化学

【2022年:日本高配当銘柄紹介】4452:花王(景気敏感株)

ハイサーイ!うちなーんちゅです!(@utina-nntyu

高配当株に投資したいけど、投資基準とか分からないし誰か教えて!

という方向けに、今回高配当銘柄紹介して行きます。

今回は消費財・化学メーカー大手の【花王】について解説して行きます。

まず結論から言います。私の投資判断基準と照らし合わせると、、、

”花王”は

愛せる銘柄」です!

この記事では、なぜ花王が愛せる銘柄なのか?

会社紹介とともに、私の投資判断基準に照らし合わせてお話ししていきたいと思います。

この記事を読むことで、花王がどんな会社なのか。花王の企業業績投資を判断する時期などを知ることができます。

それでは早速解説していきます。

花王ってどんな会社?(2022年時点)

業種(セクター)・株式市場

  • 業種(セクター):化学
  • 株式市場:プライム市場

会社概要

  • 創業:1887年(明治20年)6月
  • 資本金:854億円
  • 社員数:8,508人(2021年12月31日現在)

事業概要

  1. ハイジーン&リビングケア事業:ファブリックケア製品、ホームケア製品、サニタリー製品が中心の事業を展開。
  2. ヘルス&ビューティケア事業:スキンケア製品、ヘアケア製品、パーソナルヘルス製品が中心の事業を展開。
  3. ライフケア事業:人類の命を守る新規事業を推進している。
  4. 化粧品事業:スキンケア製品やメイクアップ製品を中心とした事業を展開。
  5. ケミカル事業:天然油脂原料から製造する油脂製品や、界面活性剤などの機能材料製品、トナー・トナーバインダーや水性インクジェット用顔料インクなどのスペシャルティケミカルズ製品などの事業を展開。

事業内容

コンシューマープロダクツ事業製品、ケミカル事業製品の製造、販売を主な事業としているほか、これらに附帯するサービス業務等を営んでいる。

うちなーんちゅの投資判断基準

うちなーんちゅ投資判断基準
  1. EPS:維持もしくは右肩上がり
  2. PER:15倍以下
  3. 配当金推移:右肩上がり
  4. 配当利回り:3.75%以上
  5. 配当性向:理想は30〜50%
  6. 営業利益率:理想は10%以上
  7. 自己資本比率:最低でも40%以上・80%以上は最高!
  8. その他:過去の配当利回りを見て、投資妙味が出てきたとき
うちなーんちゅ

上記の基準をもとに投資するかを決めています!!

花王の企業分析(2022年時点)

各企業の投資判断する指標を

【優:◎→3点】・【良:◯→2点】・【不可:×→1点】の3段階評価で評価しています

  • 愛せる銘柄:16点以上 
  • 保有を検討する銘柄:12〜15点 
  • 愛せない銘柄:12点以下

※私の個人的・独断的な見解なので参考になれば嬉しいです。

株価

株価は下落基調となっており、2020年の株価から約50%程下落しています。

うちなーんちゅ

株価が下がってきていたので、ようやく買い時がやってきたかなと思っています!

EPS(1株あたりの純利益)

まずEPSとは、「Earnings Per Share」の略で、1株あたり純利益(当期利益や当期純利益など)ともいわれます。1株あたりの利益がどれだけあるのかを示すものです。

EPSは、当期純利益÷発行株式数の計算式で求めることができます。

引用元:バフェットコード

2012年から2018年までは右肩上がりでしたが、それ以降EPSは下がっています。

これはコロナウイルス蔓延による影響であると考えています。2021年からコロナウイルスによる影響が薄れてきたため、EPSも改善してきています。

今後もEPSの改善を予測したため、「」と判断しました。

PER

PERとは「Price Earnings Ratio」の略で、株価が1株あたりの純利益(EPS)の何倍まで買われているか。現在の株価が、その企業の利益と比べて、割高か割安かを判断するのに使われる指標です。

PERは、株価÷EPSの計算式で求めることができます。

引用元:バフェットコード

PERに関しては、2009年から2021年の間で約25倍付近を推移していました。

2022年に入ってからは、株価下落に伴いPER20倍を切るところまで低下していました。しかし5月以降は株価も上昇してきたため、PERも再び25倍付近まで上昇しています。

私の投資基準に照らし合わせると、今回PERは「×」と判断しました。

配当金推移

引用元:バフェットコード

配当金もグラフをみると、綺麗な右肩上がりです。10年前と比べると約2倍以上になっています。

また花王は、日本の中で最長の連続増配企業であるため、今後も増配は続くと思われます。

よって配当金推移は「」と判断しました。

配当利回り

配当利回りとは、株価に対する「配当金額の割合」を示す指標です。

配当利回りは、1株あたりの年間配当金÷株価×100(%)の計算式で求めることができます。

引用元:IRバンク

2022年6月現在は、配当利回り3%付近を推移しています。

2009年から2021年からは、配当利回り1.7〜2.9%でした。現在は株価下落に伴い利回りが上昇してきています。

この10年間は配当利回りを3%を超えていないため、配当利回りに関しては、「×」と判断しました。

配当性向

配当性向とは、会社が税引後の利益である当期純利益のうち、どれだけを配当金の支払いに向けたかを示す指標です。

配当性向は、1株当たり配当額÷1株当たり当期純利益×100(%)の計算式で求めることができます。

引用元:IRバンク

配当性向は過去10年間35〜60%を維持できています。今後も増配が期待できる水準です。

そのため配当性向も「」と判断しました。

営業利益率

営業利益率とは、効率良く稼げているか、すなわち「企業の稼ぐ力」みる指標となっています。

営業利益率は、営業利益÷売上高×100(%)の計算式で求めることができます。

引用元:バフェットコード

一般的に営業利益率が10%を超えると、稼ぐ力がすごいと言われます。

現在営業利益率は9%台を維持しています。10%台を超えている時もあったたため、今後の営業利益向上を期待したいです。

私の投資基準と照らし合わせると、今回営業利益率は「」と判断しました。

自己資本比率

自己資本比率とは、総資本における自己資本の比率を指します。自己資本比率は、企業の財務の安全性を分析するために用いられる指標です。

一般的には、自己資本比率が高い方が財務健全性が企業と判断されます。

自己資本比率は、自己資本÷総資本×100(%)の計算式で求めることができます。

引用元:IRバンク

花王の場合は40%後半〜50%後半と維持できています。

この推移を見る限り、かなり財務状態が安定していることが分かります

そのため、自己資本比率は「」と判断しました。

株主還元政策

配当・自己株式取得

当社グループは、安定的に創出されるキャッシュ・フローをEVA視点から下記のとおり有効活用し、さらなる発展をめざします。

・将来の発展に向けての投資 (設備・M&A等)

・安定的・継続的な配当(配当性向40%目標)

・自己株式の取得

2021年12月期は144円の配当を実施し、32期連続の増配となりました。

引用元:花王ホームページ

株主優待

花王の株式保有比率は金融機関と海外機関投資家が約8割を占めており、すべての株主の皆さまに対する公平性の観点から、現時点において自社製品などをお届けする株主優待制度は設けていません。

引用元:花王ホームページ

うちなーんちゅが購入を検討するポイント

わたくし、うちなーんちゅが花王を購入するポイントは、、、

うちなーんちゅ

ズバリ「PER20倍以下」もしくは「利回り3%以上」です!!

現在は3%付近を行き来しています。今後株価が下がり上記ポイントを満たす状況なら、積極的に購入していく予定です。

まとめ

  1. EPS(1株あたりの利益):○
  2. PER:×
  3. 配当金推移:◎
  4. 配当金利回り:×
  5. 配当性向:◎
  6. 営業利益率:◯
  7. 自己資本率:◯

結果: ◎→2 ◯→4 ×→2 

合計:16/21点

  • 愛せる銘柄:16点以上 
  • 保有を検討する銘柄:12〜15点 
  • 愛せない銘柄:12点以下

以上の結果より、花王は私の投資基準に照らし合わせると「愛せる銘柄」となります。

花王は、日本No.1の連続増配年数を誇っています。その年数はなんと驚異の”33年”です。

景気敏感株でありながら売上の多くはヘルスケア商品であることから、ディフェンシブ寄りの景気敏感株と捉えています。

今後も業績は安定して推移することが予測されるため、投資するポイントを満たせば積極的に購入していきたいです。

最後に、これから高配当株投資をはじめる”あなた”へ。投資は決して安全なものではなく、リスクを伴うものです。

しかしそのリスクを許容して高配当株投資をはじめることができれば、月1万円の”不労所得”も夢ではありません。

この記事を読んで、高配当株投資をはじめるきっかけになったらと思います。

これから高配当株投資をはじめる方向けに、おすすめ口座の紹介を別記事にまとめています。ぜひご覧ください。

うちなーんちゅ

最後まで読んでいただきありがとうございます!それでは次回の記事も”ユタクシウニゲーサビラ