでは早速解説していきます。
大塚ホールディングスってどんな会社?(2022年時点)

業種(セクター)・株式市場
- 業種(セクター):医薬品
- 株式市場:プライム市場
会社概要
- 設立:2008年(平成20年)7月8日
- 資本金:816億90百万円
- 社員数:137名(単独)
事業内容
- 医療関連事業
- ニュートラシューティカルズ関連事業
うちなーんちゅの投資判断基準
- EPS:維持もしくは右肩上がり
- PER:15倍以下
- 配当金推移:右肩あがり
- 配当利回り:3.75%以上
- 配当性向:理想は30〜50%
- 営業利益率:理想は10%以上
- 自己資本比率:最低でも40%以上・80%以上は最高!
- その他:過去の配当利回りを見て、投資妙味が出てきたとき
上記の基準をもとに投資するかを決めています!!
大塚ホールディングスの企業分析(2022年時点)

各企業の投資判断する指標を
【優:◎→3点】・【良:◯→2点】・【不可:×→1点】の3段階評価で評価しています
- 愛せる銘柄:16点以上
- 保有を検討する銘柄:12〜15点
- 愛せない銘柄:12点以下
※私の個人的・独断的な見解なので参考になれば嬉しいです。
株価

株価は、2018年をピークに下落しています。そこから約3〜4ヶ月かけて下落して底値をつけています。2021年〜2022年はは4000円〜5000円のボックス相場となっています。
現在の株価は、軟調な動きをしていますが各指標はどうなのでしょうか。ここからは業績・各指標を確認していきたいと思います。
大塚ホールディングスは買いに値する銘柄なのか?詳しく見ていきます!
EPS(1株あたりの純利益)
まずEPSとは、「Earnings Per Share」の略で、1株あたり純利益(当期利益や当期純利益など)ともいわれます。1株あたりの利益がどれだけあるのかを示すものです。
EPSは、当期純利益÷発行株式数の計算式で求めることができます。
引用元:バフェットコード
・右肩上がり:◎
・横ばい:◯
・右肩下がり:×
過去10年を振り返ると、上下動を繰り返しています。平均してみると横ばいという表現が当てはまります。
第2四半期決算資料を確認すると、前年度と比べるとグローバル4製品と主要・育成ブランド3ブランドの増収。しかし事業利益・当期利益は減収となっています。この原因としては、当期の一過性要因である為替影響と事業再構築の影響を受けているとのことです。
前年度と比較すると、EPSは改善予想です。10月末に第三四半期の決算発表があるため、しっかり確認していきたいと思います。
EPSに関しては、「◯」と判断しました。
PER
PERとは「Price Earnings Ratio」の略で、株価が1株あたりの純利益(EPS)の何倍まで買われているか。
現在の株価が、その企業の利益と比べて、割高か割安かを判断するのに使われる指標です。
PERは、株価÷EPSの計算式で求めることができます。
引用元:バフェットコード
・RER15倍以下:◎
・PER15〜20倍:◯
・PER20倍以上:×
PER20倍を超えると割高と判断します。私の場合上記の数値が判断材料となっています。
PERに関しては、過去2〜3年を見るとPER15〜20倍を推移しています。この3年間で2度PER15倍を下回ったことがあります。このラインが購入を検討する基準になると考えています。
PERは18.4倍であるため、チェックポイントと照らし合わせると「◯」と判断しました。
配当金推移
引用元:バフェットコード
・右肩上がり:◎
・横ばい:◯
・右肩下がり、減配がある:×
配当金グラフをみると、2013年から2016年まで増配。その後は配当金を100円で維持しながら推移しています。
HPを確認すると、”利益の成長に応じた株主の利益還元を継続的に行うことを基本方針としている”。と記載されています。
今後、利益が成長すれば増配も検討するという意味でも取れます。今後の決算を踏まえて、投資をするタイミングを計っていきたいと思います。
配当金推移は横ばいであるため「◯」と判断しました。
配当利回り
配当利回りとは、株価に対する「配当金額の割合」を示す指標です。
配当利回りは、1株あたりの年間配当金÷株価×100(%)の計算式で求めることができます。
引用元:IRバンク
・配当利回り3.75%以上:◎
・配当利回り3.0〜3.75%:◯
・配当利回り3.0%以下:×
2022年10月現在は、配当利回り3%を下回って推移しています。過去の推移をみてみても、3%を超えることはほとんどありません。
大塚ホールディングスは、配当利回りこそ低めですが”株主優待”も実施している企業です。優待と合わせると、実質利回りは2.75%となります。
配当利回りを重視するか。それとも実質利回りを重視するかは個人の判断になります。もし購入を検討するなら、この2つの利回りを頭の中に入れておいてもいいかもしれません。
過去を遡っても、配当利回り3%を下回っているため、「×」と判断しました。
配当性向
配当性向とは、会社が税引後の利益である当期純利益のうち、どれだけを配当金の支払いに向けたかを示す指標です。
配当性向は、1株当たり配当額÷1株当たり当期純利益×100(%)の計算式で求めることができます。
引用元:IRバンク
・配当性向30〜60%:◎
・配当性向0〜20%:◯
・配当性向70%以上:×
配当性向は、直近3年間30〜40%を推移しています。かなり安定している水準です。
配当金は100円と維持していますが、2018年と比べると配当性向が低下しています。これから判断できることは、1株純利益が成長することで配当性向が低下しているということが分かります。
現在の配当性向を考えると、まだまだ配当を安定的に還元し続ける余地はあることがこのグラフで予測できます。
チェックポイントと照らし合わせると、配当性向は「◎」と判断しました。
営業利益率
営業利益率とは、効率良く稼げているか、すなわち「企業の稼ぐ力」みる指標となっています。
営業利益率は、営業利益÷売上高×100(%)の計算式で求めることができます。
引用元:バフェットコード
・営業利益率10%以上:◎
・営業利益率6〜9%:◯
・営業利益率5%以下:×
一般的に営業利益率が10%を超えると、稼ぐ力がすごいと言われます。
このグラフを見てみると、直近は9%を超えて推移しています。しかし医薬品大手である、武田薬品工業・アステラス製薬と比べると営業利回りは低めです。
しかし大塚ホールディングスは、事業利益(事業利益=売上収益 ー 売上原価 ー 販売費および一般管理費 + 持分法投資利益 ー 研究開発費)を重視しているとのことです。
現在は為替の影響で事業利益は予想を下回っています。10月末に第三四半期の決算資料が公開されるので要チェックです。
大塚ホールディングスの場合、決算資料を確認する際は営業利益率よりも事業利益を確認することが重要です。
現在、営業利益率は9.2%となっています。チェックポイントと照らし合わせると、営業利益率は「◯」と判断しました。
自己資本比率
自己資本比率とは、総資本における自己資本の比率を指します。自己資本比率は、企業の財務の安全性を分析するために用いられる指標です。
一般的には、自己資本比率が高い方が財務健全性が高い企業と判断されます。
自己資本比率は、自己資本÷総資本×100(%)の計算式で求めることができます。
引用元:IRバンク
・自己資本比率80%以上:◎
・自己資本比率40〜70%:◯
・自己資本比率40%以下:×
大塚ホールディングスの場合、自己資本率は70%台となっています。過去10年を見ても、60〜70%を維持できています。財務健全性が高く、”素晴らしい”の一言に尽きます。
チェツクポイントと照らし合わせると、自己資本比率は「◯」と判断しました。
株主還元政策

配当政策・自己株式取得
配当政策:当社は、株主に対する利益の還元を経営上の重要な施策の一つとして位置付けており、将来における企業成長と経営環境の変化に対応するために必要な内部留保資金を確保しつつ、利益の成長に応じた株主の利益還元を継続的に行うことを基本方針としております。
引用元:大塚ホールディングスHP
株主優待

株主様からの日頃のご支援にお応えするとともに、当社グループの製品をよりご理解いただく機会をご提供し、より多くの方々に当社株式を長期間保有いただきたく、株主優待を実施しております。
優待内容:100株(1単元)以上当社株式を保有されている株主様に対して、3,000円相当の当社グループ製品を贈呈いたします。
送付時期:4月中旬から順次ご送付いたしました。
引用元:大塚ホールディングスHP
実質配当利回り次第では、買い増しを検討してもいい銘柄ですね!
うちなーんちゅが購入を検討するポイント

わたくし、うちなーんちゅが大塚ホールディングスを購入するポイントは、、、
ズバリ「利回り3%以上or実質配当利回り3%以上」です!!
現在は2.4%付近を行き来しています。業績も安定している銘柄であるため、どちらかの利回りが上昇するまで様子を見たい銘柄です。
上記条件を満たすようであれば、積極的に買い増しをしていきたいと考えています。
まとめ

- EPS(1株あたりの利益):○
- PER:◯
- 配当金推移:◯
- 配当金利回り:×
- 配当性向:◎
- 営業利益率:◯
- 自己資本率:◯

結果: ◎→1 ◯→5 ×→1
合計:14/21点
- 愛せる銘柄:16点以上
- 保有を検討する銘柄:12〜15点
- 愛せない銘柄:12点以下
以上の結果より、大塚ホールディングスは私の投資基準に照らし合わせると「保有を検討する銘柄」となります。
大塚ホールディングスは、国内製薬会社で売上高・営業利益ランキング2位に位置している大企業です。
配当利回りは2.2%と低めですが、株主優待も充実した銘柄となります。また医薬品セクターでは配当性向が低く、今後も安定的に配当を出してくることが期待できます。
ご自身のPFの防御力を高めるために、ぜひ組み入れておきたい銘柄のひとつです。
最後に、これから高配当株投資をはじめる”あなた”へ。投資は決して安全なものではなく、リスクを伴うものです。
しかしそのリスクを許容して高配当株投資をはじめることができれば、月1万円の”不労所得”も夢ではありません。
この記事を読んで、高配当株投資をはじめるきっかけになったらと思います。
これから高配当株投資をはじめる方向けに、おすすめ口座の紹介を別記事にまとめています。ぜひご覧ください。
最後まで読んでいただきありがとうございます!それでは次回の記事も”ユタクシウニゲーサビラ