医薬品

【2022年:日本高配当銘柄紹介】4502:武田薬品工業(ディフェンシブ銘柄)

今回の記事は

  • 今から高配当株投資を始めようと思っているんだけど…
  • ネット上にある情報が多すぎて何を参考にしていいか分からない
  • 銘柄分析する時間がないから、優良な個別銘柄の情報を教えて!

という”あなた”へ向けて、日本高配当株の個別銘柄について紹介・解説して行きます。

今回は医薬品大手の【武田薬品工業】について解説して行きます。

まず結論から言います。私の投資判断基準と照らし合わせると、、、

”武田薬品工業”は

保有を検討する銘柄」です!

私は高配当株投資を始めて、3年で年間20万円を超える配当金を得ることができました。しかし3年前は、なにも分からない状態から始めて何度も失敗を繰り返し、勉強しながら現在の配当金を得られるようになっています。

そこでこの記事では、高配当株投資初心者でも迷わずに優良銘柄を選定することができます。「高配当株投資の基本」となる企業情報や株式指標を用いながら解説していきます。

この記事を読むことで、なぜ”武田薬品工業”がなぜ保有を検討する銘柄なのか?。武田薬品工業がどんな会社なのか。武田薬品工業の企業業績投資を判断する時期などを知ることができます。

それでは早速解説していきます。

この記事がおすすめの人
  • これから高配当株投資を始めたい・始める人
  • 高配当株で何に投資していいか分からない人
  • 時間に余裕がなく、銘柄分析ができない人
  • 罠銘柄を掴みたくない人
  • ”うちなーんちゅ”の投資基準を知りたい人

武田薬品工業ってどんな会社?(2022年時点)

武田薬品工業株式会社は、大阪府大阪市中央区と東京都中央区に本社を置く日本の製薬会社である。タケダ、Takeda、武田薬品とも略称される。日本唯一のメガファーマであり、積極的なM&Aによって業績を拡大し続けている。日経平均株価およびTOPIX Core30、JPX日経インデックス400の構成銘柄となります。

業種(セクター)・株式市場

  • 業種(セクター):医薬品
  • 株式市場:プライム市場

会社概要

  • 創業:1781年(天明元年)6月12日
  • 資本金:1兆6681億円 ※2021年3月末時点
  • 社員数:4,966名 ( 単体 ) ※2021年3月末時点

事業概要

  1. 研究開発活動:他に類のないダイナミックな研究開発組織となることを目指し、考え、行動し、外部機関と連携していく。患者さんに真のイノベーションをもたらす治療に向けた最先端のサイエンスにフォーカスすることで、その目標を達成します。
  2. 重点領域:研究開発において、オンコロジー(がん)、希少疾患、ニューロサイエンス(神経精神疾患)および消化器系疾患の4つの疾患領域に注力している。さらに、血漿分画製剤およびワクチンの研究開発に関する投資を行っている。
  3. 主要製品:「患者を自分の子と想い、製薬にたずさわること」。その思いを受け継ぎ、世界中の患者さんへお薬をお届け。
  4. 製造と品質:製造、エンジニアリング、品質保証そしてサプライチェーンの機能を、常に向上し続ける。最新のデジタル技術や社内外の連携によって、革新的かつ持続的な製造品質プロセスを追求している。また、そこで働く人々や製品の安全性を高めるために、スピークアップ文化をはぐくんでいく。
  5. パートナーシップ:グローバルネットワーク、科学的な知見、そして優れた臨床経験を活用し、患者さんに対するビジョンの実現にともに取り組むパートナーを探している。 イノベーションを追究し、イノベーションの育成に向けたパートナーシップを可能な限り模索している。
  6. 医薬品アクセス:医薬品アクセス (AtM) 戦略に基づき、既存の取り組みを拡大しながらグローバルヘルス強化への取り組みを進展させていく。
  7. T-CiRA:京都大学iPS細胞研究所 (CiRA) が医療の未来を変える、iPS細胞技術を用いた共同研究プログラム。

事業内容

  • 医薬品等の研究開発・製造・販売・輸出入

うちなーんちゅの投資判断基準

うちなーんちゅ投資判断基準
  1. EPS:維持もしくは右肩上がり
  2. PER:15倍以下
  3. 配当金推移:右肩あがり
  4. 配当利回り:3.75%以上
  5. 配当性向:理想は30〜50%
  6. 営業利益率:理想は10%以上
  7. 自己資本比率:最低でも40%以上・80%以上は最高!
  8. その他:過去の配当利回りを見て、投資妙味が出てきたとき
うちなーんちゅ

上記の基準をもとに投資するかを決めています!!

武田薬品工業の企業分析(2022年時点)

各企業の投資判断する指標を

【優:◎→3点】・【良:◯→2点】・【不可:×→1点】の3段階評価で評価しています

  • 愛せる銘柄:16点以上 
  • 保有を検討する銘柄:12〜15点 
  • 愛せない銘柄:12点以下

※私の個人的・独断的な見解なので参考になれば嬉しいです。

株価

株価は下落基調となっています。2018年の株価から約3000円程下落しています。

2022年に入ってから株価が上昇してきているので、株価と配当利回り、企業情報を加味しながら購入を検討していきたいです。

うちなーんちゅ

株価は下落していますが、指標はどうなっているでしょうか?早速見ていきましょう!

四半期業績(経営成績に関する説明)

2023年3月期第2四半期決算短信(2022年10月27日更新)

  • 売上収益:売上収益は、前年同期から1,803億円増収(+10.1%、CERベース増減率:△2.3%)の1兆9,748億円となりました。これは主に、事業が好調に推移したことと為替相場が円安に推移したことによる増収影響が、前年同期に売上収益に計上した日本の糖尿病治療剤ポートフォリオの帝人ファーマ株式会社への譲渡価額1,330億円の減収影響を上回ったことによります。
  • 営業利益:営業利益は、前年同期から910億円減益(△26.3%、CERベース増減率:△30.7%)の2,550億円となりました。
  • 四半期利益:四半期利益は、前年同期から170億円減益(△9.2%、CERベース増減率:△21.1%)の1,668億円となりました。
引用元:武田薬品工業HP

EPS(1株あたりの純利益)

まずEPSとは、「Earnings Per Share」の略で、1株あたり純利益(当期利益や当期純利益など)ともいわれます。1株あたりの利益がどれだけあるのかを示すものです。

EPSは、当期純利益÷発行株式数の計算式で求めることができます。

引用元:バフェットコード

EPSは、上がったり下がったりを繰り返しています。2023年以降のEPSは上昇が予想されています。今後の動向によっても変化していくと思うので、注視していきたいです。

上記の点を踏まえるとEPSに関しては、「」と判断しました。

PER

PERとは「Price Earnings Ratio」の略で、株価が1株あたりの純利益(EPS)の何倍まで買われているか。

現在の株価が、その企業の利益と比べて、割高か割安かを判断するのに使われる指標です。

PERは、株価÷EPSの計算式で求めることができます。

引用元:バフェットコード

PERに関しては、過去3年間を見ても20倍以上を推移しています。

このグラフを見ててもPERが20倍を超えているため、個人的な分析としては割高ではないかと分析できます。

従ってPERは「×」と判断しました。

配当金推移

引用元:バフェットコード

配当金のグラフをみると、2013年から綺麗に維持しています。

ここまで配当金のグラフがそろっているのは気持ちいいぐらいですね。(笑)

株主政策は今後も、期末・中間配当は180円を維持していくと記載されています。また自己株取得も予定されているので、今後の動向を見てきたいと考えています。

上記の点を踏まえると、配当金推移は「」と判断しました。

配当利回り

配当利回りとは、株価に対する「配当金額の割合」を示す指標です。

配当利回りは、1株あたりの年間配当金÷株価×100(%)の計算式で求めることができます。

引用元:IRバンク

2022年7月現在は、配当利回り4.5%付近を推移しています。

配当金の推移と併せて過去10年を見ると、株価の下落に伴い配当利回りは上昇しています。

配当金額が一定のため、株価からの配当利回りがある程度予測できます。

直近5年は、配当利回り3.75%を超えているため、「」と判断しました。

配当性向

配当性向とは、会社が税引後の利益である当期純利益のうち、どれだけを配当金の支払いに向けたかを示す指標です。

配当性向は、1株あたりの配当額÷1株あたり当期純利益×100%の計算式で求めることができます。

引用元:IRバンク

配当性向は過去10年間で、70%を超えています。2020年に関していうと、600%を超えていますね。

これは年間の純利益を超える配当金額を支払っており、過去に蓄えた純資産を削って配当を支払っていることを意味しています。

一時的には問題ありませんが、ずっと続くと財務が悪化し、高配当を継続できなくなる恐れがあります。減配の可能性も否定できないです。

チェックポイントと照らし合わせると、配当性向は「×」と判断しました。

営業利益率

営業利益率とは、効率良く稼げているか、すなわち「企業の稼ぐ力」みる指標となっています。

営業利益率は、営業利益÷売上高×100(%)の計算式で求めることができます。

引用元:バフェットコード

一般的に営業利益率が10%を超えると、稼ぐ力がすごいと言われます。

このグラフを見てみると、直近3年は営業利益率が10%超えて維持できています。

直近の営業利益率は14.4%となっています。チェックポイントと照らし合わせると、営業利益率は「」と判断しました。

自己資本比率

自己資本比率とは、総資本における自己資本の比率を指します。自己資本比率は、企業の財務の安全性を分析するために用いられる指標です。

一般的には、自己資本比率が高い方が財務健全性が企業と判断されます。

自己資本比率は、自己資本÷総資本×100(%)の計算式で求めることができます。

引用元:IRバンク

武田薬品工業の場合、直近の自己資本率は40%台を維持できています。

配当金はここ10年維持できていますが、自己資本比率に低下傾向にあります。

このことからも、今後も財務状況が悪化していくことで減配する可能性も否定はできません。

チェツクポイントと照らし合わせると、自己資本比率は「」と判断しました。

株主還元政策

配当政策・自己株式取得

1株当たりの配当金は、中間配当金および期末配当金それぞれ90円ずつの年間180円とすることで株主へ還元致します。また、資本効率の向上と株主還元の拡充のため、自己株式の取得についても適切な場合に取り組みます。

引用元:武田薬品工業ホームページ

うちなーんちゅが購入を検討するポイント

わたくし、うちなーんちゅが武田薬品工業を購入するポイントは、、、

うちなーんちゅ

ズバリ「利回り4.5%以上」です!!

現在は4.5%付近を行き来しています。今後株価が下がりさらに配当利回りが上がっていくのであれば、積極的に購入していく予定です。

しかし配当性向・自己資本比率を含めて考えると、減配のリスクも否定できません。今後の配当政策や会社の動向を注視していく必要があります。

まとめ

投資判断基準まとめ
  1. EPS(1株あたり利益):○
  2. PER:×
  3. 配当金推移:◯
  4. 配当利回り:◎
  5. 配当性向:×
  6. 営業利益率:◎
  7. 自己資本比率:◯

結果: ◎→2 ◯→3 ×→2 

合計:14/21点

  • 愛せる銘柄:16点以上 
  • 保有を検討する銘柄:12〜15点 
  • 愛せない銘柄:12点以下

以上の結果より、武田薬品工業は私の投資基準に照らし合わせると「保有を検討する銘柄」となります。

配当性向・自己資本比率を含めて考えると、減配のリスクも否定できません。今後の配当政策や会社の動向を注視していく必要があります。

配当金は今のところ維持できています。今後株価が下がり買い増しポイントを超えてくるようであれば、上記点を考慮しながら購入していきたいと思います。

うちなーんちゅ

医薬品セクターは他にも銘柄がないか物色していきます!

最後に、これから高配当株投資をはじめる”あなた”へ。投資は決して安全なものではなく、リスクを伴うものです。

しかしそのリスクを許容して高配当株投資をはじめることができれば、月1万円の”不労所得”も夢ではありません。

この記事を読んで、高配当株投資をはじめるきっかけになったらと思います。

これから高配当株投資をはじめる方向けに、おすすめ口座の紹介を別記事にまとめています。ぜひご覧ください。

うちなーんちゅ

最後まで読んでいただきありがとうございます!それでは次回の記事も”ユタクシウニゲーサビラ