ハイサーイ!うちなーんちゅです!(@utina-nntyu)
今回の記事は
- 今から高配当株投資を始めようと思っているんだけど…
- ネット上にある情報が多すぎて何を参考にしていいか分からない
- 銘柄分析する時間がないから、優良な個別銘柄の情報を教えて!
という”あなた”へ向けて、日本高配当株の個別銘柄について紹介・解説して行きます。
今回はたばこ事業最大メーカーの【日本たばこ産業】について解説します。
まず結論から言います。私の投資判断基準と照らし合わせると、、、
”日本たばこ産業”は
「愛せる銘柄」です!
私は高配当株投資を始めて、3年で年間20万円を超える配当金を得ることができました。しかし3年前は、なにも分からない状態から始めて何度も失敗を繰り返し、勉強しながら現在の配当金を得られるようになっています。
そこでこの記事では、高配当株投資初心者でも迷わずに優良銘柄を選定することができます。「高配当株投資の基本」となる企業情報や株式指標を用いながら解説していきます。
この記事を読むことで、なぜ”日本たばこ産業”が愛せる銘柄なのか?。日本たばこ産業がどんな会社なのか。日本たばこ産業の企業業績や、私の投資基準を基にした投資を判断する時期などを知ることができます。
それでは早速解説していきます。
- ”日本たばこ産業”への投資を考えている人
- これから高配当株投資を始めたい・始める人
- 高配当株で何に投資していいか分からない人
- 時間に余裕がなく、銘柄分析ができない人
- ”うちなーんちゅ”の投資基準を知りたい人
日本たばこ産業ってどんな会社?(2022年時点)

日本たばこ産業株式会社は、日本の食料品製造会社。たばこをはじめとし、医薬品、加工食品などを製造している。日本たばこ産業株式会社法に基づき、日本専売公社のたばこ事業を引き継ぎ1985年に設立した特殊会社。 財務省所管。日経平均株価およびTOPIX Large70の構成銘柄の一つとなります。
業種(セクター)・株式市場
- 業種(セクター):食料品
- 株式市場:プライム市場
会社概要
- 創業:1985年 4月1日
- 資本金:1,000億円
- 社員数:連結 55,381人(2021年12月31日現在)単体 7,154人(2021年12月31日現在)
事業内容
- 国内たばこ事業
- 海外たばこ事業
- 医薬事業
- 飲料事業
うちなーんちゅの投資判断基準
- EPS:維持もしくは右肩上がり
- PER:15倍以下
- 配当金推移:右肩あがり
- 配当利回り:3.75%以上
- 配当性向:理想は30〜50%
- 営業利益率:理想は10%以上
- 自己資本比率:最低でも40%以上・80%以上は最高!
- その他:過去の配当利回りを見て、投資妙味が出てきたとき
上記の基準をもとに投資するかを決めています!!
日本たばこ産業の企業分析(2022年時点)

各企業の投資判断する指標を
【優:◎→3点】・【良:◯→2点】・【不可:×→1点】の3段階評価で評価しています
- 愛せる銘柄:16点以上
- 保有を検討する銘柄:12〜15点
- 愛せない銘柄:12点以下
※私の個人的・独断的な見解なので参考になれば嬉しいです。
株価

株価は、2016年から下落基調となっています。2020年からは、2,000円〜2,400円台の中で推移しています。
ここ最近はボックス相場になっているので、自分自身が投資妙味を感じる利回りで買いたいところですね!
EPS(1株あたりの純利益)
まずEPSとは、「Earnings Per Share」の略で、1株あたり純利益(当期利益や当期純利益など)ともいわれます。1株あたりの利益がどれだけあるのかを示すものです。
EPSは、当期純利益÷発行株式数の計算式で求めることができます。
引用元:バフェットコード
- 右肩上がり:◎
- 横ばい:◯
- 右肩下がり:×
2016年からEPSは下降しています。20年からは改善傾向であり、22年も増加予想となっています。純利益も2020年を境に増加傾向に転じているので、今後も業績改善に期待しています。
EPSに関しては、「◯」と判断しました。
PER
PERとは「Price Earnings Ratio」の略で、株価が1株あたりの純利益(EPS)の何倍まで買われているか。
現在の株価が、その企業の利益と比べて、割高か割安かを判断するのに使われる指標です。
PERは、株価÷EPSの計算式で求めることができます。
引用元:バフェットコード
- RER15倍以下:◎
- PER15〜20倍:◯
- PER20倍以上:×
PER20倍を超えると割高と判断します。私の場合上記の数値が判断材料となっています。
PERに関しては、2021年を境に15倍付近を切っています。2022年に入ってから、PER10倍〜12倍で推移していました。このPERだけで見ると”格安”ではないかと判断できます。
従ってPERは「◎」と判断しました。
配当金推移
引用元:バフェットコード
- 右肩上がり:◎
- 横ばい:◯
- 右肩下がり、減配がある:×
配当金グラフをみると、2013年から右肩上がりで増配しています。残念ながら2021年に減配しましたが、2022年は増配を予定しています。
株主政策によると、配当性向75%を目標に配当還元していくとしています。そのため今後の配当金推移は、配当性向と併せて判断していかなければなりません。
今回、配当金推移は「◯」と判断しました。
配当利回り
配当利回りとは、株価に対する「配当金額の割合」を示す指標です。
配当利回りは、1株あたりの年間配当金÷株価×100(%)の計算式で求めることができます。
引用元:IRバンク
- 配当利回り3.75%以上:◎
- 配当利回り3.0〜3.75%:◯
- 配当利回り3.0%以下:×
2022年現在は、配当利回り6%付近を推移しています。日本たばこ産業は、高配当で有名な企業だけあって配当利回り6%は魅力的です。
今後も、自分自身が納得できる利回りとなれば積極的に買い向かってもいいのではないかと考えています。
直近5年は、配当利回り4%を超えているため、「◎」と判断しました。
配当性向
配当性向とは、会社が税引後の利益である当期純利益のうち、どれだけを配当金の支払いに向けたかを示す指標です。
配当性向は、1株当たり配当額÷1株当たり当期純利益×100(%)の計算式で求めることができます。
引用元:IRバンク
- 配当性向30〜60%:◎
- 配当性向0〜20%:◯
- 配当性向70%以上:×
配当性向は、2019年から70%を超えて推移しています。配当性向75%を上限に配当還元を行っていく株主政策であるため、今後も配当性向は注視しなければなりません。
チェックポイントと照らし合わせると、配当性向は「×」と判断しました。
営業利益率
営業利益率とは、効率良く稼げているか、すなわち「企業の稼ぐ力」みる指標となっています。
営業利益率は、営業利益÷売上高×100(%)の計算式で求めることができます。
引用元:バフェットコード
- 営業利益率10%以上:◎
- 営業利益率6〜9%:◯
- 営業利益率5%以下:×
一般的に営業利益率が10%を超えると、稼ぐ力がすごいと言われます。
このグラフを見てみると、2013年から営業利益率が25%付近で維持できています。国内トップのたばこメーカーだけあってかなり高い水準です。
現在、営業利益率は22%となっています。チェックポイントと照らし合わせると、営業利益率は「◎」と判断しました。
自己資本比率
自己資本比率とは、総資本における自己資本の比率を指します。自己資本比率は、企業の財務の安全性を分析するために用いられる指標です。
一般的には、自己資本比率が高い方が財務健全性が高い企業と判断されます。
自己資本比率は、自己資本÷総資本×100(%)の計算式で求めることができます。
引用元:IRバンク
- 自己資本比率80%以上:◎
- 自己資本比率40〜70%:◯
- 自己資本比率40%以下:×
日本たばこ産業の場合、自己資本率は40%台を維持できています。
2008年から、自己資本比率は40〜50%を推移しています。私自身自己資本比率に関しては、問題ないと考えています。
チェツクポイントと照らし合わせると、自己資本比率は「◯」と判断しました。
株主還元政策

配当政策・自己株式取得
引用元:JTホームページ
- 強固な財務基盤を維持しつつ、中長期の利益成長を実現することにより株主還元の向上を目指す
- 資本市場における競争力ある水準として、配当性向75%を目安とする
- 自己株式の取得は、当該年度における財務状況及び中期的な資金需要等を踏まえて実施の是非を検討
うちなーんちゅが購入を検討するポイント

わたくし、うちなーんちゅが”日本たばこ産業”を購入するポイントは、、、
ズバリ「利回り6.5%以上」です!!
現在は6%付近を行き来しています。上記条件を満たすようであれば、積極的に買い増しをしていきたいと考えています。
まとめ

- EPS(1株あたりの利益):○
- PER:◎
- 配当金推移:◯
- 配当金利回り:◎
- 配当性向:×
- 営業利益率:◎
- 自己資本率:◯

結果: ◎→3 ◯→3 ×→1
合計:16/21点
- 愛せる銘柄:16点以上
- 保有を検討する銘柄:12〜15点
- 愛せない銘柄:12点以下
以上の結果より、日本たばこ産業は私の投資基準に照らし合わせると「愛せる銘柄」となります。
ディフェンシブ銘柄としては配当利回りがトップ級の銘柄であり、日本たばこ産業は日本のタバコ会社のトップです。またタバコ会社は参入障壁も高いことから、ライバルと激しい競争にさらされることもありません。
購入を検討するポイントを満たすようであれば、積極的に購入しようと思います。
最後に、これから高配当株投資をはじめる”あなた”へ。投資は決して安全なものではなく、リスクを伴うものです。
しかしそのリスクを許容して高配当株投資をはじめることができれば、月1万円の”不労所得”も夢ではありません。
この記事を読んで、高配当株投資をはじめるきっかけになったらと思います。
これから高配当株投資をはじめる方向けに、おすすめ口座の紹介を別記事にまとめています。ぜひご覧ください。
最後まで読んでいただきありがとうございます!それでは次回の記事も”ユタクシウニゲーサビラ